「カメラを止めるな」感想文他

先月の大学の寮同窓会の「反省会」と称する(笑)飲み会への参加のついでに、チネ・ラビータという、仙台駅前の小さい映画館で「カメラを止めるな」を見てきました。SPYBOYさんご紹介ありがとうございます。おかげでこの映画の名前覚えてました。

面白い映画でした。
ホラー映画作りをみていたつもりが、ホラーそのものを見ている気になったり、やっぱり映画作りの映画を見てたな、という気になったりました。面白い経験です。


映画を作っている場面はユーモラスでした。笑わせてもらいました。「なるほどそれであんな場面だったのか」と納得することもありました。あの足の使い方は、傑作です。「世界の片隅に」の最後の手を思い出しました。いい映画にはそんな何か小道具がありそうです。「二十四の瞳」の自転車も印象的でした。あと名文句かな。



映画を作るのは大変だなあ、とも思いました。



この映画、詳しくは知りませんが、原作か原案かでもめたのだそうですが、それはお金の絡むことでしょうね。売れなかったら、なんの問題もなかったのではないかな。いや分かりませんよ。ただそんな気がしただけです。

映画も劇も小説も、二重構造の構成というのは、ありますね。けっこうあるから、この映画の場合も原案程度かもしれません。・・・分かりませんよ。
二重構成もいいですが、私は循環型が好きですね。初めに戻って永遠に続くということを想像させるような作りです。


さて酒飲みです。私、弱いくせに酒飲みの席が好きなんです。いろんな話が出ましたが、「面従腹背」については議論が分かれました。


私が前川さんを例にとり、「面従腹背もあり」だな、という発言をしますと、自営業(弁護士)の同級生は否定的でした。大学時代から正義漢の彼は、ずっと弱い者の味方の弁護士でした。今もそうです。80までやると豪語してました。彼は「面と向かって戦うべし」、という考えです。そりゃ正しいけど、食うためにはねえ。元研究所長の同級生は、「面従腹背」もやむなしという考えでした。今年退官した大学教授(下級生)はどうであったか。少し話がずれてた感じでした。寮時代はこんな議論毎晩やってましたね。皆、今は社会人としての人生が殆ど終わり、自分の人生を踏まえた発言です。もうそれぞれの考えが変わるということはないですね。


楽しくなってピッチよく飲んだので、途中でいつの間にか寝てました。(私は昔からいつもそうなんです)どのぐらい寝たか。8時26分の電車に乗らないといけないので目覚めて慌てて帰ってきました。