やはり、金持ちのための政治だ

今日は12月28日、今年最後の仕事が終わった。

久しぶりに日記を書く。あの総選挙の時以来だ。結果は、予想どおりであったなあ。
色々分析もされているんだろうけど、がっかりしてあまり見てないし、考えてもいない。

まあ、「とりあえず」自公を選んだということなのだろう。しかし、50%が棄権というのは、なんなんだろうね。「とりあえず」棄権ということかな?

今朝の朝日新聞の一面トップは、自民税調方針が、結婚・育児にも子・孫一人に1000万円の贈与が、非課税ということだ。昨年から教育費にも非課税枠が設けられた。これも延長する方針と言うことだ。

これは、来年1月からの相続税強化への金持ち保護の対応策だろう。そして結果は、金持ち階層の固定化だろう。これまでの基礎控除が5000万から3000万、一人あたりの控除額が1000万から600万と、最高税率が50%から55%へと強化される。それの対策だろう。しかし、こんなことすべきじゃない。

俺は、正規雇で37年間働いて、無駄使いせずに生きてきて、孫に1000万円なんか絶対くれられない。精々「勉強机を買ってやるか」、「入学祝に5万くれるか」てなところだろう。大体強化された相続税も掛からないくらいの資産しかない。これが多分普通なんじゃないかな。

繰り返すが、この政策は、金持ちの人たちの相続税逃れの対策だろう。

そして金持ちの子と普通・貧乏人の子と初めから差のつくような政策だ。
この世で金もちになった人は、能力もあり努力もあり苦労もあり運も良かったんだと思う。だから、ブランド品を持ったり、株でさらに儲けたり、グルメを楽しんだり、豪華な旅行するのもいいと思う。
しかし、子どもたちはこれから長い人生を生きる。出発点や若い頃には「どの子もできるだけ平等に」と言うのが、やるべき政策だろうと思う。相続税をいっぱいとって(最高税率なんて80%くらいでいい)、平等な競争の条件を整えるべきだ。

まあ、国会議員なんて金持ちが多いんだろう。特に自民党なんて金持ちが多いんだと思う。だから、こんな政策が出てくるわけだ。

金融資産がない人が30%と言う新聞記事もあった。

今回投票しなかったひとの30%は、金融資産がない。そういう人が、自分の子とお金持ちの子の差が初めからできるような政策に賛成とはとても思えない。
知らないんだろうな。考えてないんだろうな。・・・日々生活に忙しい。「日日娯楽に忙しい」なんだろうな。

「とりあえず自民」とか、「とりあえず棄権」なんて、普通の人や貧乏な人にとっては、自分の可愛い子を不利にしているようなもんだ。
若者の多くが棄権したそうだ。金持ちの若者はいい。自民党が守ってくれる。しかし普通や貧乏な若者は、絶対結婚も不利になるぞ。何故って、親や祖父母から結婚資金一千万もらうんだぜ、金持ちの若者は。しかも非課税で。あなたが普通のあるいは貧乏な若者で「とりあえず棄権」だったら、馬鹿だなあ。・・・恋人とれらるぜ。「1000万もらったので、豪華な結婚式しよう」と言う人と女性獲得競争するのは容易じゃないと思うがねえ。

そうか、もともと差があるか。諦めているのか。しかし、これまでは、金持ちの子に結婚資金・子育て資金を非課税で親や祖父母からくれるなんてなかった。政策は、つくられる。投票でねえ。自民党過半数をとらなかったこうはならなかったんじゃないかな。多分。