嫌韓・嫌中・反日とサザン

昨日の朝日新聞で、大晦日の紅白にサザンオールスターズが出ており、彼らの歌「ピースとハイライト」がネット上で話題になっていると出ていた。(ひどい文章だなあ)

俺は、散歩と一年の反省書きとおせち料理(と言っても、松風焼きと焼き豚作りとその他の詰め方)で、紅白は、いつも見ない。

しかしこの朝日の記事で気になり、妻がビデオにとっていたそのサザンの歌を聞いた。数回聞いた。いい歌だった。これは明らかに今の風潮の一部への批判と安倍政権への批判を歌っていると思った。

年末年始読んだ本の中に、多分嫌韓・嫌中と言う範疇にはいる本を読んだ。室谷克美・宮崎正弘著「仲良く自滅する中国と韓国」(2014年)、石平著「中国「悪魔の辞典」」(2008年)である。両著とも中国と韓国の悪口を言っている。本に書いてあるのだから
事実に嘘はないんだろうと思う。間違いがあるかどうか、解釈に甘いところがあるかどうか、俺にはそんなことを判断する力はない。しかし悪口であるのは間違いない。これらの本は、中国や韓国を嫌いな人々の受けを狙った本なんだと思う。

桑田圭祐作詞作曲の「ピース・・・」の歌は、どっちが正しいと言い合っても平行線、隣人の悪いとこばかり見ないで、いいとこみようと歌っている。そうだ、その通りだと思う。いいこと言っている。勇気がある。安倍首相は、自分の意見に忠実な人で周りを固めている。反対の意見には聞く耳をもたないように見える。裸の王様なのだと思う。桑田は
本質をついている。ヒットラーみたいな鼻の下ひげを付けていた。安倍首相の揶揄である。そんなことは 「20世紀で懲りたでしょう」と歌っていた。その通りと思う。勇気あるいい歌だ。あのコンサートには若者も多いだろう、その中には、嫌韓・嫌中の人もいるだろう。安倍さん好きと言う人もいるだろう。そんな中で中韓とも仲良くしようぜ、安倍、危ないぜと言っている。勇気がある。

妻が言う。NHKがサザンをだすか出さないか直前まで決めてなかったのは(あるいはそのふりは)、会長辺りからあるいは安倍首相辺りから出すなと言う圧力がかかるからじゃないか、と言う。なるほどさもありなん。NHKにも抵抗勢力がある。
嫌韓派の娘は、桑田はそんな年代の人だからでしょという。なるほど、そうかもなあ。

さらに妻は言う。その次のサザンの歌った東京オリンピック決定の賛歌でバランスをとったんじゃないかと言う。なるほどさもありなん。妻も鋭い。

歌としては、この東京オリンピック決定の賛歌みたいな歌の方が心地いいなあ。
せっかく決まったんだから、理想に近いオリンピックになってほしい。地方に多くの種目をもってくるべきだ。東京集中はきわめてまずい。今あるものを精々使って金をかけない事業にすべきだ。借金が多いのでね。高度成長時代の東京オリンピックと違うオリンピックを目指すべきだ。

おっと、どうも酒が頭をハレーションさせるようだ。

サザンは、嫌いである。桑田圭祐の歌い方がちゃんとした日本語の発音と違っていて、嫌いなのである。いい歌だなと思った歌もない。いや、知らないと言うのがホントだろう。
しかし、今回の歌はいい。どちらも良かった。

ところで、昨日はいいニュースがあった。朝日に池上彰のコラムが再開するそうだ。朝日は何と言っても政権批判の姿勢はある。そうして今回の失敗でよりいい新聞になるだろう。池上の復帰で尚良いだろう。頑張れ朝日。

隣の国の悪いとこばかり見ちゃいけないと言うのは、正しい。夫婦でも悪いとこばかり見てちゃおしまいだ。とにかく何と言っても、中韓は、昔から、いつもいつまでもずっとそばにいる国なんだからなあ。夫婦には離婚や片方の死で遠く離れることが出来る。しかし、隣国は、どんなにいやでもずっといるからなあ。大体がDNAがほとんど同じ。