川土手の思い出いろいろ、ザ・サベージ 「いつまでもいつまでも」

今日は久しぶりに川土手の散歩に行きました。
日差しは強いのですが、涼しい風が吹き気持ち良い散歩でした。

空はすっきりとしてどこまでも青い空が広がってました。

このコースの好きなところは、川風に吹かれることと畑の様子が見られることです。

畑では、玉ねぎが殆ど倒れて収穫を待つばかりのようでした。ジャガイモはまだ青々して収穫には間がありそうです。きうりやナス・ピーマン・ゴーヤ・トマトなどの夏野菜は、まだまだです。

川土手を歩くとき、あの原発事故直後の、多分3月13日か14日のことをよく思い出します。前にもブログに書きましたが、川土手の思いは、「渚にて」とか手塚治虫の「AI支配のもたらした原水爆戦争(名前が思い出せません)の最期の場面でありました。どちらも「もうおしまいだ」、という気分です。

今日は、この土手を通って釣りに行ったある秋の日を思い出しました。それは、もう50年前、高校二年の修学旅行直後の休みの日でした。

友人とハゼ釣りに行きました。

友人が突然言いました。「○○さん、肺結核になったって聞いたよ」

○○さんとは、本格的な初恋の人でした。中学三年の時のクラスメートでした。勿論「好きだ」と告白することも、付き合うこともなく、憧れのまま中学を卒業しました。男女別学の時代ですから、ごくたまに、遠くから通学姿を見ることしかできない、片思いの人でした。友人には、この恋を打ち明けていました。

「彼女、死ぬのかな」と真っ暗な気持ちになりました。私にも、いつか告白するという気持ちがあったのでした。

この修学旅行で、初めて知って、猛烈に惹かれた曲がありました。GS・ザ・サベージ「いつまでもいつまでも」です。同年代の人には、ご存知の方もいると思います。春に芽生え、夏に実り、晩秋に失った恋を謳った歌でした。

幸い、片思いの彼女の「肺結核という情報」は誤報でして、彼女は、わが町で今も元気に生きています。この誤情報をもたらした友人は、今も時々会って遊ぶ地元の唯一の友人です。

私は今も、1966年に大ヒットした「いつまでもいつまでも」が大好きです。ザ・サベージは、とんでもなく歌が下手だけど、「いつまでもいつまでも」は好きな歌です。この歌を聞くと、たちまちに50年前に思いが戻ります。

貧乏でした。私などは、弁当のおかずが、サンマ半切れと漬物ののみということが多かったです。あれから50年、日本も、豊かになりました。近頃ラジオで、2020年のライバルは1964年だなんて宣伝を聞きました。

無理はしないことですあの頃の若者大国が今は老人大国なんですから。50年前国の借金なんて0円だったのが、今やものすごい借金で、やっと今の生活を維持しているんですから。

国民全体の資産もものすごく多くなりましたが、その資産は、持ってる人に大きく偏ってます。持ってない人は持ってません。これまでの政治が続けば同じことでしょう借金増大と富の偏りを進めるだけです。バブル崩壊後すぐに方向を変えるべきでした。

昔から今に思いが戻りました。連想とは面白いものですね。

佐々木勉作詞作曲の「いつまでもいつまでも」「あなたのすべてを」「星に祈りを」はとても好きな歌です。