誰に、どの党に投票するかなあ

 明日はいよいよ参議院選挙。だれに投票するか、どこに投票するかいつものことだがやはり迷う。

仕方ない。まあ考えてみよう。

①人か政党か。→政党で選ぶ。
人柄なんては、分からないから判断の根拠にできない。
「信頼できる人に投票を」と言うことが言われるが、その人の信頼性なんてわかるのだろうか疑問。「悪いことをしない」なんていう点では、立候補者みんな大丈夫。悪いことをする人もいるかもしれないが、そんなのわかりっこない。
 
また多分、立候補者全てが「日本や社会のために」と言っているだろう。俺は、立候補者全てが、「日本や社会のために」という気持ちもあり、自分のためという(高収入・地位・名誉・便益等々)気持ちもあると思う。だから区別できない。
そうするとその人の経歴・性別・言い方・しぐさ・年齢・評判・美醜なんてのは、判断基準にならないと考える。

それでは、「自分は、当選したらこうしたい」と言っていることから決めるしかないか。そうは言っても、個人でどうしようなんて言っても政治の場では無意味。主張の同じ人で作った政党の良い分で決めるしかない。
 
ここで一つはっきりしているのは、ある重要な点で、その党に属していて、その党と違うことを言っている人は、あるいは言わないのは、選ぶ対象外、問題外ということ。
 沖縄での「普天間基地県外移設」なんかその典型だな。党全体が辺野古へと言っているのに、その党に属しながら「県外移設」なんてのは、一番はっきりしていて選ぶ対象外。福島県の場合は、重要なことは、復興や原発かなあ。党全体が原発推進にかじを切っているのに、その党に属しながら、原発について反対なんてのも論外。


②政策について
  基本的には、
戦後民主主義の継承発展(政治・社会)
②戦後平和主義の継承発展(外交)
少子高齢化社会に対応した経済・社会
        を目指すべきものと俺は、考えている。

この選挙の争点と言われていることについて

ア)アベノミクスには反対。
(理由:アベノミクスを政府・日銀のマネー供給によるインフレ政策と考える。インフレは、庶民に良い影響がなく、借金増大で危ない。③に合わない)

イ)消費税増税条件付き賛成あるいはやむなし
(条件・・・最低限の生活にかかる消費税無税化あるいは、低税率。たとえば食糧費で  は、米・小麦・塩などは0%。1枚300円以下の下着類は0%など)
(理由・・・少子高齢化での社会保障負担増大に対応。財政再建や国家の信認のため増税 やむなし。高齢者に金融資産多し。そういう人の消費に課税する。
        
 消費税は、逆進税であるが、その性格を弱くして税収を確保
  
ウ)相続税強化や所得税累進課税強化には大賛成である。(これは争点でないか)
     
相続税強化・・・この人生での勝利者が、自分の子孫に残す気持ちはわかるが、その子孫たちが初めから圧倒的に有利というのは良くない。できるだけ平等なスタートで競争をさせたい。
所得税累進課税強化・・・この競争社会での勝利者は、その利益を自分の努力能力幸運等で得たわけであるが、社会のインフラ・他の人々の協力もあってこその利益と思う故、社会に還元すべきと思う。
  

エ)原発は、廃止。
その理由は、放射性廃棄物の処理ができていない点である。もうこれ以上将来の人々に手に余る負担は残すべきでない。巨大な借金を残すだけでも申し訳なしと思うから。
  
そのほか原発廃止の利点。
①省エネ技術の進歩、②省エネ産業の発展、③省エネ生活は、日本国民の美徳−子孫への良き伝統の継承(たとえば「もったいない」)④廃炉技術の発展 輸出、⑤新産業の発展(自然エネルギー関連)、⑥後輩・子・孫・その他送れてくる人々への思いやり
  
原発推進の欠点(再稼働・輸出)
①今の利益を重視、②将来世代を無視、③実際は高いかも。④相変わらず危険かも、⑤原子力村住民だけの利益。基本的に不道徳である。
  
オ)Tppについて
基本的に賛成。自由貿易は発展のもとであったと思う故。これからもそれを回避してはやっていけないと思うから。もちろん、FTAやEPA交渉も賛成。
すべての交渉に参加して意見を述べるべき。だめであれば、締結しなければよい。そんなこと、米国の言いなりの日本政府にできないから駄目というのはおかしい。国益優先で交渉すると言っているのでそうやらせなきゃ。

カ)憲法改正反対

特に自民党は、どう改正したいか明確にしている。その点で評価している。こうしたいと言っているのだから。
    
さて自民党案は、戦後民主主義・平和主義を否定している。特に人権規定は、問題外に悪い。政治をやるものが、国民が邪魔にならないようにという発想だ。系譜をたどれば明治の自由民権が自民党の源流。恥ずかしいと思わないのか。自由民権の植木枝盛中江兆民やその後の人権抑圧に泣いた数々の人々、人権抑圧の典型=戦争犠牲者が泣いてるよ。
故に自民党は絶対応援しない。その関連の政党(維新はほぼ完全に一致。みんなもかなり一致)も応援しない。


もちろん全て一致する政党はない。どれに重きを置くか。
 
TPPと消費税については、中味は不明確だが、進み始めている。基本的に賛成であ  る。よって優先順位低い。
アベノミクスは、優先順位は大きいが、これも始まっている。そして成功可能性の低い道を進んでいる。止めようがない。止めるとまずいか  もしれない。よって選択 の条件となる順位が低い。
原発は、まだ決まっていない。憲法改正も決まっていない。つまり原発憲法改正が  優先順位が高いと考える。
そんなことで投票しようと思っている。