キリギリスの皆さま,冬はもうすぐです  軽トラ内で発声練習   

季節の移り変わりはなんと速いんでしょう。相馬の観測史上最高気温37.6度を記録したのが8月23日でした。まだ3週間もたっていないのに、今日の気温は20度です。小雨が降っていて、半そででは寒かったです。そんな中隣町のスタンデイングに行ってきました。

10名参加でした。赤信号で停車中の人が二人ほど目礼をしてくれました。国政選挙では自公が圧勝してますが、安倍政治に不満の国民は多いことでしょう。それをすくい上げられない野党の無能さが腹立たしいです。
今日の私のプラカードは次の二つでした。どちらも前に作ったものです。

これは2015年安保法案反対で盛り上がった初夏に作ったものです。当時国民の間では、安保法案には反対だけれど、アベノミクスはうまく行っているので安倍政権支持という人が多かったのでした。私は、アベノミクスは「今さえよければそれでいい」という政策で、童話のキリギリスのように「あとで困る」という意味で、このプラカードを掲げました。

あれから三年以上経ちました。生活はよくなったでしょうか。SPYBOYさんが2018年8月31日のブログで詳しく取り上げていらっしゃるように、年収は2007年以降下がり続けているのに、国民の生活の満足度は、民主党政権時代も含めて上がり続けているという、内閣の調査がありました。実に興味深い結果です。ぜひSPYBOYさんのブログをお訪ねください。

アベノミクスの評価もいろいろでしょう。私は、次のことは指摘しておきます。それは、アベノミクスの実行のため、安倍政権は、借金をものすごく増やしたということです。

(以下は、インターネットの経済ネタ帳よりの数字)
政府純債務というものがあります。債務は借金です。政府は資産もあります。年金積立や外貨準備金です。政府純債務は、総債務から総資産をひいたものです。

政府純債務は、次のようになっています。
2012年(民主党政権最後の年):726兆円→→→2018年:847兆円(IMFによる今年4月の推計)
つまりは、アベノミクスの間に、純債務を約120兆円増やしたということです。

安倍政権は、株が上がった、税収が増えた、給料が上がった、外国人観光客が増えた、求人倍率が最高とか、良いことを言います。皆さまは、生活の向上を感じることができますか。私は全然感じないのですが、もし仮に生活の向上を感じたとしても、また現在の生活に満足していても、それは、借金を増やしたうえでの満足だということに注意すべきと思うのです。

安倍政権を5年とすると120÷5=毎年24兆円ずつ借金を増やしてます。一人当たりでは、毎年24兆円÷1億2千万人=万円増やしてます。4人家族の5年では、40万円増やしてます。増えた分だけ生活は向上しましたか?

これまでの積み上げた借金全額では、今年は、一人当たり850兆円÷1億2千万人≒700万円の純債務です。

貸している人が日本国民だから大丈夫なんていう人もいます。

しかしそれは、日本国民全員が、国債を持っている日本国民に、国家を仲立ちにして、元金と利息をとり立てられるということでしょう。
あるいは、国家にも制御できない経済の動きによって、激しいインフレが起き、国債を持っている人が大損するということでしょう。激しいインフレの時は、大損をするのは、国債を持っている人ばかりではありません。インフレの時は、賃金上昇率も年金上昇率も預貯金利子もインフレ上昇率に追いつきません。つまりは、国債を持っている人も含めて、ほぼ全員が損害を受ける、つまり生活水準の低下ということになります。

アベノミクスは、その目指した経済の好循環を生み出しませんでした。しかし借金は増やしました。つまりアベノミクスは、将来の生活水準の低下が確実です。安倍政権の経済政策を支持するのは、夏の楽しい生活を楽しむキリギリスと同じなんじゃないか、と思いました。ほとんどの国民に、つらい寒さの冬がもうすぐやってきそうです。肌寒さを感じる今日、昔のプラカードを引っ張り出した所以です。おお寒い。

もひとつはこれです。安倍改憲も石破改憲も、結局は2012年自民党憲法改正草案が本音です。このことについては、拙ブログ2018年8月20日に書きましたので、説明は省略します。


さて私は今、スタンディングや畑仕事に行く軽トラの中で発声練習をしています。今月末の、大学時代の寮の同窓会に備えるためです。私は、宴会の司会者になっているからです。約80名出席で、最年長者は、昭和32年入学というのですから、旧制高校の残り香がある人たちです。「ばんから」、おそろしや。それに備えての発声練習です。


「安・倍・は・辞・め・ろ」とか「疑似ヒットラー麻生」とか「いい加減にしろ、自公」等とは言いません。そうは思っていますが、いうことは、私の性分には合いません。いつも歌を歌います。

良く歌うのは、「あなたのすべてを」とか「街の灯り」とか「いつまでもいつまでも」「思い出の渚」等です。そういえば、気分のいいとき、軽トラ内ではいつも歌っているかもしれません。近頃多いのは、どうしてでしょうか。ヒデとロザンナの「愛情物語」なんです。この歌、いい歌と思うのですが、ネットのアクセス数は極少です。カラオケにもありませんので、ほとんど知られてないのでしょう。ネットのアクセス数で、私が見た中では、「フォーチューンクッキー」が1億数千回でダントツトップですね。

「フォーチューンクッキー」もいい歌と思いますが、やはり私の感性は1960年代後半から70年代の音楽に同調するようです。そのころ私は、10代後半から20代でした。