妻が真夜中に一人で歌を歌った。

妻が認知症になったのではない。

昨晩眠っている俺の隣で、歌を歌ったのだ。時刻は、午前2時。
俺は眠りながら、「普段へたなのに、今回はうまいなあ」なんて思いながら眠っていたた。
朝、昨夜歌を歌っただろうと追求すると否定。さらに追及すると自白した。
歌った歌は、「若者たち」。
眠れなくて、テレビのある一階へ行って、ドラマ「若者達」を見たのだそうだ。ビデオを見たのだそうだ。
その影響だ。

結婚以来30余年、一緒に寝ていて寝床での歌は、はじめての聴いた。本人曰く。独身の頃は寝る前には良く歌っていたとのことだ。

真夜中に真面目な顔して、天井向いて真面目にうたっている60歳近い女性。
面白いと思った。アホみたいと思った。可愛いと思った。

一緒にいながら、初めて知ることもある。