昨年から今年にかけて家を新築した。高気密・高断熱・床暖房、太陽光発電・オール電化の家である。41坪の家である。私達老夫婦は、6畳一間しか居室はない。本当はね、一人ずつ6畳は欲しかった。そうすると、300万経費が増える。一坪100万なのである。WICももうひとつ欲しかった。それで150万経費増である。無理だ。
あれが欲しいこれが欲しい、しかし、先立つものがない。こういうときは、我慢するほかない。あるもので工夫するしかない。(これでも、若者夫婦は2500万の借金を30年かけて支払う)
誰だって、お金にあわせて生活するのが当たり前。
ところが政府自公党。あるいは維新・国民、立民もかなり。
お金なんぞ、どうでもなるさ、中国・北の敵基地攻撃できる武器欲しい。あれ欲しい、これ欲しい。お金はと聞かれると、借金しよう、借金だめ、増税だ。増税は嫌われる・・・・、決められないから先送りだ。
もめるのは、要するにお金がないのである。
借金はいっぱいある。
もうすでに、1年間国内で全員で稼ぐお金(GDP)の2.5倍の借金がある。これまで借金返せないでどんどん増やしてきた。敗戦時だって、2倍の借金しかなかったのにだよ。
もうまた敗戦状態だね。
借金がいっぱいあって、お金がないときどうするのか。
やっぱし、我慢と工夫でしょ。金掛けないで、防衛力増強をはかっるほかない。防衛力って軍事ばかりじゃないよ。
米国には、「俺らには非戦の憲法があってさ、敵国攻撃の武器は持てないんだ。あきらめてよ。君たちの先輩にもらった憲法なんで、恨むなら君たちの先輩恨んでね」と。憲法を賢く使え。
中国には、「昔、日中平和友好条約を結んだでしょ。どちらも東アジアでの覇権を求めないって約束したでしょ。君ねえ、えばらないでよ。俺らも軍拡はしないから、そちらもしないでよ。そちらだって少子高齢化でしょ。同病相憐れむ。軍拡への金、こっちに使おうよ。俺らが米国の言う通りなのは、俺ら負けたからだよ。」
「俺らさ、千歩譲って尖閣は裁判で決めることに同意するからさ、裁判で決めないか」
こう言っておいて、それでも尖閣を取りに来た時には猛烈に反撃すればいい。世界5位ないし10位の実力のある自衛隊、できないことないだろう。敵基地攻撃はしないでさ。
5兆円の中で工夫してよ。陸自の部隊減らして、空自・海自の軍事力を高めるとかさ。
金ないときは我慢と工夫。
あるいは、戦うふりして、尖閣くれてやってもいい。裁判で決めようと言っているところを中国が軍事力でとったんだから、多くの国が日本の味方になるだろう。中国による侵略は明白だろうからね。尖閣とられた損って、何十兆円にもなると思う?(5年間の防衛費総額43兆円!!と言っているよ、いつまでやるのかねえ?20年だと、200兆円!、何十年やるのかねえ、軍拡競争)
台湾への中国軍侵略が起きたら、口だけで非難しよう。世界の多数が経済制裁するならそれには同調しよう。俺らは憲法の制約で、自国への攻撃の場合しか武力を行使できないんだ、と言えばいい。武器供与はやめよう。憲法上できないんだと言えばいい。憲法はこう使え。それは勿論国連憲章にも合致している。
中台両方には、話し合いで統一なり、高度な自治なり、100年後の選挙による統一なりしたら、とか言っておけばいい。
バカだったなあ。大バカでしたよ。安倍晋三。集団的自衛権を認めるなんて。アメリカに参戦せよと言われる口実を与えただけだ。憲法を盾に集団的自衛権を拒否すればよかったんだ。今からでも遅くない。立民に政権を取ってもらって、2014年以前に戻そうぜ。
北はいくらミサイル打ったって、無視すればいい。米韓に勝てないのは極めて明白だから、なんぼ馬鹿でも韓国や米国への攻撃はしないだろう。馬鹿の2乗の場合があるかもしれない、その時に備えて、米軍基地が日本にあるのは危険だから、米軍基地をなくしておこう。
とにかくねえ。先立つものがないんだから、我慢と工夫ですよ。
近頃読んだ本の備忘録。
「日米中アジア開戦」(陳 破空)
筆者の中国共産党への恨みつらみの籠った書。筆者は天安門事件で弾圧された人物。内容は、中国の大軍拡、アジア諸国への圧迫、習近平の出来の悪さ、中国国内での人民への圧政、軍の腐敗、日中開戦、米中開戦のシナリオなどである。嘘は言ってないとは思うが、どうしてそういえるか、出典・資料などないので、説得性は弱い。
日中開戦は、尖閣に中国漁民(実は軍兵)が押し寄せ、尖閣に上陸、中国軍は遼寧出動。日本は初め海保次に海自が応戦し、米海軍も参戦し、中国軍を破って(遼寧撃沈)、尖閣上陸軍が孤立そして降伏、中国政府は、同国民に言い訳。局地戦に終わる
そんな気もするが、全然違う展開かも知れない。最悪、ミサイルの撃ち合いから全面戦争という展開だってありうる。ほんとのところは誰にも分からない。
ブログ知人が触れていた小説
「古本食堂」(原田ひ香)
恋愛小説。舞台が古本屋というのが面白い。その話に、おいしい食べ物が味付けとなっている。
主人公は、女子大学院生とその大叔母。それぞれの生き方と恋愛が軽妙な文章で展開する。大叔母の恋愛は成就し、大学院生が好きな古本屋を継ぐ。登場人物が、皆魅力的である。大叔母が本の知識が多すぎが難点。
紹介された本では、「お弁当つくりハット驚く秘訣集」(小林カツ代、料理本なのに写真がない!!)、「極限の民族」(本多勝一、料理と対照的な生食、料理とは?)「御伽草子」(有名作家の訳多数、三人法師を読みたい)「輝く日の宮」(丸谷才一、主人公の大学院生の先生が、最高の小説!!、当然原田ひ香が最高と言っている)に興味をひかれた。