福島県でも野党統一候補成立

小雨をおして散歩に行って来た。

帰ったら、良いニュースが待っていた。

朝日新聞福島県版:「野党、民進現職で一本化へ、統一候補に増子氏」
共産党は、共産公認の候補の取り下げの条件に、増子氏推薦をを要求していたが、民進党には、共産党への抵抗感が強くなかなか統一が出来なかった。
「増子氏当選に向けて各党それぞれが支援する」ということで合意し、共産党が公認候補を取り下げると言う見通しという。

共産党に感謝する。
共産党の民主政治への危機感、平和主義への危機感が本物であると思った。
過ぐる東京都知事選の時も、第三者のあっせんにより、宇都宮氏を説得して候補を辞退してもらい、細川候補に応援を集中出来ればよかったのだが。
あれは失敗じゃなかったかい?志位さん。
今回の共産党の行動には、賛成する。自党よりも国民を重視という姿勢だからだ。
(自党の宣伝という揶揄もあろう。しかし気にするな。自党の宣伝は、当たり前だから)

相手は、自民党公明党統一候補で現職大臣である。共産党単独ではもちろん、民進党単独でも勝てないだろう。そこに共産党も立候補をしたら、野党惨敗は明白。

野党統一候補の眼目は、「安保法制廃止」である。それは、非常に大きいものである。

安保法制をこのまま認めれば、ルール無視の政治を認めることになる。
安保法制は、憲法解釈上これまでできなかった集団的自衛権行使を、内閣が解釈を変えたことをてこに成立させた法律である。国民の過半が反対している中でである。憲法学者のほとんどが、憲法違反としている法律である。

自民党公明党政府は、これまでダメと言われていたプレー(集団的自衛権)をダメでないと言い張り、安保法制を成立させた。ダメと言っているのは、憲法である。憲法が変更されたのならともかく、変更されてないのであるから、ダメなプレーは、だめである。

自民党公明党政権は、ルール違反の政権である。無法者である。これは退場させねばならない。

「安保法制廃止」は、ルール違反を認めるかどうかという極めて大きなものである。
しかし、国民の関心は、経済や自分の生活である。誰しも自分の生活が第一であるゆえ、それは当然である。だから、野党統一候補側も経済や生活をどうするかを言わねばならない。

少なくとも、消費増税延期(廃止、低減)で全政党一致する可能性が高い。その時社会保障のための財源をどこから出すかが、一番の焦点となる。野党は、金持ち優遇の自公政権の政策を批判し、金持ちから多くの税をとることを訴えてほしい。そこで野党が一致すれば、勝てる可能性が高くなる。

アベノミクスの破たんは明白である。唯一良かった株高だって怪しいことになっている。
野党が勝つチャンスはある。

とにかく、福島県では野党統一が成った。民進党にはおおいに不満があるが、自公のルール無視の政治は認められない。全力で(と言っても極めて微力であるが)増子候補を応援しようと思っている。頑張れ、増子。