「風に立つライオン」を見てきました

アップを間違えてしまいました。以下が本文です。

さだまさしの「風に立つライオン」の歌が好きで、仙台に用事で行ったついでに、同名の
映画を見てきました。

いまいちと言う感じでした。一生懸命作ったと言う気はしました。

扱っているのは、アフリカでの日本人医師の活躍と言っていいかな。その医師の行動で、少年兵が人間性を取り戻すというのが、メインでしょうかねえ。内戦の中で実際に少年兵はいます。ですから、そんなことが、あってもいいけれど、どうも腑に落ちませんでした。

何故そうそう感じたのでしょうね。作りが安易なのかなあ。・・・わかりません。

もともと、「風に立つライオン」と言う歌が、何かすごいことを言っているようで、実は何も言っていない歌だとは感じていました。なにか、劇的なことを言っているように聞こえるけれど、中味がない歌とは思っていました。かっこつけとは思っていました。それでも好きな歌なのです。・・かっこいいんです。スケールが大きな歌のように思える歌なのです。

日本の恋人と別れて、アフリカの病人の世話をする医師に、昔の恋人から結婚すると言う手紙が来る。彼は、昔の恋人へ祝福する手紙を出す。かっこいい男の歌。まるで寅さんの浪花節見たいだ。
「あなたや日本を見捨てたわけではなく」「今を生きることに思いあがりたくない」「日本はどこかで道を誤った」「風に立つライオンでありたい」・・・なんか重要なことを言っていそうなフレーズです。かっこいい歌です。しかし、何を言いたいのかはわかりません。

こんなかっこ良さを、生身の人間や現実のストーリーであらわすと、なかなか難しいのでしょうね。

私たちを含めて10人前後の人しか見ていませんでした。どなたかの映画監督の話を聞いたことがありました。映画は、興業的には1割しか成功しないんだとか。作る方は、大変です。見る方は、1000円ちょっとを出せばいいんだから。見る方がいいなあ。