馬鹿にするな。米国よ、安部政権よ。

昨日から同級会で飯坂温泉の大鳥荘泊。久しぶりの震度4の地震で朝早く目を覚ました。エレベーターが使えなくなったので、階段を下りてフロントは行った。

朝日新聞トップ記事を見て、地震以上にびっくりした。

「米艦で邦人救出」米拒む、と言う記事だ。集団的自衛権を行使したい安倍内閣が、国民への説明で一番強調したのが、邦人を救出する米艦を自衛隊が守らなくていいのか?と言う問いかけだったはずだ。

この事例なら、公明党集団的自衛権行使を認めることを検討と言う報道もあった。やはりだめか、公明党。政府・自民は高い要望を出して、公明党が少し押し返すふりをして茶番劇の幕引きか、なんて思っていたけれど。

1990年代の日米防衛協力ガイドラインの協議で、日本から「戦争が起こった場合、米艦で日本人を避難させてくれ」とお願いしたところ、当時の日本政府の担当者の話によると、「米国の救出作戦は4段階に優先順位があり、米国籍、米国の永住許可証の所有者、英国民らが優先で、日本人は、最後のその他に位置付けられている」(朝日新聞)なのだそうだ。

日米同盟なんてこんなもんだよ。基地を置いてやって、思いやり予算を付けて、地位協定で不平等を甘受して、こんなもんだよ。「その他」なんだ。それなのに、日本が攻められてなくともアメリカのために戦争をするのかい?人がよすぎるんじゃないのかい。

いつも言うとおり、北朝鮮と韓国・米国が戦争になった場合、中立宣言した方が安全だろう。韓国内にいるメキシコ人・フランス人・スペイン人なんかと同じで、北朝鮮の敵国人にならない方が、日本国民の生命は安全だろう。米国を何らかの形で(たとえば1999年周辺事態法により公海上で後方支援)応援するより、中立=敵にならない方が安全だろう?

米国は、日本人を特別助けはしないと言うことをわかっていながら、集団的自衛権の一番の例として出す安倍政権は、不誠実な内閣だ。日本を特別助けはしない米国を応援して北朝鮮と戦うのかい。
国民をだましている。国民をばかにしている。もし知らなかったと言うなら、口では国民の安全なんて言いながら、ホントはまったく国民のことなんて考えていない無責任な内閣だ。

他のマスコミには読売・日経・毎日・福島民報にはこんなこと載ってなかった。テレビでも、知る限りやってなかった。

サッカーもいいが、これは、「日米同盟」の本質にかかわるので、大きく取り上げて欲しいな。