雨上がりの朝

雨が上がりました。休みの二日目です。散歩に出ました。

気持ちがいいなあ。

ふと口から出た歌は、「雨上がりの朝〜届いた短い手紙」でした。多分チェリッシュの歌です。昔の恋人から「結婚する」と言う手紙をもらったと言う歌でした。そうだ、「結婚するってほんとですか」と言う歌かな。

「優しい手紙を待っていた」と言う歌詞があるので、ホントはまだ昔の恋人が好きで諦めてなかったのでしょう。ホントに失恋しちゃったと言う歌ですね。

変な連想が頭に浮かびました。今日の朝日新聞一面に「明日にも、集団的自衛権決定」とありました。一昨日「公明党の地方組織で集団的自衛権に反対続出」「政権離脱という意見も」なんてニュースがあったので、ひょっとしたら公明の政権離脱で閣議決定なしなんて「優しい手紙を待っていた」ら、やはり厳しい現実の新聞一面でした。

郊外の道を歩いていきますと、小学生が5,6名集まっています。向こうからも数名歩いてきます。先頭の子どもが黄色い旗を持っています。大人も3名います。どちらの学校ですかと聞くと、結構遠い小学校名を挙げた。歩くことで足が強くなるよと心で応援しました。

この子どもたちが大人になるころ、日本はどうなっているんだろうか。1000兆円の借金なんてどう考えても尋常じゃない。アベノミクスは、政府が借金で作った見せかけの景気よさなんじゃないか。それがつぶれて円安、株安、ひどいインフレ、殆どの国民の窮乏ということにならないか。この可能性は高いと思うなあ。しかもすぐそこに来てると言う気がする。怖い。やはり外国預金かなあ。円安だったら得にもなるしさ。

この子たちが大人になる頃は、集団的自衛権で米国と一緒に戦って、自衛隊員戦死(これは可能性高いと思う)、国内でテロ攻撃を受けて経済崩壊なんて可能性もあるなあ。

1931年満州事変のころ、中国との全面戦争→米との戦争・敗戦・焦土なんて想像してた国民はほとんどいなかったのだと思う。原発事故もまた同じ。・・・だから、テロで経済壊滅もあると思わなきゃね。

敵を作っちゃいけないね。集団的自衛権は、敵を作るものだ。馬鹿だなあ。
尖閣なんぞ、少し戦ってくれっちゃえ。その前に国際司法裁判所に訴えておいて、取られたら、「中国は裁判で決めようと言ってたのに侵略した」と永遠に言って責めればいい。もっとも、中国本土を何年も日本軍が蹂躙したことに比べりゃ圧倒的に攻撃材料としては弱いけどねえ。俺のとうさん、爺さん世代はまずいことしてくれたねえ。

焼身自殺で思い出しました。新谷紀子「フランシーヌの場合」と言う歌。確かベトナム戦争に反対してパリで焼身自殺した若い女性を歌った歌です。日本でも関心をもたれて歌になりました。今回の焼身自殺未遂が政治的意図をもつなら、フランシーヌとだいぶちがいますね。今回は、冷たい視線が多かったと言います。無関心?時代の吹く風が違うんですね。どこに流れていく風なんでしょう。血なまぐさい風だと嫌ですねえ。

この雨で作物も草もすっかり元気です。みるみる成長するようです。

そういえば作物ですが、初めはなかなか成長しません。ある時から一気に大きくなり花を咲かせ実を付けます。初めは根っこを伸ばしているのかな。

「軍隊を持ちましょう」、「米国と対等になり一緒に戦いましょう」、米英露仏中と同じように軍事力や戦争で片を付ける国になりましょう。独伊もあとでそうなったんだし、と言う普通の国指向がとうとう花開き実を結びそうです。・・・随分かかったですね。
頑張ったね、9条。
根は自衛隊・安保でした。茎は、PKOに自衛隊派遣や周辺事態法等ガイドライン関係法、葉は、機雷掃海艇派遣・イラク派遣かなあ。いよいよ花が咲きますね、そして実がなります。私には、血の色の花と戦争と言う毒の実に見えます。成長する時は早いものです。

「戦争はいや」と言う人達はこれまで9条を頼りにしてきました。それは憲法違反だ、と言ってブレーキをかけられました。しかし、安倍さんの言うとおり、9条が集団的自衛権や現在の集団安全保障(多国籍軍参加)も認めるとなれば、(それは民主主義の根底を破壊するものですが)9条は、戦争を広く容認することとなります。・・・あれー、日本って戦争放棄したんじゃないっけ?どう考えても変ですよね。

とにかく9条は規範力を完全に失います。

「戦争はいや」と思う人は、これからは9条を頼りにしてはいけません。護憲とか9条を守れとか言っても無駄です。9条は、戦争を容認するのですから。そうでしょ、安部さん。そうでしょ、自公の皆さん。そうでしょ、国会議員の皆さん。
最高裁裁判官さん、統治行為ですから、合憲でも違憲でもどちらでもないんですよね。9条は、自衛隊のことなんぞ言ってないんですよね?

戦争はいや」と思う人は、それを各人でやらなければなりません。デモを打つのもいいでしょう。街頭に立って演説もいいでしょう。署名もいいでしょう。集会もいいでしょう。友達と話すのもいいでしょ。
簡単なのは、今度の選挙で自公政権・維新・みんなに投票をしないことです。逆にまた、力が正義、戦争で勝った方が正義、自分はいやだけれど自衛隊員が命をかけて戦ってくれると言う人、自分こそ、悪いイラク北朝鮮や近頃生意気な中国韓国との戦争に兵士として参加するぞと言う人は、自公・維新・みんな・前原などに投票するといいでしょう。
年とって兵隊にはなれない人は、若者を鼓舞したらいいと思います。「なあみんな、戦前の日本は悪くなかったんだぞ。それなのに近頃生意気に中国韓国がのしてきている、一旦何かあれば日本国のために頑張るのだぞ。馬鹿にされるなよ」って。

まあ、戦争で死にたくない自衛隊員はさっさと辞めることです。出動命令が出てからでは、逃げるのは逃亡罪になると思います。多分。子どもを戦争に盗られたくない夫婦は子どもを産まないことです。どこかに逃げるのもいいでしょう。外国が良いかな。コスタリカは、軍隊がないですので、そこの国民になるなんていいかなあ。でもそこはテロがあるのかもなあ。実情はわかりません。

俺は、殺すのも殺されるのもいやだな。そんなことになれる訓練は尚いやだな。侵略されたら降伏するか。そうすりゃ、人を殺さず殺されもしない。多くの日本人が賛成するなら、非武装抵抗もいいな、しかし、これは苦しいな。裏切りがあるだろうからな。
降伏した時、もちろん俺の妻や娘や他人でも、外国人に襲われているなら、石もてあるいは木刀であるいは口でかぶついて助けるぜ。多分銃弾で殺されるな。しかし、そのぐらいの気持ちはまだ多くの日本人にはあるだろう。男にも女にだって。自衛隊員の命で自分や家族や仲間の生命自由財産を守ってもらおうなんて卑怯だぜ。自衛隊員の命で国際貢献(積極的平和主義)なんてずるいや。

こんな手もあるな。中国の子分になると言う手。どうせ、今は米国の子分でしょ。昔も今も。集団的自衛権なんて、アメリカにずっと前から言われてたんでしょ。今度12月に新ガイドライン作る時、「僕こんなことしました、ほめてください」って言いたいため、やるんでしょ、安部さん。
アメリカ「よしよし、よくやった。今度俺んちに新しく燃料出ることになったし、中東は俺もどうしようもないので、あのシマから手を引きたい。今度は、お前もすこしやれ。」

日本は昔、中国の子分だったことがある。いやその時期が長かった。あそこは中華故に、「親分!」と行くといい待遇にしてくれる。「汝を日本国王に封ず」なんて印でも貰ってさ。一国4制度(香港・マカオ・台湾・日本)なんて言ってさ。

そんな妄想をしながら、散歩をしてきました。