NHKスペシャル「新・映像の世紀」第一集をみて

初めて知ったことがホントにいっぱいあった。
(1)イギリスの謀略の結果が、現在のパレスチナや中東問題の始まりとは少し知っていたが、そのイギリスの手先が、アラビアのロレンスであったことは知らなかった。
(2)レーニン社会主義革命が、ドイツの謀略の結果という見方も成立すること。レーニンが20万の粛清をしたこと。私は、レーンは良い革命家で、スターリンが粛清を行った
と悪者と思っていた。
(3)アメリカの参戦がアメリカ資本の意志で動かされた結果ということ
(4)ベルサイユ条約の内容にもアメリカ資本の意思が働いていたこと
(5)ドイツ人の毒ガス兵器の発明者の奥様が、夫に抗議して自殺したこと。
(6)その発明者(ノーベル賞受賞者)がナチスにより国外追放になったこと
(7)その発明者が「毒ガスは、戦争を早く終わらせて、ドイツ兵の命を救う」という理屈で毒ガスを作ったこ→原爆投下の時のトルーマンや、現在の米国人の多数派の認識そのもの
(8)ドイツの撃墜王の心情告白、その彼が撃墜されたこと
(9)日本の青島攻撃がドイツ海軍の留守に行われたこと
(10)ロシア革命軍を攻撃する反革命軍がユダヤ人を虐殺し、その迫害をのがれて、パレスチナの地へ移動して行ったこと
(11)第一次大戦の死者が1700万であったこと
(12)昭和天皇の独白ー戦争の惨禍への否定
(13)子どもたちの戦争ごっこ
(14)第一次大戦が多くの難民を生み出したこと

感想
(1)自分は、まったく知らないことが多いと感じた。もっと本を読まないといけないと思った。
(2)この特集も、ある一定の視点から見ているはずで、それは歴史への解釈を含むものであり、そんなことにも気をつけなければと思った。別な解釈もあるかもということ
(3)この特集は、この後、第二次大戦が起こったこと、そして21世紀の世界を知っており、その視点から見ていると言うこと。
(4)故に歴史は、「全て現代からみた歴史である」と言うことを再確認した
(5)この後、5回もこのような番組をみられることがうれしい。少しは賢くなるかも知れない
(6)かつて放映の「映像の世紀」を、も一度見てみたい。
(7)この特集の映像もすごいが、加古隆の音楽が、もっと凄く効果をあげているということ