最初から失敗しました。
７時半、高速バスがやってきて、自分の名前を言いますと、「ありませんねえ。電話で予約したんですか」。「いえ、ネットでです」。ギョ。予約番号を控えていたので言いますと、「１２時のバスで予約されてます」。予約の内容を確認してなかったのです。
結局、予約を取り消し、現金で払うことにしました。都合、2500円の損でした。あーあ。こりゃ、先が思いやられるわい。
一時過ぎに、東京は丸の内鍜治橋バス駐車場につきましたが、今回は、夜までの予定を考えてません。まあ、泊りが品川青物市場なので、そちらに近い羽田空港で風に吹かれて飛行機でも見ながら今後を考えるか、ということで東京モノレールで羽田へ。ところがビルが三つあるのだとか。ヤマ勘で、国際線ビルを選びました。
飛び立つ飛行機も撮ったはずなのですが、失敗のためこんな写真です。この日は小学生が見学に来ていました。
外国人向けに、こんな商品や江戸風の商店街が作られていました。
昔も今も宮仕えは苦しい
品川近くの泉岳寺に行きました。初めてです。あの有名な赤穂義士のお墓のあるところです。
思ったより小さなお寺でした。
本殿です。「獅子吼」とありまして、その意味が、お釈迦様の説法と知りました。前に、浅田次郎の短編小説「獅子吼」を読んで感動したことをブログに書きました。この獅子吼の意味を知り、あの小説は、単に「あの戦争時代、射殺を躊躇する兵隊に、猛獣ライオンが『俺を殺せ』といっている」だけでないのかもしれないと思いました。法隆寺玉虫厨子「捨身飼虎図」を連想しました。
敵役吉良上野介の首を洗ったのだそうです。敵役も大変だ。
義士達の墓です。
大石内蔵助の墓です。この右が殿様浅野内匠頭の墓です。このお墓の前には奥様の墓がありました。
浅野の殿様は、仕事上、上司になった吉良にいじめられて逆上し、切り付けて、切腹、お家断絶。大石らもお家再興を目指すがかなえられず、再就職もできず、吉良を復讐で殺し、切腹。
殿様も部下も、宮仕えは大変だ。
森友＝安倍問題の理財局官僚や加計＝安倍問題の文科省官僚も大変だ。上の命令に従ったり、ご意向を忖度しないと生きずらい点では、昔も今もおんなじだね。しかし、将軍・幕府や殿様は絶対でも、今は首相や官邸が絶対ではないはず。なんせ選挙で政治家は、ただの人にできるものね。政権交代の可能性がいつもあれば、政治の私物化は難しいはず。官僚も、政治家から行政をゆがめられにくいはずです。
反原発の人は一般人ではない
さて夜の行動。まずは反原発の集会です。
まだ早いせいか、反原発に参加の人ではすくなかったです。少し寂しいなあ。
私のプラカードです。大洗を見よ、とするかとも思ったのですが、仮に事故が起きなくとも、原発産業は斜陽産業という意味を込めて、こうしました。SPYBOY様のブログにも見えております。ごく近くにいらっしゃたのですねえ。
もひとつはこれです。今ある原発と今ある原料を使えば、今今の利益は出るでしょう。気を付ければ、福島事故のような巨大事故も起きる可能性は、低いでしょう。しかし、放射性廃棄物は出ます。その処理ができてません。廃炉の処理の解決の見通しもありません。今さえよければなんです。問題をすべて後回しなんです。
アベノミクスそのものが今さえよければなんだと思います。
日銀に国債を買わせて市場に円を供給し、（あ）円安→輸出企業の利益増大、（い）株高、（う）インフレ→需要増→経済成長というのがアベノミクスの目的でした。株高にはなりました。輸出企業の利益は増大しましたが、一方輸入品が高くなります。幸い原油価格が低下していますので、生活が助かってますけれど。（う）は見込み違いでしたね。原油価格が上昇しても、少しインフレにはなりましょうが、生活不安から、需要は伸びず、経済成長は出来ないでしょう。この政策のつけが、国債の残高の増大額100兆円なんです。結局、100兆円借金して、輸出企業の利益と株高を作ったといえるでしょう。借金は返さねばなりません。
今がよければ、というのは、政権の支持者たちも同じことです。
若者たちが安倍政権を支持するのは、ある程度分かります。高卒・大卒の就職がしやすいというのは、支持の原因でしょうからね。しかしそれは、団塊前後世代の、職業から退場が主因でしょう、安倍政治のおかげではないはずです。「絶望の国の幸せな若者たち」（？）という著書の中で、「若者は、どうにもならないんで、今さえよければとなっている」ということが言われましたが、それもわかります。しかし、今の政治のつけは、自分たちが負うのですからね。国の借金減らしと今ある自由・人権の喪失と戦争の防止は、考えた方がよいと思います。安倍政治は、借金増大・人権はく奪・戦争への接近は間違いありません。
個人資産の多くの部分を持つ、団塊世代以上の資産を持つ人たちは、アベノミクスで恩恵を被っているので、支持するのでしょう。これも今がよければなんでしょう。いや自分がよければ、あるいは自分の子孫がよければなんでしょう。でもねえ、遺産を受けつぐ2代目３代目って、経済面でも不幸になりやすいですよね。経済的にうまくいっても、自由や人権を失ったり、戦争になったりしたら、やはり不幸でしょう。
安倍政治って、借金を増やし、原発等の負の遺産を残し、自由・人権を国民から奪い、戦争の方向に日本を導いていると思いませんかね。それでも支持するのですかね。
第２部、共謀罪法案反対の集会です。
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どうも変な写真しか撮れませんでした。福島みずほさんの写真も撮ったつもりだったのですが、ダメでした。リズムのあるコールはいいなあ。共謀罪法案は、今週が山場だとか。強行採決するのでしょう。共謀罪が成立しても、正しいと思うことは、反政府的なことでも言い続けましょう。それが国民の権利であるし、義務なわけですので。
自分のスローガンは、手抜きして前に作ったやつです。
この二つの集会に参加するため、国会付近に行ったのですが、前回と同じく首相官邸の場所がわかりません。議員会館を過ぎたところで、警官に「毎週やっている反原発の集会はどこですか」と聞きました。その警官は、「ここを通したいのは、山々なんですけど、一般の人は通って良いのですが、反原発の人は、ここ通れないんです。向こうを通って、右に回ってさらに右に回ると見えてくると思います」といいました。私は、素直に従いました。公務執行妨害に問われるのもいやですしね。テロを警戒しての、上からの指示なのかどうか分かりませんが、私が自分で言わなかったら通行可能だったのです。あとで、黙って通ればよかったと思いました。つまりは、テロの可能性もありますよね。私は、未来永劫、テロをやるつもりはありませんがね。
それにしてもですよ。反原発の人って一般の人じゃないと、警察は見ているんですね。大きくいって、反政権的意思表明する人は、一般の人ではない、と権力側が見ているのは、間違いないです。「警察は権力の手先になるな」なんて、昔の大学時代のスローガンを思い出しました。
ということで、一日目は終わりました。あーくたびれた。
