「アカに見られる」

今日は、午前10時から南相馬、午後1時30分から相馬のスタンデイングに参加してきました。カメラを忘れたので写真はありません。南相馬11名、相馬はいつもの5名でした。


南相馬で隣に立った人は久しぶりに参加された女性でした。仮にAさんと言っておきます。Aさんは、「○○カフェ」というグループの幹事です。クリスチャンです。このグループは、震災後発足しました。自然や環境や人間のさまざまな問題を考えるグループで、講演会や展示会を開催していました。私も何回か講演会に参加して私の知見を広めたことがあります。前川喜平氏が福島市で夜間中学の先生をやっていたこと、相馬市玉野の大規模太陽光発電の問題を知ったのもこのグループの活動のおかげです。


このAさんから「私は他のメンバーからこのグループの幹事から抜けてほしいと言われている」と聞きました。その理由は、Aさんの旦那さんが今度の市会議員選挙(11月)で共産党推薦で出馬することなのだそうです。彼女の話によると、ほかのメンバーの中には、共産党の議員(候補)がいることが「アカに見られる」「広がりがなくなる」という人がいたのだそうです。彼女夫妻は9条の会の幹事でしたが、共産党の推薦で立候補することで、9条の会の幹事をやめました。

確かに共産党とみられると広がりがなくなるのは事実でしょう。しかし、9条の会は「思想信条、党派の違いを超えて9条を大切にしよう」という会のはずです。共産党だからどうだ、自民党だからどうのこうということを超えた会のはずです。なぜ共産党を排除する方向に行くのでしょうか、残念です。

「アカ」、いやな言葉です。ある思想信条の人を排除する言葉です。戦後日本は、それぞれがどんな思想信条で生きようと自由であるということでここまでやってきました。それなのにある思想あるいはある誰かを排除するということが生きているのは極めて残念です。


今日私が掲げたプラカードです。いずれも前に作ったものです。

個人的なことですが、今日はいいこともありました。
義父(90才、特攻隊生き残り)が退院したことです。肝臓の機能低下と胆管炎で3週間ほど入院してました。お酒を彼は再び飲めないかもしれません。代わりに私が退院祝いということでお酒をいただきました。(笑)