将来の日本も多分大丈夫?

今日は好天下、孫の運動会を見学に行きました。

孫は、保育園から幼稚園年少組に入園、8月に満4歳となりました。

コロナの為、運動会は3年ぶりだそうです。

最初の出番はかけっこ。太り気味なので心配してましたが、案の定10数名中ラストでした。

先生のアナウンスが流れます。年少さんは、競争という意識がなく、あちこち見たり、保護者に手を振ったり、走ることそのものを楽しむんだそうです。それが年中・年長になると、勝とうという意識が芽生えてくるんだそうです。

 

なるほどねえ。 そういうもんですか。

競争なんて気にしないかけっこ。いいなあ。実にいい。

 

 

そのあとは、障害物競走。その競技での年中組か年長組での出来事は印象的でした。

 

ボール扱い→ジグザグ走り→鉄棒→跳び箱→前転→平均台→潜り前進という障害物競争なのですが、一人の女の子が前転をぬかしたのでしょう。体育の先生が素早く走って連れ戻し、前転をさせました。その後彼女ふてくされたように足を動かさなくなりました。

先生が付き添い、何とか、ゴールです。

 

どうなんでしょうか。

 

私の妻や娘は、それでいいとのこと。そうすべきとのこと。ルール重視です。私は、小さいんだからあとで「あれではダメだよ」と保護者や先生が教えればいいのでは、と思ったのでした。彼女の心の傷にならなければいいんですがね。どちらにしてもアフターケアは必要ですよね。

 

自分のつらい経験を思い出しました。皆からひどく遅れわざと倒れた経験です。先生が慌てて駈け寄ってきました。その後は覚えていません。私は、この同じ幼稚園に年長組から入って中途退園しました。ついていけなかったのです。

 

娘たちの運動会に比べて運動系がものすごく多くなったと思います。障害物競争やマラソンや組み体操などありませんでした。娘のころは、お遊戯と保護者参加が多かった気がします。現在保護者参加はありません。

 

どちらがいいんだか、分かりません。

 

妻の話によると、福島県はあの原発事故後、子供の運動能力が全国最下位になって、そのため、幼稚園から運動を重視するようになったとのことです。ちと性急すぎるのではと思いました。

 

 

それにしても子供たちは一生懸命に頑張ります。年長組などは、クラス対抗リレー(全学年)→マラソン(年中・年長組)→組体操(年長組)→最後の「ふるさと相馬」(全学年の踊り)と、でずっぱりです。

 

ホントによく頑張りました。

 

この子供たちの頑張りを見ると、うーん、日本の将来も大丈夫と思いました。勿論我らは、彼等若者に日本を任せるしかありません。

 

そのためには、今を生きている大人が頑張らなくちゃね。

 

まずは、彼らが将来背負う負の遺産をできるだけ減らすのが大事です。

 

国の借金減らしと経済成長。

 

そのためには、大増税やむなし。階層累進的増税(貧乏人も負担増だけれど、金持ちにより多くの負担をしてもらう=贈与税相続税の大幅拡充、所得税の総合課税制かつ累進税率強化、貧乏人負担軽減策付き消費税増税)をすべきです。

 

これで浮いた財源を借金減に少々使う=日本国家の信認の為(日本売りを防ぐ)

本質的経済発展に寄与することに、この財源を多く投入する、例えば、

「教育・研究開発支援に大きく投入」

「最賃大幅アップ=企業淘汰やむなし、但し労働者の生活保障、スキルアップ支援」

「冒険できる、安心して生活できる社会保障(結婚・出産・子育て及び死ぬまでの経費が掛からない=医療費・教育費・介護費 用0、葬式費用は、20万円保障それ以上は各人で」

「人材活用政策」=外国人・女性が活躍できる施策に財源投入

自然エネルギー拡充」に財源投入

一方、歳出カットは、

「軍事費」・・・合理化及び外交政策で代替

「公共施設」・・・無駄を省く(田舎の道路は多すぎる等)、インフラは、必要最低限を確保する方針で。

 

こんなことをすれば、まだまだ日本やっていけるかもね。

 

これは、戦後改革に匹敵するある種の革命かもしれません。既得権益を破壊することになりますので。

 

明治維新や敗戦後改革で日本は発展できました。明治維新では武家階級の既得権破壊、

戦後改革では、地主の既得権の破壊です。

 

現在必要とされるのは、一千数百兆円の借金をしても、先進国から脱落しつつある自民政治の破壊です。それは偏った財の(この膨大な借金の一方一千数百兆円の個人金融資産の増加がある)再分配も意味します。

勿論自民党がこう言う政策をしても良い。

 

それぐらいやらないと今の日本は食っていけないです(あ、大多数の日本国民はです。一部金持ちは別です。彼等は現体制でも悠々生きていけます。)

 

ある種の革命というと恐ろしがる人が多いと思いますので、まあ、そうとられないために、「高福祉・高負担」社会とでも言っておけばいいです。

 

 

野党は、しっかり政策を掲げてほしい。ポイントは、大増税をうまく説明できるかどうかです。ないものはとれませんが、あるんです。あるところにはいっぱいあるんです。使い道をしっかり示せば、大多数の国民の賛同を得れると思うんですがねえ。