虫との戦い/たった一人のスタンデイング

気温が高くなるにつれ、虫の活動も活発になってきた。

 

まずは、ジャガイモの葉を好物とするテントウムシ。これは退治が簡単である。動きが遅いうえに、葉から転げ落ちるくらいしか遁走術がない。ただ手を抜くとあっという間に増える。毎日とらないと駄目である。現役時代には、一週間ほど畑に行けなくて、葉を食いつくされたことがあった。

 

強敵は、キウリやスイカにたかるウリバエ(ウリハムシ)である。こちらの動きを察するとたちまち飛んで逃げる。そーと近づいて一気につぶす。しかし、それは打率1~2割程度である。朝晩は動きが鈍いので、狙い目である。また風が強いと、こちらの動きを察知しにくいのか、捕殺しやすい。あるいはじっと立っていて戻ってきたときに捕殺という手も使う。岩化けの術である(笑)。俺も暇だなあ(笑)それにしても強敵である。

 

 

新型コロナウイルスも強敵である。性質がまだよくわからず、ワクチンも特効薬もない。集団免疫もない。故に世界各国で大流行し、多くの死者を出した。その対策として、人と人の接触を極力減らした。そのため、経済活動の停滞をもたらした。こちらの方が影響が大きい。

 

経済対策として日本政府は、第一次補正予算25.7兆円、第2次の補正予算33.2兆円で、合計58.9兆円を組んだ。これらは、生活支援、企業支援、医療支援等緊急避難としてやむを得ぬものと思う。

 

しかし、打ち出の小づちなどどこにもない。この臨時のお金の出どころは、すべて国債である。この結果、本予算を含めた今年度の国債発行総額は90.2兆円である。税収が60兆円前後なのにである。

国債は借金である。日本国民から借金しようと長期返済の借金であろうと返さねばならない。永久国債と言えども利子は返すのである。人数が少なくなる子々孫々が返すのである。返す展望なく借金を増やすというのは、無責任と思う。

 

国債を増発している間に、個人金融資産も激増した。これを増税の対象とすべきである。具体的には相続税の強化、株式・債券の売買や利子・配当への徴税強化(総合課税制導入)などである。 (拙ブログ「消費税減税を実現しよう」2019年10月5日参照)

 

 

 

義父がなくなってからもはや1か月近くなる。

去る者は日々に疎しというが、なるほどだんだん彼を思い出すこともなくなりつつある。納骨時期も遺族は悩んようだが、四十九日にすることとなった。

 

遺産相続ももめることもなく、決着しそうである。私は、段取り上手、用意周到な義父のことゆえ、遺産相続について遺言を残したのかなと思っていたが、なかった。3月下旬、一日のみ外出した時、彼がやったのは、当座の生活資金を下ろしたこととどうやら一部編集したらしい短歌集を残したことである。短歌集には恋の歌がある。その思いは如何。人生に悔いはないと言っていたが、心残りはあったのではと忖度する。(忖度を元々の意味=推し量る、で使ってみた。違和感がある。安倍政権の日本語破壊罪は重い)

 

 

遺産は、同じ勤め人の私に比べて倍以上ある。親から譲ってもらった土地の差はある。(私の親は、樺太からの引揚者で先祖代々の土地はなかった)

 

しかし、義父と私の残した財産の差を、私は日本国の衰退を如実にすものと思う。

給料や退職金を得て、必要な分の残りを預貯金するというのが、日本国民の普通の資産形成である。その預貯金の金利が長期に極端に下がっているのである。水野和夫氏は、金利低下を超長期に見て資本主義の終焉と見た。

 

預けた時期の違いは極めて大きい。初めて働いた1972年、残ったお金を積んだ郵便局の定額貯金10万円は、10年後21万円になった。勿論当時はインフレではあったけどね。今はどうか。全然そうならない。経済成長著しい日本から停滞さらに衰退する日本。

 

さて、久しぶりに南相馬のスタンデイングに出かけた。地元相馬では休止中である。

南相馬ではやっているかと思ったが、誰もいなかった。せっかく来たので、一人で立ってきた。反応はなかったが、車や歩行者が興味深く私とプラカードを見ていた。

f:id:A0153:20200529101752j:plain

前に来た時、ここにパチンコ店の宣伝掲示があった。どうなったのかな。

f:id:A0153:20200529085203j:plain

前にもあげたプラカード。今日もこれを掲げた。

下は今日の新作。

 

f:id:A0153:20200529085137j:plain

アベノマスクも安倍政権もいらない。ところでアベノマスクまだ来ていない。

我が家では、数年前に買ったマスク(50枚箱入り)を洗って使っているので

アベノマスクいらない。しかももうスーパーに出回っている。いやー、アベノマスクは天下の愚策だったな。