相馬スタンディング/野党共闘に期待

民進党代表選の争点が「共産党との共闘への賛否」というニュースをネットで見た。

昨日書いたように、これを争点にする(させられる)のは、損である。

代表選は、民進党内部の争いではあるが、民進党内部の争いにとどまってはいけない。国民はそんなことには関心はない。俺にもない。民進党がどうなろうと、共産党がどうなろうと、自民党がどうなろうと公明党がどうなろうと、そんなことはどうでもいい。国民がより幸せになればいいだけだ。

枝野氏が共産党との共闘に賛成、前原氏が反対という立場のようだ。そんなことは、国民の幸福にまったく関係ない。所詮小さな3分のⅠ以下のコップの中の争いなんだ。そんなことは、国民の幸福に影響しない。

国民の幸福に関係することで、二人は話し合って、これとこれを争点にしようということで、パフォーマンスするべきである。

昨日言ったように、それは原発政策、税制(経済政策は誰にも確かなことはわからない)とそれに連動する社会保障政策がいいと思う。どこから取ってどこに配るかを打ち出すべきである。勿論、民主党時代の「予算の組み換えで金を出す」というのは失敗だったと、はっきり反省したうえでね。勿論民主党時代の「コンクリから人へ」では共通することを表明したらいい。

枝野と前原は、この点では一致していて、この点では食い違うということを明確に示す場を、できるだけ多く持つべきだ。今国民の最大の不満は、政権の嘘と隠ぺい体質である。それを自分が政権をとってもしない制度を明示すべきである。例えば、省庁の政策決定過程は、全部永久保存法なんて出せばいい。

さて、重要性はごく小さい、「共産党との共闘」について考えてみよう。話は極めて簡単である。1人区で民進党は、どうやって勝つのか?民進党は、一人で勝てる要素はない。

前原氏一派は、自公が分裂とか、自民党の分裂とか想定しているのか?そしたらバカだと俺は思う。自民党は、政権維持のためなら、今まで認めてこなかった集団的自衛権行使をほとんど異論なく認める、信念のない連中の集まりだよ。権力亡者だよ。公明も同じ。応援団に嫌われないため、少し異論唱えるパフォーマンスしてきたでけだよ。維新は、一所懸命自民=権力にすり寄り、身もだえしている奴らだよ。

つまりは、次期総選挙時点で、自民党は分裂するわけないし、自公は連立するし、維新は、自民に色目使うだけだよ。

となれば1人区では、共産党と共闘するしかない。となれば比例区では、野党共同政策と各党独自政策を明確にして戦うほかない。

自公・維新が、多分攻撃してくる民共の安保政策では、集団的自衛権行使を非とする観点、立憲主義の観点から、安保法の廃止(改正武力攻撃事態法の廃止だけでも良い)で共同政策が立てられるだろう。

共産党は、現憲法制定時、憲法が命じていた非武装政策に、「自衛権はある」という立場から反対した唯一の政党である。共産党は、「厳密な意味の専守防衛自衛隊は合憲」と解釈を変えたらよい。もともと自衛戦争を否定しない立場だったんだから。共産党が現憲法制定に反対した大きな理由は、天皇制廃止である。しかし現共産党は、天皇制を認めている。共産党は、今年、一代限り天皇退位法に賛成した。俺は反対だけどね。安保条約も、「厳密な意味での専守防衛の安保条約は認める」としたら良い。あるいは、「過半数をとったら安保条約を廃止する。今は、安保条約を認める民進にただ賛成する」といったらよい。俺は、安保条約反対だけどね。

とにかく、民進党は、自分で、有利な(国民の望む)争点を設定するよう努力したらいい。マスコミや与党や維新に乗せられてはならない。前原と共産党が少し賢くなればいいだけ。ただ、民共共闘が、民共どちらに有利かは、俺は知らない。そんなことで判断する民進議員は、国民の幸せ無視なのである。自公と同じなのである。「受け皿」として人気が出るわけはない。


ということで、今日も相馬のスタンディングへ。勿論プラカードは、


前に作ったもの二つである。楽でいいなあ。

今日のスタンディングの様子です。昼下がりの午後、気温は30℃弱でしょうか。湿気が多く、きつかった。4名参加です。部活動の高校生が珍しそうに見ながら通っていきました。車からの関心も心なしか
高くなったように思います。しかし、安倍内閣支持率の低下は、嘘つき・傲慢・疑惑隠し・自己中などに対する反感なので、プラカードは、「求!誠実な政治、野党頑張れ」あたりがよかったかな。