いじめについて

 大津でいじめによる(と言われている)自殺があり、大きな問題となっている。これについて、この事件を防げなかった担任・学校・教育委員会・警察・加害側保護者の対応が問題となっている。
 確かに対応がまずかったのは間違いがない。その根本にあるのは、責任感の欠如である。自己保身優先といわれても仕方がない。断罪されて当然である。担任・学校・教育委員会・警察は、行政上の処分があってもいい。少なくとも何らかの謝罪はすべきである。
 しかし、一番罪深いのは、もちろん加害生徒である。厳しい処罰が必要だろう。

 (いじめ防止対策)
 1.私が考えるいじめをなくす基本の対策は、いじめをする側への対応である。いじめは昔からあり、どこの集団でもあり、人間の一つの性質でもあると思う。子供は、いじめに支配欲や楽しみ、自己肯定を見つけている。そしていじめられる側への思いには至らない。だからいじめる側へいじめるとまずい(不利益になる)と知らせることである。いじめをすると自分が学校等の公的機関から処罰されるということを知らせておくことである。
 処罰をする前に次のことが必要である。
 学校は、まずいじめの定義をしっかりして、それを生徒に入学式や始業式で周知徹底して、やった場合厳しく処罰すると明言し、それを実行することである。いじめの定義は、「相手が嫌がることを2度以上継続して行うこと」とし、生徒全員にいやなことは、いやだと相手にいい、かつ担任あるいは言いやすい他の先生あるいは保護者あるいは外部機関にいうことを徹底させる。(これは、保護者も同席のところの方がいいな)加害生徒の処分は、最低でも親を呼び出し、親子ともども注意すると事前に周知徹底しておく。当然出校停止もあると言っておく。内申書に響くとも言っておく。もちろん実際はそうはできないが。
 被害生徒が、言いつけたらさらにいじめに遭う、エスカレートすると恐れるのは、加害生徒への処罰が甘いからだと思う。これを明言しておけば、いじめられた側も言いやすいだろう。さらにいじめられて学校が嫌な場合転校の権利があることを明示し、かついじめた側の名・行為をを転校後告げることということを、学校の初めに言っておくことだ。もちろん外部機関の連絡先は、(これ見よがしに)教室等に掲示等しておくことだ。
 こんな対策はいじめ抑止になると思う。