太陽光発電で環境破壊?(相馬市玉野に大規模太陽光発電所)(後編)

私は、6月22日片平さんに会いに、軽トラでできたばかりの高速道路を登っていきました。
約束の場所(高速を降りたところのバス停留所)で待ってますと、ぴったり1時30分片平さんは、やってきました。

片平さんに230ヘクタールってどのくらいの大きさか知りたいと申しますと、全貌を見るのは無理、ヘリコプターでないと無理と言われました。

そこで、できるだけ見えるところに案内してもらいました。まず初めにメガソーラー発電所予定地の山地を反対側から見せてもらいました。


上と下の写真に共通の建物が見えるでしょうか。この建物は、巨大な鶏舎です。この鶏舎の奥に見える山並みが、メガソーラー予定地です。頭の中でこの上下の写真をつなげて想像して下さい。この上下の写真二枚で発電基地のわずか8分のⅠだそうです。

その後、この山の裾野をメガソーラー基地予定地を東から西に(写真では、右から左)に案内してもらいました。


かつてのゴルフ場建設事務所の廃墟です。下流での水質汚濁などが心配され、反対運動も起きました。そのうちバブルがはじけて計画は、なくなってしまいました。


片平さんが借りて作った採草場(乳牛の飼料)です。この奥の山並みにメガソーラー基地が作られる予定で、片平さんは、メガソーラー基地に反対するため、この採草地を作ったのだそうです。片平さんは、かつてのゴルフ場建設反対の中心人物の一人でした。


小規模な土砂崩れです。小さな林道を作っただけで表土が流れ出します。


この土砂崩れの写真のすぐ上の道路です。230ヘクタールの樹木と表土を剝がしたらどのようになるか、水がどこに流れるか、まったくわからないと、片平さんは言います。写真がまずくて、分かりにくくてすみません。


片平さんの隣の(と言っても数百メートル離れているかな?)農家で見た風景です。