古い映画の一人観賞会

近頃100本約1万円で買ったDVDの映画を見ています。著作権切れの古い映画です。

学生時代から現役時代、劇場でもテレビでも殆ど映画は見ていません。それが退職後
少しずつ見るようになりました。暇になったんですね。「男はつらいよ」「24の瞳」は、退職後に出会った映画です。

今見ているのは、名画と称される古い映画たちです。その中でもラブロマンス編なるものを見ました。

そこで感想を述べたいのですが、どんな中身だったか、かなり忘れました。頭に残っている思ったことを少々書いておきます。

終着駅・・・
どなたかのブログで推薦がありましたので、この映画から見ました。女の人の心をくすぐるような映画なのかな。恋と家庭、どちらを選ぶか、少々ドキドキして見ました。駅だけで話が終始するという珍しい話。も一度見たいとは思わない映画でした。

上海特急・・・
映像・録音が悪く、話がよく見えませんでした。これだけが感想。二度と見ない映画です。

ロッコ・・・
映像が悪い。話はわかりましたが、ひどくつまらない映画でした。マレーネ演ずるヒロインは、軍隊について行ってどうするんだろうね。二度と見ない映画です。

邂逅・・・
船で出合ったプレイボーイと歌手の恋の話。歌手は交通事故で半年後の約束を守れない。最後にふたたびめぐり合うのだが、男の書いた女の絵の流れがよくわかりませんでした。俺はポイントがわかっていない。も一度見ればわかるんだと思うが、あまり見る気はしません。

旅愁・・・
面白い設定の映画。飛行機事故で死んだことになった二人の恋の話。男には奥さんがいる。女が身を引いて、男は結局日常の生活に戻る。イタリアに行ってみたくなった映画です。も一度見てもいいなあ。

フィラデルフィア物語・・・
すぐ破たんした結婚を遠回りしてやりなおす話。この女、嫌な女だなあと思っただけ。二度と見ない映画です。

心の旅路・・・
いい映画でした。記憶喪失を扱っています。女の愛が深い。「生まれ変わってもまた一緒になろう」なんていう人々がいますが、おそらくそういう人は少ないでしょう。この愛の場合、男は2度、この女に恋をし、愛しました。最後がホントにいいなあ。も一度見てみたい映画です。

カサブランカ・・・
名画と言われるだけのことはあります。男の深い愛がいいなあ。俺は、寅次郎の愛を思い出しました。寅はダメな男ですけど、この映画のヒーローは、すごい男。昔の恋人を今でも好きなのに夫にゆずります。かっこよすぎるよ。夫も妻を愛する故、妻をゆずろうとする。愛があふれた映画です。寅は自分がだめなことを知っていて身を引く、あるいは逃げます。これもかっこいいとは言えないが、誠実とは言える。
。ヒロインの方は、どちらの男も愛しています。多分。それがあり得ると思わせられた映画でした。「君の瞳に乾杯」という文句もいいなあ。なるほど瞳のきれいな女優です。しゃれた男女の会話。文化が違うなあ。最後がまたアメリカ映画らしい。も一度見てもよいと思いました。

誰がために鐘は鳴る・・・
そう簡単に男女は愛し合うことになるんだろうかとおもいました。ましてや戦場です。まあそういうこともあるだろう、と言うことにしておきましょう。戦争のむごさは表現されています。しかし、やはりアメリカ映画です。冒険活劇風です。西部劇的です。原作はどうなんでしょうか。
敵は悪い。悪い奴はやっつけろという単純思考が気にかかります。戦闘は、殺すか殺されるかでしょう。しかし、敵も人間です。敵・味方にならぬようすべきとおもいます。この映画でも、双方の非人間的行為を描いています。戦争は、非人間的行為と言うことは響いてきます。そうならないようにすべきです。最後に主人公の男は、犠牲的精神で死にます。それはかっこいいかもしれませんが、犠牲的精神で、戦争を起こさぬようにすべきじゃないのかとおもいました。ファシストは悪いと決めつけ、この映画が描いている側=共和政府側にだけ立てればいいんですが、そうなれば活劇戦争映画として楽しめるんだと思います。ファシストをやっつけた正義のアメリカは戦後おおくの悪いことをしています。正義は、きわめて相対的なものです。戦争はやはり、絶対悪なんじゃないかなあ。どうなんでしょう。
この映画をも一度見ることはないとおもいます。

ローマの休日・・・
これは、何回か見ました。オードリーの気品、美しさ、可憐さだけの映画と思いますが、それでも素晴らしい。それだけこの女優が素晴らしいということでしょう。この気品を撮った監督も素晴らしいと言えます。も一度見てもよいと思いました。

自分の備忘のため、つまらぬ感想を述べました。