母の命日/ブログ

4年前の今日、母は、93才の命を閉じた。肺炎と心不全で1カ月ほど入院した後、自宅療養4カ月で亡くなった。自宅療養とはいっても、認知症がかなり進んでおり、長くはもたないのは、承知の上である。ドクターには、「やがてまったく食べなくなります。イロウするかどうかだけの問題です。お母さんの場合、心臓が悪いため、イロウの手術で死期を早める危険性もあります」と退院時に言われた。どうしようか迷ったが、家族と相談し、イロウをしない決断をした。自宅で母の死を見守ると言うという決断である。

日ごとに食べる量が少なくなり、やがてまったく食べなくなり、点滴一日500CCの生活となった。母は、まったく食べなくなって30数日後の8月22日早朝、呼吸を止めた。

イロウをしなかったことで母の死期を早めたかなと言う疑問は、今もある。一方で、やれるだけはやったと言う気持ちもある。私も死んで、あの世とやらで母に会ったら、聞いてみようと思う。100%、母は『あれでいい』と言うと確信する。それでもイロウをすべきだったかなという疑問は消えない。

母の死の過程を見守ッている時、遠くへ嫁ぐ娘の勧めで、このブログを始めたのである。とすると、このブログを初めてもう4年になるのか。

このブログで、多くの人を知り、様々なものの考え方を知った。多くの世の中の出来事も知った。シールズの活躍を知って国会前に応援に行くなんてことにもなった。このブログを始めなければ、地元でスタンディングをするなんてことなかったと思う。本も多く紹介してもらった。ブログの付き合いで、私の世界が大きく広がったのは間違いない。深謝している。


早朝、妻と墓参りをしてきた。戻って家で線香を上げ、お経を唱えた。その後畑に行き、台風への備えをしてきた。台風の風が吹き始めている。雨はまだだ。今にも降りだしそうではある。今日は、台風接近のため、相馬のスタンディングは中止である。