デイオバン戦記

例の降圧剤デイオバンを10年以上飲んでいた。

問題が露見したころから気にしていたが、7月末のNHK特集で決心した。俺は、あんないい加減なと言うか、ずるい会社の薬は飲まないぞと。製薬会社がデータねつ造で売った薬なんぞ飲まないぞと。

8月1日、主治医のところに行って、血圧の薬をコニール一つにしたいと言い、デイオバンを飲まなくした。ところが4.5日たつと血圧が上150〜160、下90〜100とかなり上がった。それまでは、上120下80でほぼ安定していたのに。
それで医者へ行き、相談して、レニベースという降圧剤に変えてもらった。これは人により空咳が出るという。その薬を飲んで、5日目、咳が出始めた。しかも血圧は、高値安定だ。

無念、戦闘中止。2週間戦い降伏してデイオバンに復帰した。

それにしてもノバルテイスという会社は、年1000億、開発してから1兆円以上売り上げたという。治験の数値をごまかして、「脳卒中に効果あり」と言う誇大広告で売ったという。しかも他の降圧剤より高いという。

もしそんな誇大広告がなかったらそんなに売れなかったろう。採用する医者・病院が実際より少なかったのは間違いない。その儲けは、ズルした儲けだ。そして医療保険財政を圧迫するものだ。医療保険財政が苦しくなって、「高齢者の自己負担を増やすか」なんて問題になっているときにだ。ズルして保険財政から儲けていると俺は思う。

大学は一体何しているんだ。厚労省は何しているんだ。ちゃんとせよ。
一般の商品がこんなごまかしをしていたら、厳しく批判されている。不買運動の対象になるはずだ。

いやー、彼らは儲け仲間なのかもね。デイオバン利益共同体なのかもしれないな。そうでないならノバルテイスを批判せよ。(批判してるかもしれないが)
それにしても、日本医師会は非難しないのか。科学者団体や薬学団体は批判しないのか。
彼らもまた、利益共同体なのかも。

少なくとも、健康保険組合・共済組合・国民健康保険組合は、批判してるのだろうな。高
い薬を買わされているのだから。