朝鮮半島を巡っては、相変わらず緊張状態が高まっているようです。そんな中で、今日も地元のスタンディングに行ってきました。私たち夫婦を含めて7名参加です。
本日私が持ったプラカードは、これでした。
道行く人には、何のことを言っているか、分からない人も多かったことでしょう。この意味はこうです。ーまた、同じことを述べます。年寄りの繰り言として聞いていただきたいと思います。
2015年改正された「武力攻撃事態法」は、日本が攻撃されていなくとも、
(1)密接な関係の他国への武力攻撃が発生し、日本の存立が脅かされ、国民の生命・自由お及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある(存立危機事態)
(2)わが国の存立を全うし、国民を守るためほかに適当な手段がない
(3)必要最小限の武力行使にとどまる
この3条件が満たされれば、政府の判断で武力行使ができる、というものです。あの一昨年の夏問題になった集団的自衛権の発動です。
現在の朝鮮半島情勢に当てはめて考えてみましょう。
北朝鮮と米国がどちらかの武力行使によって局地的戦闘が始まったとします。日本政府は、改正武力攻撃事態法によって、このこの戦闘が、(1)(2)の状態と判断すれば、北朝鮮に対して武力行使することとなります。武力行使に対して北朝鮮は、当然反撃するでしょうから、日本は戦争することになります。
戦争はしない、あるいは日本が侵略された場合以外は戦争をしない、というのが戦後日本の方針でした。改正武力攻撃事態法は、この方針を否定するものです。ただし、政府の判断で、武力行使をしないということもできます。そこで、現在の安倍政権に対して「参戦するな」という要望を現わしたのが、私のプラカードです。
日本国民は現在、米国と北朝鮮への自制を求めること、安倍政権への自制を求めることしかできません。彼らの判断にゆだねるしかありません。
いくらか朝鮮半島が安定したときには、安保法制を廃止して、政権が参戦できないようにしましょう。政権の手を縛りましょう。これは米国からの参戦の要求を拒否できる根拠になります。できれば、安保条約を廃止して、日本に米軍基地を置かないことにしましょう。そうすれば、北朝鮮に攻撃されることはありません。
参加者が作ってきたプラカードです。
熊を英語でベアといいます。熊が逆立ちすれば、アベとなります。安倍政権は、クマが逆立ちしているのでしょうか。怖いですねえ。