今日の雑感

放送倫理委員会が、NHKの番組のねつ造を批判するとともに、政府の口出しを厳しく批判した。これに対して政府自民党が、放送倫理委員会に反論していると言う。政府が法律に従って口出しするのは当然と言う。
これは、政府自民党が間違っている。放送倫理委員会は民間の自主的団体と言う。放送が間違わないように、偏らないようにと自分たちで作ったものである。表現の自由を守るためである。表現の自由は、基本的人権と民主主義の基礎だからである。
政府・自民党と言うのは、権力である。権力は、自分の都合のいいように情報を統制したがるのは、古今東西の真理である。偏る存在である。見よ。沖縄密約を。見よ。核持ち込み密約を。見よ。NHK会長人事を。権力とは、偏った存在である。また権力は、強制力を持つ。表現の自由に権力が口出すのは、良くない。委縮する。表現の自由に口出しすべきでない。マスコミの良識に任せるべきである。そして国民に任せるべきである。
権力が口出している現状を、政府・自民党を、マスコミはこぞって批判すべきである。それが出来ていない現状こそが、権力が口出ししているという惨状を示している。マスコミよ、頑張れ。放送倫理委員会を応援せよ。
国民は、このような極めて危険な権力を排除して、別な権力を立てねばない。普段声を上げ、地方選・国政選挙で自公政権が覆るよう投票すべきと思う。勿論他の権力が樹立しても、その権力が、表現に自由に圧力をかけるような政権であったら、倒さねばならない。

またもや、フランスで同時多発テロが起きた。今年の初めイスラム揶揄の新聞社へのテロに輪をかけたテロである。いや質が違う。新聞社へのテロは、新聞社のある主張を暴力で葬ろうとしたものである。今回の場合、一般人を攻撃対象にしている。「イスラム国」の
犯行声明が本当とすると、フランス国の「イスラム国」への爆撃への報復と言う。ある国家の政策を変えるためにその国民を殺害する。それがテロだろうが、殺人という犯罪である。フランス国民のナショナリズムも燃えあがるだろう。この結果、フランス国が空爆を強化することはあるとも、中止することはありえない。自分たちの不利になるのだろうに。フランス国内でのフランス人によるイスラムへの虐待の増加も心配である。困ったものだ。憎悪の連鎖を心配する。

どうなんだろう。その地域のことは、その地域に任せるほかに手はないのじゃないか。
世界の大国が手を出すととかえってまずいのじゃないか。勿論、欧米は、自国の利益のため、この数世紀中東(に限らず、全世界)に手を出してきた。その結果がこれなんだから、責任はある。知らんぷりはできない。しかし、もうその地域のことはその地域に任せると言う方向で考えるべきと思う。「イスラム国」がイスラム国になってもやむをえないんじゃないか。北朝鮮国民にはかわいそうだけど、北朝鮮国が崩壊するよりいいと同様に。どんな国家でもないよりましと思う。俺はそう思う。

日本の場合中東に、欧米のような責任はない。中東地域の一般国民・住民の生活援護にまず力を注ぐべきと思う。安保法制の考えは、欧米諸国の追随・応援なので、解決にならない。しかもこれを発動すれば、日本国民も標的になる。安保法制は、廃止すべきだ。専守防衛日本国政府の手を縛るべきだ。

11月14日には、SEALDSが辺野古新基地反対・沖縄支援の集会を新宿で開催したと思う。私は、沖縄のいい分が正しいと思う。国に正義はない。こんな政府を認めている日本国民にも、正義はない。私も応援に行きたかったが、無理はしなかった。代わりに少額であるが、辺野古基金に郵便局から寄付した。沖縄頑張れというコメントと一緒に。