俄か百姓に、戦争しようぜなんて言い出すな。

近頃僕は忙しい。

それは農作業が本格化したからだ。夏野菜の植え付けだ。きうり、とまと、なす、ピーマン、青しそ、南瓜、スイカ、ささぎ、サトイモ・長いも(収穫は秋ですが)などいろいろある。
植え付けるためには、耕作しなければならないし、耕作するためには、ゴミとり・草むしりをしなけりゃならぬ。その上この頃の大風。きうり12本のうち何と8本が折れてしまった。それに輪をかけて、この乾燥だ。毎日水かけが大変だ。

僕は近頃忙しい。それなのに、安部首相は、暇にまかせて仲間に屁理屈を作らせて、憲法の命令を無視し、「戦争をしよう」なんて画策している。
公務員の憲法擁護義務に黙って従って、積極的に平和外交に徹しな。まずは中国・韓国と仲良くすればいい。そのためには、歴史認識を改めな。わからんなかったら、アメリカに聞きな。「君の国は、かつて悪いことをして、僕に懲らしめられて、反省して世界の仲間に入れてもらったんだよ」って教えてくれるだろう。

戦争をしようなんて言っていないって?
安倍首相の5月15日基本的方向性の一節に、「日本は再び戦争をすると言った誤解がある。しかし、そんなことは断じてありえない。日本国憲法掲げる平和主義はこれからも守り抜いていく」とある。これは意味を持たない言葉の遊びだ。

しかもこれは大嘘だ。もうすでにとっくに日本は戦争をする国になっている。
自衛隊は、自国が攻撃された場合戦うための存在だ。戦わないなら自衛隊はいらない。安保条約は、日本国内の米軍施設が攻撃された場合、米軍と一緒に戦うと言う条約だ。

戦争をしないなら、自衛隊法を破棄し自衛隊を解散させよ。安保条約を破棄せよ。抑止にしか使わないと言うなら、使わないものは、相手が使わないと知っているんだから
抑止にならない。

それにしても安倍首相はずるい。「基本的方向性」では、集団的自衛権を直接どういうものか言っていない。ちびっとだけ、限定的に使うことを検討するなんて言っている。その点安保法制懇報告の方ははっきり言っている。

報告Ⅱの2憲法上認められる自衛権の(2)で、「集団的自衛権とは、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていない場合でにも、実力を持って阻止する権利と解されている」と言っている。

実力を持って阻止するとは、戦争をすることだろう。戦争以外の何でしょうか。つまり、集団的自衛権とは、自国と密接な外国と一緒に戦争するということだ。自国が攻撃された時の戦争、自国内の米軍基地が攻撃された時の戦争を認めていたのに、今度は自国が攻撃されてなくとも戦おうということなのだ。

国民は忙しい。平和的手段で平和を追求せよと言うのが、憲法の命令なので、それを黙って実行せよ。もし平和のために、集団的自衛権を使いたいと言うなら、憲法改正を国民に願いでよ。その時考えてやる。