値上げ/春-農作業/ウクライナ

例年に比べて3週間ほど遅く農作業を始めました。寒さと長引いた風邪と畑が遠くなったせいです。

 

まずは、ジャガイモ種まきの準備です。そのために冬畑の整理です。冬畑の主(ぬし),

、白菜と大根を処理します。白菜は、新聞紙にくるんで小屋へ、大根は大根漬けです。そのあとは、ごみ等の片づけ→牛糞撒き→耕耘、→畝立て→種まきとなります。本格的な農作業の到来です。

 

ここで、我が家の大根漬けを紹介しますと、

洗って皮をむいて、初め塩漬け次に酢とザラメと焼酎で漬けます。1週間ぐらいで出来ます。評判が良く、知人・隣近所に配ります。今年は、15~20㎏を3回漬けました。今日は、恐らく10㎏位でしょう。最後の大根です。

 

暖かい日です。15度にもなりました。これまでの3回と比べると天国です。水仕事ですので。

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ひさしぶりにコメリ(ホームセンター)へ行ってびっくりしました。輸入の化成肥料がひどく値上がりしているんです。

私が常用している輸入の野菜専用肥料(窒素、リン酸、カリがそれぞれ14%含有のもの)が2250円/20㎏してました。これは、去年は1400~1900円でした。そのころ国産のものとの差が、300円~800円(輸入物が安い)ありましたが、今日国産物が2280円でした。30円しか差がなくなりました。私は今後、国産を使います。

遠くなった畑の行きかえりのガソリンも大幅値上げです。電気料も大幅値上げです。

ラーメン、うどん、油、小麦粉、納豆、豆腐、肉類、魚類も軒並み値上げです。

 

原材料・エネルギー・食糧を輸入に頼る日本には、原油天然ガスの値上げは痛いです。どうして原油天然ガスが値上がりするのか、世界の大きな力学が働いているんでしょうけど、よくわかりません。

 

ただ、アベノミクスの円安誘導もボディブローのように効いているのは間違いありません。民主党政権の頃1万ドルのものを80万円とか90万円で買えたのに、アベノミクス以降は、同じものを110万円~120円万出さないと買えないんですからね。

 

勿論円安も良いこともあります。輸出は、得します。同じ1万ドルのものを輸出しても80万~90万円でしたが、それが110万~120万円になりますからねえ。輸出企業は儲けて、一般庶民生活は苦しくなるのが、アベノミクスの一面でした。金(かね)余り故株価上昇なんて一応プラスの面もありました。株を持っている人は儲け庶民の生活は苦しくという面もありました。

 

「日本の水が山が土地・・・が中国に買われる」なんて騒ぐ人たちってどうして、安倍さん大好きなんでしょう?不思議です。彼は日本のすべてを買いやすくしたんですからねえ。

 

本格的な春の農作業をしながら、私はウクライナを思いました。中学か高校の地理で、

ウクライナって、何とかという肥えた黒土で、大穀倉地帯だなんて習いました。TVで見るとまだ寒そうな服装なので、本格的ではないでしょうけど、春植の作物の準備が始まるんじゃないですか。可哀そうに多くの農民が心配しているでしょう。戦争が早く終わってほしいと。

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この農民たちにとっては、支配者が、ソ連政府(1991年以前)でもウクライナ政府(1991年~現在)でもロシア政府(2022年~?)でも、政府なんて関係ないんじゃないかな。自分が平和で豊かで安定した生活が出来さえすれば。

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国家というのは、そこに住む人々が、自分たちの幸せのため契約しあって作ったものです。人々は、人々の利害対立を調整するため、政権を作ります。また政権が暴走しないように代表者による監視(議会)と憲法・法律による政権や議会の見張り役として裁判所を置きます。

 

さて、政権や議会は、(場合によって裁判所も)多数派(多くの場合見せかけの)によって運営されます。つまり国家は多数派によって運営されます。

 

多数派の国家運営に我慢できなくなった少数派は、自分達で別な国家を作りたいと思います。当然それは認められるべきでしょう。国家とは、そこの人々が自分たちの幸福のためつくったものですので。

 

 

国家はそれを認めません。認めないという事は、多数派の横暴です。少数派が多数派の横暴に耐えかねて新しい国家を作りたいと思った場合、その独立を認める、という国際的ルールを確立すべきと思います。これは、国家主権を超越したルールです。勿論これと同時に、いつでもどこでも誰にでも国籍離脱の権利も認めます。

 

 

私はそんな風に思っています。

 

 

ウクライナを思います。ウクライナ東部の一部の人が、ウクライナから独立したいと思うなら、それを認める。まとまってロシアに入りたいならそれを認める、ウクライナ政権は、黙ってそれを認めるということにします。勿論ウクライナに残りたい人は当然残る権利があるという風にすればいいのじゃないかなと思います。

 

こうすれば、今回のロシア政権対ウクライナ政権の戦いは起きないでしょう。プーチンにもさすがに侵略の口実はないでしょう。

 

中国で言えば、香港もウイグルチベットも台湾も、独立でも高度な自治でもそこの住民の意思のままにすることになります。勿論中国に入りたい人(少数派)は、それもできることになります。

 

 

独立も含めた住民主権を認めれば、世界のかなり多くの紛争・闘争がなくなると思います。また世界の国家(多数派)は、自国内の少数派を大切にすると思います。中国は、香港人チベット族ウイグル族も大切にするでしょう。

 

 

私は沖縄を思うんです。

日本政府(国民多数派ー見せかけの)に住民自治を踏みにじられ、不平等な扱いをされている沖縄人が、日本国から独立したいと思えば、独立できる方が良いと思います。独立できることになっていれば、日本政府も大切にするでしょう。

 

第一次世界大戦第二次世界大戦を通じて、民族自決=民族の独立という原則が確認されました。

 

こんどは、住民自決=住民の独立という原則を国際ルールにすべきと思います。