お・も・て・む・き

本日の朝日新聞の「かたえくぼ」である。「汚染水はコントロール」とあり、表題の「表向き」の発言は、もちろん安倍首相である。

傑作だ。大傑作だ。本質をえぐっている。その通りだ。その通りだ。笑って笑って、そして悲しくなった。泣きたくなった。

俺は、「嘘をまことに」という意見を書いたが、嘘じゃないんだ。原発汚染水コントロール」というのは、表向きなんだ。そうか。そうなんだ。原発事故被害に遭っている俺たちは、表向きを言われてもねえ。・・・悲しいよ。俺たちは捨てられているんだと思う。

どうせ、原発汚染地域なんて、とうの昔から最終処分場にしようと思っているんだろう。一番困っていた最終処分場ができて喜んでるんだろう。

そんなことおれも昔から分かっていたよ。

馬鹿な奴らだ、なんて思っているんだろう。利益につられて、危ない原発受け入れて、誰かの発言のように「東京は福島から250キロ離れているのでオリンピックは安全」なんて思っているんだろう。

ひがみと思うが、どうも夜勤明けの頭は、感情的になる。

井上ひさしの「吉里吉里人」や西村寿行の「蒼茫の大地滅ぶ」を思い出した。どちらも
東北の(一地方)の日本国からの独立が主題と思った。

沖縄の人たちも「本土から捨てられている」という感情がどこかにあると思う。日中の武力衝突が起きたら真っ先にやられるのは、沖縄だと思うからなあ。米軍基地が圧倒的にあるんだから。米軍基地は、日本全国の安全という利益になるという理屈で、危険なものを沖縄におっつけてる。原発と同じだね。

沖縄の人よ、安心せよ。中国は原爆持ってるぞ。北朝鮮はテロやるぞ。沖縄だけじゃないぞ。やられるのは。もちろん汚染水をため込んでアップアップしているわが福島も、真っ先にやられるぞ。遠い海上からの通常爆弾で終わりだ。知らんぷりして、東電下請の下請けの会社員になり済ますなんて日本人と同じ顔の中国人・朝鮮人には簡単だ。爆弾使わなくとも簡単なんじゃないか。破壊するのは。
米軍や自衛隊をいかに強力にしてもこんなの守れないぞ。

あーどうも駄目だ。感情的になる。

今日の天声人語は、これまた本質を突いているな。「日本が攻撃された場合、個別的自衛権で、米軍を自衛隊が守れる」と宮沢首相も中曽根首相も国会で何十年も前に答弁しているのだと。初めて知った。しからば何故憲法解釈を変更するのか。

人語いわく。「今の政権が解釈改憲で行使しようとしている集団的自衛権は、日本が攻撃されていない場合でも米軍を守ることにしようということらしい、それは、米国の戦争に巻き込まれる危険性を増す」

まったく同感だ。

野党よ、公明党よ、内閣法制局の役人よ、自民党ハト派よ、かつての自民党の大物たちよ、悪い意味で「戦争を知らない」安倍さんたちを抑えてくれ。俺たちの子どもや孫を
、大きな借金や原発廃棄物を残される俺たちの子どもや孫たちを「戦争を体験してよく知ってる」子どもたちにしないでくれ。