原町スタンデイング/豪勢で?質素な?旅行

本日12月9日、70余年前の日米開戦の翌日、隣町のスタンディングに参加してきました。
あたたかいためでしょうか、14名参加とにぎやかでした。と言うのは、12月5日の相馬のスタンディングはわずか名とさびしかったものですから。

遠く向こう側の交差点にもスタンディングの仲間が見えます。秋のような素敵な空の色でした。


写真は、いずれも原町スタンディング。快晴で、風もなく、暖かい日でした。相馬の写真はありません。
となりにいた高齢の男性がおっしゃるには、
「敗北を抱きしめて」を再読・精読しているとのこと、私も頑張って勉強しなきゃと思いました。彼は、「カジノで経済発展なんておかしい」と怒ってまして、今日のプラカードは、「アベ政治を許さない」と言う、金子さんのものでした。そうですね。怒りがあるなら、それを表明しないと怒ってないことになりますね。

私の方は、修学旅行生よろしく、未だ旅行の余韻が抜けません。また、旅行について書きます。今日のお題は、「豪勢かつ質素な旅行」です。

文字通り「清水の舞台」から飛び降りたつもりで、何と、JRは、全てグリーン車の旅行でした。豪勢ですねえ。これまで二人とも一回もグリーン車に乗ったことがなく、是非経験してみたいと思ってました。しかし貧乏に育った二人です、実は、費用の面からグリーン車になりました。グリーンの方が安いのです。福島ー東京ー新大阪ー博多ー長崎の往復二人の費用となりますと、普通車で約13万強です。これが「フルムーンパス」(88歳以上の夫婦がグリーンの指定で全JR乗車可能)ですと10万円強です。つまりは、グリーン車の方が安いのです。ただし、東海道新幹線では、「のぞみ」には乗れません。「ひかり」と「さくら」で往復しました。

グリーン車は、やはり楽でした。一番の違いは、座席の前の余裕でしょうか。妻なぞは、脚が短いため「足置きが遠すぎる」なんて文句を言っていました。新幹線は、普通とグリーンの差はそれほどでないと思いますが、在来線特急の差は、大きいと思います。特急のグリーン車は、横も前も余裕があります。何せ一列に3席しか座席がないのですから、余裕があります。これ、贅沢な経験でした。それにしても、短距離でもグリーン車に乗る人が結構多くいて、俺たちと感覚が違うんだなと思ったことでした。も一つの贅沢は、京都・奈良・長崎のそれぞれ一日は定期観光バスに乗ったことです。私は、公共交通で自分で動く方が好きなんですけど、妻が私の方向感覚をまったく信じてません。まあ定期観光バスも、能率的に移動でき、ガイドさんの面白い話が聞けるなど、お金なりに有意義でした。

もっと贅沢だなあと思ったのは、建物や仏像など国宝・重文を飽きるほど見られたことでした。特に、前のブログに書きましたが、興福寺阿修羅と中宮寺弥勒菩薩を心ゆくまで見られたのは、まったく贅沢な楽しみでした。

一方質素な旅でもありました。京都・奈良・長崎合計6泊とも駅前のビジネスホテルでした。一晩ぐらいは、京・奈良の風情のある日本旅館、長崎では夜景の見えるホテルに泊まりたかったのですが、カネもかかるし、妻も不必要と言うので、全てビジネスホテルとなったわけです。(ちと頑張れば長崎の夜景眺望のホテルには泊まれました)ちと残念。せっかくなのに。まあ、いいでしょう。

ところが、京都の某●パホテルは、普通は朝食付きで7・8千円なのに、この時期一万四千円です。紅葉の時期で少しは高くなるのは、それは、仕方ないと思いますが、2倍と言うのは、ちと足元の見過ぎなのではないかと思いました。数ヶ月前の予約なのにです。奈良や長崎は、普段と変わりなく7・8千円なのに、です。某●パホテルだけなのでしょうか、京都だけなのでしょうか。どこでも同じなのでしょうか。後で考えたのですが、京都に泊まるのでなく、近くの都市に泊まれば良かったのだと思いました。交通は便利ですので。

食事も質素でした。夕食で言いますと、京都の新京極でのラーメン、奈良では、1泊めハンバーグ、2泊目柿の葉ずし、いずれも部屋食。長崎は勿論ちゃんぽんが夕食とか、まあ、質素な食事でした。アルコールは、おおむねコンビニで購入したものを部屋で飲むと言う安上がりでした。質素でしたなあ。もっとうまいものを食っても良かったかなあと思いますが、まあいいでしょう。

しかし、考えてみますと、京都や奈良に住む人、あるいは近畿圏に住む人は、自分が見たい時、桜でも紅葉でも竹林でも行事でも文化財でも自由に見ることが出来ます。これは豪勢です。東京の人も、一か所に限れば、日帰りでゆっくりじっくり見ることが出来ます。良いなあ。豊かだなあ。福島県なんて、全県で国宝は2つか3つしかないんですよ。私たちは国宝を見るのに、カネかかります。貧乏?だなあ。あーあ。うらやましいなあ。日本の中央部に住んでいる人たちは。