短くて、そして長かった、オバマ大統領、広島訪問

私は、テレビでオバマ米国大統領の広島平和公園訪問をドキドキしながら見ていました。

思ったことは、まず原爆資料館の見学時間が短かかったことです。私は何べんかあの資料館を見たことがあります。少なくとも40分から1時間は見たいところです。それが10分程度とは残念です。そして、資料館を見た感想をスピーチで言わなかったことが尚残念です。前もって用意したスピーチを言うだけでした。結局セレモニーでした。

逆にまた、スピーチが意外に長かったと思いました。ごく簡単なスピーチになると聞いていましたが、随分長かった。
そしてそのスピーチは、まさに総花的でした。私は、当り前のことをただ言っているだけという印象をもちました。

どのようにして核廃絶にいたるか。
その道筋は、はっきりしてます。
それは、「武器を持たないものを殺すことの非人道性と非合法性」(拙ブログ「オバマさん、「謝罪の立場に」立ってください、参照)を認めることです。これを認めれば、原爆は、武器を持たないものも殺すことになりますので、原爆の使用はできないことになります。非人道性、非合法性を、核保有国が認めれば、核兵器は使えないことになります。それは核廃絶につながります。空爆もできないことになります。ひいては戦争もできないことになります。
テロもまた同じです。テロも武器を持たぬものを殺す非人道的非合法的行為、そのものですので。

オバマ氏が原爆の非人道性、非合法性を認めれば、それを勝者が言うわけですので、勝ち負け以上のルールがある=戦争は出来ない=武器廃絶と言うことを示すことになったと思います。いいチャンスを逃したと思います。あと半年の大統領ですので、米国内でどんなに非難されても、どうってことないでしょう。人類を覚醒すると思います。これこそ、歴史的な出来事と思います。残念ながらセレモニーに終わりました。

オバマ氏にとっては、引退の花道、安倍氏にとっては、良き自己宣伝と言うような気がしてなりません。

テレビで見ていると、被爆者が何か話をし、オバマ氏も何か話しかけたようです。どんな話をしたのでしょうか。

「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませんから」

かつて大論争があったと聞きました。主語はだれか、人類か米国か日本か。それぞれにそれぞれの責任があると私は思います。
人類にとっては、武器を持たぬものを殺しちゃいけないと言う戦争法を守る努力をしなかった過ち、もっと言えば人が人を殺しちゃいけないと言うルールを守らなかった過ち、米国は、勿論武器を持たぬものを殺したと言う過ち、日本は、他国侵略の過ちその他の過ち、こんな全ての過ちが、原爆投下をもたらしたと思います。

オバマさんは、記帳はしたのでしょうか。書く時間がなかったのだろうな。書くとしても
前もって考えたことしか書けないだろうな。

大統領辞めたらお忍びで、じっくり原爆資料館を見てください。そうして詳しく思いを記帳してください。