備忘のために。
(1)藤巻健史「ひとたまりもない日本」
基本的経済知識不足のため、内容の80%は分かっていない。そして三日前に読んだものなので良く覚えてもいいない。
○多分言っている(と俺が思った)こと
ア)日銀を使ったお金をバンバン出回らせる政策は、景気を良くしないし、ひどいインフレーションを起こす可能性がある。
イ)現在の日本の問題は、円高にある。円安政策をすべきである
ウ)膨大な借金による財政破綻が迫っている
エ)その破たんは、ひどいインフレを起こし国民生活を崩壊させる。しかし借金は棒引 きとなる。その時は円安となり、輸出産業を中心に日本は再生する。
オ)現在の政策としては、マイナス金利政策をすべきである。
○感想
財政破綻は本当にきそうな気がする。毎年収入の3倍も遣って、これまでの借金が
年収の20倍以上もあるなんてただじゃすまないな。
ひどいインフレの時、国民の資産は紙くずとなって消える。その時も円安となるので、比較円高の今、円を外貨に換えて、外国株や外国銀行に預金せよというのは正しいとおもう。
しかし、そうならない=ひどいインフレにならない方法はないのかな。彼が提唱しているマイナス金利は分からない。
(2)小室直樹「政治無知が日本を滅ぼす」
主張は、「政治家の倫理は常人とは違う。政治家の義務は、国民の安全と生活を保障し、国を繁栄させ、外敵から守るにある。近代ではその上デモクラシーと国民の権利を守るにある。この目的のためなら普通の人間に許されないことも許される」ということである。
それを、歴史上人道的には悪人と言われる始皇帝・ネロ・煬帝・則天武后・ヘロデ・ヒットラーを例に出し、彼らの功績を示す。
感想
確かに政治家の評価は、結果であり業績によって決まるとおもう。道徳的判断で評価すべきでないとは思う。しかし、現代では、一般人程度の道徳は最低必要条件なのではないか。それがあったからって業績がなくなるとは言えないのじゃないか。
筆者は、田中角栄の擁護論を打っているようである。田中角栄にも功績がある。業績も簡単に評価はできない。それと、悪いことしたら悪いということもまた言える。