期日前投票とヴェネチア

今日妻と二人で期日前投票をすませてきました。結構多くの人が投票に来ていました。やはり台風の心配からでしょうか。

台風で低投票率ですと、基礎票の大きい自公の圧勝となる可能性が高いですね。自公が大勝すると、安倍首相は、いろいろ言うでしょうけど、好き勝手をしますね

投票は、小選挙区の方は、何も悩みがありません。福島1区は、自民党と無所属の一騎打ちです。無所属の候補者は、民進党前職で、希望の党に移ろうとしたのですが、できなくて無所属で立った方です。共産党も候補者を取り下げ、野党共闘の形となりました。この人が当選できますよう、「かねこ恵美」と心を込めて書きました。
比例区の方は、ちと悩みました。選挙情勢をネットで見ますと、東北(12)は、自民党5、公明党2は固く、希望が3やや固く、立憲民主党が2〜3、共産党が0〜1、となってます。どうも読めないので、妻と票を分け、立憲民主と共産に一票ずつ入れました。社民は、私の考えと近い政党ですが、投票しても無駄ですので、可哀そうですが投票しません。

イタリア旅行、今日はベネチアです。

海上から見たベネチアです。海に浮かぶ宝石といわれるそうです。さもありなんですね。海面が上がれば、すぐ水浸しになりそうです。

ベネチアの町にめぐらされた運河に浮かぶゴンドラです。

ゴンドラから見た風景です。私たちもゴンドラに乗りました。船頭さんは、何も説明せず、歌も歌わず、ただこぐだけでした。

ベネチア共和国は、塩野七生レパントの海戦」という小説で知っていました。オスマン=トルコを破った連合軍の中心となった国家です。ベネチアの町の様子、サンマルコ広場、ドカーレ宮殿等が小説に出てきます。何よりも、海戦の主役となったベネチアの将軍(名門家出身)たちがかっこいい。しかし、名前は忘れました。

ドカーレ宮殿です。ベネチア共和国の「大統領」の執務するところです。名門の人たちの数回のくじと数回の投票で決まります。名門の人々の間の極めて民主的な公正な選出方法です。

この名門の人たちは、ベネチア共和国の運命を背負って自ら軍の先頭に立ち、多くは傷つき死にます

それで、やっぱり私は、思います。日本の自民党の名門の人たちです。

安倍晋三首相はその名門の代表的存在でしょう。安倍首相は、北朝鮮に「対話は、むだなんです。アメリカと一緒に圧力をかけるしかないんです」といいます。その結果、米朝戦争が起きたら国民の命が危険にさらされます。あなたは安全でしょうけどね。安保法(重要影響事態法)では、自衛隊員が世界中で危険にさらされる可能性が出てきました。日本の名門は、国民の命や自衛隊員の命なんて考えてないんですよ。

若者の皆さんは、安倍さん支持が多いそうですけど、こんなこと考えているのかな。同年代の
自衛隊員の命が危険にさらされるんですよ。まあ、他人事なんでしょうね。「北に厳しく対応しろ」、「中国に備えて軍備強化をしろ」。戦うのは同年代の若者なんだけどね。あ、他人事ということでは、総理大臣と同じか。なるほど。

時代状況が違うのはわかります。私も、自衛隊最高指揮官が、自ら危地に赴くのがいいとは思いません。しかしながら、国民の命と自衛隊員の命を考えたら、「北朝鮮には圧力しかないんですよ」は、無責任な危ない考えと思います。少なくとも国民の命と自衛隊の命を軽んじてるとは言えます。

サンマルコ大聖堂です。膨大な大理石と金・貴金属・宝石を使っています。ベネチア共和国の富がしのばれます。

世界で一番美しい広場といわれるのだそうです。