若いころ慣れ親しんだ作家がまた一人亡くなりました。
西村京太郎です(3月3日)。
彼の作品一覧を見ると、私がずいぶん読んだのは、1980年代のトラベルミステリーです。「○○特急殺人事件」なんて類です。考えてみれば、私は30代。仕事の息抜きに
頭の骨休みに読みました。私の場合推理小説で推理をしません。ただ読み飛ばすだけです。
西村のあとは、内田康夫です。これまた読み飛ばしです。内田の方が私は面白かった。
内田については、拙ブログで何回か取り上げました。
ちょっと前のブログでは、西郷輝彦がなくなったことを取り上げました。うーん、慣れ親しんだ作家や歌手がいなくなるのは寂しいな。それだけ自分も死に近づいているという事でしょう。
今日は強風の中散歩してきました。思うことは、また、ウクライナのことでした。
にわか仕込みの知識によると、ウクライナは有史以来、他国・他民族に支配、抵抗、独立を繰り返してきたようです。そのDNAを受け継いでいるなら、首都キエフが陥落しても、大統領が脱出して、ゲリラ戦を戦うかもしれない。そうなれば、ロシアは負ける。
但し膨大な犠牲が出ます。
プーチンはバカなことをしたものです。
これまたにわか仕込みの、生煮えの知識によると、ロシアは、近代では西欧諸国に侵攻され続けています。ナポレオン、WW1のドイツ、ロシア革命後の西欧列強の干渉(日本もシベリア出兵)、なんと言ってもナチスドイツ。この流れで行けば、冷戦がソ連の敗北で終わった後、ソ連のもとの支配地域が、元の敵NATOに参加することは、西欧に侵攻される恐怖があると思われます。
ブログでどなたかが「ウクライナのNATOに入りたいというのは、元カノが自分のライバルになびくということ。ロシアはそれを許せないストーカー」と言ってました。
そんな感じだとおもいます。ナイフを持って脅して、ゆうことを聞かない元カノをナイフで再び自分のものに、これがウクライナ侵略ですね・
これまたにわか仕込みの知識ですと、ソ連崩壊後、親露派と親西欧派の対立がずっと続いたようです。親露派も政権についているわけですから、現在でもそれなりの国民が親ロ派と考えられます。現在ゼレンスキー大統領は90%以上の支持があるそうですけど、
それは確かなのでしょうか。それがホントとしても、首都陥落後のゲリラ戦は、傀儡の親ロシア政権のもとで行われます。恐ろしい過酷な戦いです。
ロシアの侵略を止めるためにはどうすればよかったか。これは是非考えておく必要があると思います。
①冷戦終結時、WTO(ソ連の集団的自衛権組織)解散の時、NATO(欧米の集団的自衛権組織)も解散し、ロシアも含めて全ヨーロッパ集団安全保障体制をつくればよかった。
②冷戦終結時、米・EU・日本・ロシア・非武装国家・非同盟国家を中心に全世界集団安全保障体制の再構築をすればよかった=国連改革(5大国の拒否権廃棄、国連軍創設、個別的自衛権・集団的自衛権廃止)
③、①②ができなくとも国際ルールの再構築=紛争はすべて国際司法裁判所の裁定に従う事、一国内の少数派の平和的独立を審査し認める恒常的機関創設)
・・・
以上ができなくとも
④親西欧派ウクライナ政権が、親露派支配地域の独立を認める(クリミア半島、東ウクライナの2州の一部)
⑤親ロシア派政権が、親西欧派支配地域の独立を認めること
⑥親西欧派政権がCIS(独立国家共同体=旧ソ連の一部の協力組織)から脱退の時、
NATOにも入らず中立を保つ宣言をすること
⑦ソ連崩壊後ウクライナが核をロシアに譲った時、核保有大国がウクライナの安全保障を確約すること(何せ、核拡散防止条約の優等生である。核を手放したんだもの。核保有国は、優等生を守る義務がある)
⑧⑦と逆にウクライナが核を手放さなこと。
今思いついたのは、こんなところです。
①は惜しかったと思います。結構可能性はあったと思います。