安保法制について、自公が政府案を正式に承認したというニュースが流れた。
私はこれを法の支配を無視したもの（無法者）が、国民に不利益をもたらすことと考えている。
何故自民は無法者か？自民党は、2012年4月自らの考える憲法草案を発表した。この憲法改正草案の9条では、自衛権・国防軍・国防軍による国際貢献が明記されている。
と言うことは、自民党も、自衛権行使・国防軍・国防軍による国際貢献は、憲法改正しないとできないと考えていたわけである。（これが法の支配）だからこそ、安倍政権も憲法改正をしやすくするための96条改正を目指したわけである。それは失敗に終わったので、（憲法改正されてないので）法の支配から言えば、集団的自衛権行使や自衛隊による国際貢献は、出来ないはずである。
それを新法や現行法の改正でやろうとするのが今回の安保法制である。
自分がしちゃいけないと考えていたことを、法の支配を無視してしゃにむに行う、それは無法者である。
安倍晋三首相は、米国議会での演説で「法の支配」が大切と言っていたが、彼自身が
法の支配を無視している。無法者である。
詳しくは言わないが、題名にある「国民の不利益」とは、軍事力での国際貢献・防衛による、日本国の平和ブランドの毀損、経費の増大、中国との緊張拡大、戦争可能性の増大、人類の理想の喪失、米国の軍事力行使の可能性増大等々である。
