2013-11-20から1日間の記事一覧

熊谷龍也「調律師」を読んで。

第一に思ったのは、熊谷の豊かな才能についてであった。熊谷は、思いつくだけでマタギもの、動物もの、仙台もの、戦争もの、教師もの、開拓もの、青春ものなど多くのレパートリーがあるが、これは、調律師の話である。あたりまえであるが、良く勉強したと思…

開沼博「フクシマ論」を読んで

この二日をかけて「フクシマ論」を読みました。自分なりのまとめと感想は以下の通りです。①同書は、2011年1月に東大に出された修士論文を中心とする著書であり、原発事故以前の「原子力ムラ」のレポート及び考察としてきわめて価値が高い。 ②「原子力ムラ」…