池波正太郎と横溝正史と森村誠一と和久俊三を1〜3冊づつ読んだ。かつて良く読んだ作家たちだ。しかも印象に残っていた小説たちだ。まあまあ面白かったという程度かな。
知っている話なので、興味がかきたてられるということはない。
思ったことを若干帰す。
①池波の鬼平や剣客は、近頃読んだ磐根と同じ構造を持つ。主人公を中心に人のつなが りが広がるという構造だ。いや磐根の作者がまねたんだろうか。名前はなんて言った っけ。
②横溝と森村のは、やはり本格推理だね。森村の山岳物を二つ読んだが、山岳物は、新 鮮だねえ。山の描写が良いと思う。青春の本と言う感じがする。横溝は陳腐と言う思 いを持った。
③和久は、赤かぶを二つ。まあまあ面白かった。今も書いているんだろうか。
④いずれも若いころいっぱい読んだ作家たちだ。エンターテイメントだがね。
その後は、山本周五郎・藤沢周平・浅田次郎などを読むようになった。この数年は、
現代の流行りを少々読んでいるね。東野・湊・熊谷なんかだな。特に熊谷はいっぱい 読んだネ。まあ面白いね。しかし、感動的なのはいまいち少ないねえ。熊谷が一番か な。ただ昔ほど感動しないな。これは俺の年のせいであるな。