平和

25人の「戦争法案反対」とお願い

8月30日、全国の運動に連帯して、地元での街頭集会に参加してきた。勿論、安保法制反対の集会である。 それぞれプラカードを持って、道行く車や歩行者に訴える方式である。プラカードは、「安倍政治許さない」「戦争法案反対」「立憲主義を守れ」「戦争反対…

ヨハン・ガルトウンクさんのインタビューに思う

本日の朝日新聞に、「積極的平和の真意」と題して、ノルウエーの平和学者ヨハンさんの インタビューが載っていた。彼の主張をまとめ、私の感想を書く(1)まとめ a.私の言う「積極平和」と安倍政権の「積極的平和主義」はまったく異なる。「積極平和」は…

自民党の『「平和安全法制」に関するQ&A』への疑問・批判、そして総選挙を要求する。

(1)集団的自衛権をあたらしく認める根拠は、「安保状況の一層の厳しさ」と言っている。(前文、問1、問2、問5、問17、問28) 悪化は、いつと比べてか、米ソ冷戦時代、日中国交のない時代よりも悪化したと言えるのか?私は改善したと考える。冷戦時代や…

安倍総理の記者会見について思う

安倍さんの安保法制閣議決定についての記者会見をみた感想を述べる。(1)これまでの説明の繰り返しで、言い訳ばかりと言う感じを受けた。彼には、自信がないんだと思った。質問されると延々と力ない説明をし、質問時間をやり過ごそうと言う風に、私には見…

無法者の ○○師が、国民に不利益をもたらす

安保法制について、自公が政府案を正式に承認したというニュースが流れた。私はこれを法の支配を無視したもの(無法者)が、国民に不利益をもたらすことと考えている。何故自民は無法者か?自民党は、2012年4月自らの考える憲法草案を発表した。この憲法改正…

こりゃーもう総選挙しかないだろう

4月21日、安保法制について自公合意が成り、国会に提出の運びとのことだ。集団的自衛権行使を可能とすることの法制化である。そればかりではない。積極的平和主義という掛け声の下、自衛隊を国外で使うことの法制化である。戦時での自衛隊による後方支援…

安保状況は厳しくなったかーキューバ危機の頃と比べてー

前のブログで、キューバ危機について述べた。も一つ思ったことを書く。キューバ危機の頃に比べて日本をめぐる安全保障状況は、厳しくなったかどうかを考えてみたい。と言うのは、安倍自民党政権は、海外での自衛隊の活動拡大の理由が「日本をめぐる安保状況…

キューバ危機のころ〜自衛官の命について 、その他言いたいこと

昨年末以来、米国とキューバが関係改善の交渉を始めた。それで思い出すことがある。キューバ危機である。キューバ危機は、私が世界の動きに目覚めた最初である。それは、私が12歳、中学一年の時である。 1962年10月、テレビでは、こんなことを毎日言…

平和的積極的平和主義

現在政府・自民党は、現在の周辺事態法を超えて自衛隊の活動を拡大しようとしている。 私は、これは他国の戦争に日本を巻き込む可能性の方が高いので、自衛隊の活動を拡大すべきでないと思うのである。脳みそが混乱するので、現在の周辺事態法で考えてみる。…

雨が降り、暇でブログを書くー安保政策・集団安全保障について

今日から3日間仕事は休み。明後日は法事でつぶれるが、今日と明日は暇である。私の趣味は、畑と散歩と読書である。今雨が降っている。畑と散歩は出来ない。読書は、近頃しすぎたのでしたくない。そこで、ブログを書く。昨晩は、いろんな安保政策の損得を並べ…

安全保障も損得で考えよう。

安倍政権も、憲法9条の下で集団的自衛権を行使と言っている。解釈改憲じゃないと言っている。さあ大変なことになったぞ。憲法9条の下、日本の安全保障政策は、 (1)非武装中立(自衛隊改編あるいは解散・安保条約廃棄)、 (2)武装中立(自衛隊存続・安…

現状では、「武装中立」が正しい安保政策と考える(安保条約廃棄)

集団的自衛権の問題が生じるのは、日本が、日米安保条約を結んでいるからである。日米安保条約がなければ、自国が攻撃されていない場合でも、戦争中の米国をどうやって助けるか(集団的自衛権)なんて考える必要がない。旧安保条約は、1951年サンフランシス…

2・26事件よりも阿部定事件

一人ひとりは、世界や日本の動きにどれだけかかわれるのだろう。いやそれ以前に、ある出来事の本質をどれだけ認識出来るのだろう。色川大吉「ある昭和史ー自分史の試み」を再読して、こう思った。>昭和11年(1936年)は、私(小6)にとっては、2・26事件よ…

軍事抑止力の基礎も、双方の信頼なんだ

安全保障について、自分が思っている一番大事なことを出来るだけ短く言う。抑止力には、いろいろある。自衛隊・安保条約・集団的自衛権で守ると言うのは、軍事力による抑止力である。他の方法もいっぱいある。それについてはかつてブログで書いた。今は言わ…

グレーをブラックにするな

解釈改憲の自公協議は、武力攻撃に至らないグレーゾーン事態への対応から始めるようだ。5・15安倍首相の政府の「基本的方向性」では、我が国の離島に漁民を装った武装集団の上陸が例としてあげられている。これを安保法制懇報告ではより詳しく説明している。…

集団的自衛権は、国民の命や平和な暮らしを壊す

安倍首相は、5月15日の「基本的方向性」で、限定的な集団的自衛権を使うことが、国民の命を守ることと言って、具体例をいろいろ挙げている。最初と最後に言って、最も強調している事例を挙げて考えてみる。「いまや海外に住む日本人は150万人、さらに年間180…

俄か百姓に、戦争しようぜなんて言い出すな。

近頃僕は忙しい。それは農作業が本格化したからだ。夏野菜の植え付けだ。きうり、とまと、なす、ピーマン、青しそ、南瓜、スイカ、ささぎ、サトイモ・長いも(収穫は秋ですが)などいろいろある。 植え付けるためには、耕作しなければならないし、耕作するた…

憲法記念日に思うー日本国には交戦権がない

憲法9条を読んでみましょう。1項 ・・・「国権の発動たる戦争」・・は、・・・(国際紛争を解決する手段としては)「永久にこれを放棄する」 2項(前項の目的を達するため)・・・「戦力は、これを放棄」、「国の交戦権は、これを認めない」これを簡単にい…

曇らせてなるものか!!

またまた映画「二十四の瞳」見てしまいました。この映画は、1954年(昭和29年)制作です。この1954年は、戦後の歴史の大きな変化を象徴する年でした。と言うのは、自衛隊発足の年だからです。自衛隊は、朝鮮戦争時GHQの指令で1950年警察予備隊として発足…

集団的自衛権行使は、原発と同じ安全神話じゃないのか

集団的自衛権行使による行動は、日本国が直接攻撃されてなくとも、同盟国の米国が攻撃された場合、自衛隊が米国を守るため武力を行使すると言うことである。その利益は、「一緒に戦うからホントに守って」と米国に言うことにより日本の安全がより確実になる…

殺さないため盗むー池澤夏樹「カデナ」を読んで

1960年代末のベトナム反戦運動を描いた小説である。舞台は沖縄。反戦運動と言ってもただの運動ではない。アメリカの北爆情報(どこをいつ爆撃するか)を北ベトナム側に伝えると言うスパイ行為と米軍人の脱走を勧誘し援助すると言う二つの反軍・反国家行為であ…

北岡さん、あなたの考えはおかしいと思う。

朝日新聞2月25日に安保法制懇北岡座長代理の発言要旨が載っていた。その内容は、次の通りで、それぞれについて反論する。1.憲法9条1項の「国際紛争」を現在の「すべての国際紛争」という解釈から、「日本が当事者となる国際紛争」と読むべきとして、こ…

尖閣も国際司法裁判所にまかせようー国際協調に基づく積極的平和主義ー

次の2つの短文は、約2年前に朝日新聞に投書して「没」だった拙文です。尖閣も国際司法裁判所にまかせよう 領土問題の解決には、1.力による解決、2.外交交渉、3.棚上げ、4.国際司法裁判所(ICJ)裁定があると思う。尖閣の場合現状では、2・3は、…

「自衛隊員に先に死んでもらうべ」

今から50余年前、私が中学2年の時、授業中理科の先生が言った言葉でした。なんて冷たい言葉だろうと思いました。何のはずみで言ったのかは覚えていません。 その前年はキューバ危機の時でした。担任(英語)が、「ソ連の軍艦が米海軍の包囲するキューバにど…

特定秘密法保護法が成立した日に(2)

福島県9条の会講演会にいって来ました。中心的行事は、元・前町長3名のリレートークと憲法学者樋口陽一氏の講演でした。その要旨を簡単にまとめます。①元霊山町長の話○「国民の利益にならないもの」を「国益」と言っている。○原発関係を隠すのが、「特定秘…

「解釈変更による集団的自衛権行使容認」を批判する(1)

(1)「安保状況の激化」は、ためにする議論である。集団的自衛権を行使する背景を、「東アジア安全保障が厳しい状況になった」としているが、これは、集団的自衛権を行使したいがための議論である。「厳しい状況になった」のではなく、日本政府も自ら「東…

積極的平和主義とは何ぞや?

安倍首相は、国連総会で日本はこれから、「米国と一緒に積極的平和主義」でいくと言ったらしい。「積極的」になんていうと平和に一生懸命なんて感じを受けるが、平和主義の真逆なのだと思う。アメリカと一緒にということだから、現在ある条約・法律で言うと…

大石先生の戦後(教え子を戦場に送るな)

大石先生とは、映画「二十四の瞳」の大石先生である。 大石先生は、戦争で多くの近しい人々を失う。夫と教え子たちである。末っ子の長女も戦争に殺されたようなものだ。空腹で柿を食べようとして落ちて死ぬ。(原作では栄養失調だったかな?)先生は、末っ子…

領土問題解釈変更による集団的自衛権の行使反対

既に何べんか述べているので目新しいものはないが危機を覚えるのでまた意見を書く。安部政権の集団的自衛権行使の容認について反対する。その理由(1)集団的自衛権容認を憲法解釈によって容認することについての反対①内閣法制局解釈だろうが内閣解釈だろう…

軍事抑止力の限界と日本の安全保障

自民党幹事長の石破さんは、昨晩(7月24日)のNHKの討論番組で、「憲法解釈を集団的自衛権行使可能に変える。その方法は、「安保基本法」という法律でしたい」といった。 法律で行うというのは、勝手に政府解釈変更でやるよりは良い。たとえば「日本政…