尾瀬再訪

1泊2日で、尾瀬へ行ってきた。尾瀬には何べんも行っている。今回の尾瀬は、多分10数年ぶりだ。

前日桧枝岐に泊まり、翌日御池まで自家用車、そこから沼山峠までシャトルバス、そして大江湿原・尾瀬沼と言ういつも通りのコースだ。

ニッコウキスゲが目的だった。7月中旬が見頃ということはきいていたが、それが仕事の都合でいけない。
昔良く行ったのは、7月下旬。そのころ、キスゲの真っ盛りと言うのを数多く経験したので、任天実行。

峠を折り始めてすぐの展望台からは、黄色が全然見えない。大江湿原に出てもない。も少し行く。良く見るとそちらに1つ、こちらに2つと言う感じである。尾瀬沼が近づくとやっと群生にが見えてくる。それにしても小さい群生だ。

やはり、時期が遅かった。それに花が鹿に食われるのだそうだ。昨年は全滅とのことだ。今年は、パトロールや空砲や駆除でようやく復活したのだそうだ。

40年前、母と見たあの全面黄色のじゅうたんはなかった。20数年前子どもたちと見たキスゲの大群生はなかった。10数年前妻と見たあの一面真っ黄色がなかった。

大江湿原にニッコウキスゲは少なかったが、人もまた少なかった。時期がずれているからだろう。かつては、ほとんどが土日の訪問で、今回は週日ということもあるだろう。

それにしても人が少ない。良いことか悪いことか。
観光産業上は良くない。しかし、保護にはいいかもな。ゆっくりみられるという点では、明らかに良い。

そして、自分の年齢を自覚した。この時間であれば、10数年前であったら、尾瀬沼一周はしていた。妻に誘われたが、くたびれたので断った。

そうだ。もう急がず、無理せず、ゆっくりの方が似合っているし、そうしたいと思う年頃になったのだ。