第一歩で防げ

昨日の相馬スタンデイングで、久しぶりに反応がありました。

 

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気温が5度くらいで風もあり、寒い中での スタンデイングでした。いつものように小学校一年生が帰っていきました。

この写真を撮っていますと、「あーあ、2大政党がほいしいなあ」と話しかけてきた同年輩の人がいます。

私「民主党政権が失敗したからなあ」

彼「運が悪かった。大震災と原発事故だ」

私「そう、運が悪かった。でも自民党政権でも同じだったべ」

彼「んだな(方言で「そうだな」の意)

「2大政党が欲しい」、まったく同感です。こう思っている人はいっぱいいると思います。だから、野党よ、しっかりしろ。早く共通政策を打ち出せ。違うところもあっていい。ここが違うと明確にしたうえで、共通政策を打ち出せ。この方が分かり良い。メインは税制。持てるところからもっと頂き、困っているところへ再分配。これで一致できるでしょう。そのほか安倍諸悪法の廃止、「原発はある段階で0」なんてところは、共通にできるでしょう。とにかく、しっかりやってほしい。

 

Prinzipiis obstra   第一歩で防げ

これは1966年11月、日本史研究大会で「現代に生きる歴史学徒の任務」と題して行われた講演会での羽仁五郎の言葉です。

 

講演会で羽仁はこんなことを言っています。(「羽仁五郎歴史論著作集」第2巻掲載)

「prinzipiis  obstra   第一歩で抵抗せよ。このあいだの戦争の場合においても、動員の赤紙を受け取った青年に向かってぼくが、君はこの戦争に行くべきではない、この戦争に反対し、僕と一緒に牢屋に入ろう、といっても、もう遅い。99歩まで来ているのだ」

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今日も掲げた私のプラカードです。

 

 

なぜこんな古いことを持ち出すのか。

日本学術会議への政府の介入問題は、全体主義への第一歩と思うからです

(いや、全体主義が進んだ結果がこの介入なのかもしれません。60歩ぐらいまで進んでいるかな)

 

政府の意向に反する学者を任命しないということは、政府による学術会議の自治の破壊です。それは、学問の自由の破壊です。このままでは、政府の意向に反する学問が委縮します。それは、政府による全体主義につながります。全体主義は危険です原発事故やアベノミクスの基本=トリクルダウン理論やコロナ禍対応策を見ればわかる通り、政府も大いに間違います。自由な学問・言論が絶対必要です

 

 

 

12月に入って、私は相馬の玉野のメガソーラー基地反対の趣旨で、経産省(オンライン会議)や福島県庁(対面会談)の役人と話し合いました。「暖簾に腕押し」という感じでした。政治家が動いてくれないとなかなか効果がありません。政治が動くためには市民運動が盛り上がらないとだめです。そうはわかっているのですが、それができません。なんでも同じですね。

今日は相馬市役所に要請に行きます。あまり期待してませんけどね。

言いたいことは言っておかないとね。

 

さて、少し早いですけど、ご挨拶します。

「ブログ知友の皆さま、多くの知識と励まし、ありがとうございました。またコメントありがとうございました。少子高齢化等の困難な社会情勢の中、しかも悪政下のコロナ禍です。大変ですが、あまり頑張らずに、頑張っていきましょう。良いお年をお迎えください。良いことがありますように。来年ブログ再開しましたなら、またよろしく」