初めての裁判傍聴・・・福島原発事故裁判

昨日福島地方裁判所で、初めて裁判を傍聴した。

裁判は、「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟である。
私は、原告団の一人なので本来は原告席なのであるが、原告席が少ないため、傍聴席に座ったわけである。

いつものように、弁護団事務所前で集会を開いたあと、裁判所までデモ行進。前回より多く400人ぐらいだろうか。

裁判は、原告側証人に対する被告国と東電の反対尋問である。被告側は、まずは、証人の専門家としての力量を疑う作戦。次に、証人の「原発はギリギリの設計」と言う主張に対して、「余裕がある」と言う証言をさせたい作戦に出る。次には、平成3年の事故に対して東電の対策の不十分さはやむなしと言うことを認めさせる作戦。(のようだ)

証人は、学者らしく真実を追求する態度で丁寧な説明。しかし、彼がわからないことも結構あって、応援席の私としてはハラハラした。
事細かい科学技術的議論が多く、しかもこちらは資料がなく甚だ理解するのが困難であった。

裁判は、1時30分から5時20分まで。4時ころからは、裁判官自身の証人に対する尋問。裁判官は、きわめて積極的な感じを受けた。3人の裁判官がそれぞれ3問ぐらい質問した。カラーの資料が、原告側にないと、裁判所側の資料を貸したりもした。

どちらに有利だったのか、私にはわからなかった。少し攻め込まれたな、とは感じた。

昨日は、原子炉燃料の専門家。この次は、原告側の地震津波の専門家への原告側尋問だそうだ。

一歩一歩着実に進めていくのだと思った。この裁判はまだ第一審の地方裁判所で、ここでの判決はどうあれ、おそらく、最高裁まで行くのだろうと思う。長い道のりである。生きてその結末は、見たい。

裁判結果はどうあれ、原発事故は厳然として存在し、人間の営みの罪業は、眼前にある。