第一級の寒波が来るそうです。その前兆でしょうか。ひどく寒いです。
今日もまたスタンデイングに行ってきました。地元相馬です。私達夫婦も含めて6名参加でした。
皆この寒いなか、元気がいいです。隣に立ったのが、わが中学の同級生です。共産党員です。
で、近頃ちょっとした話題の、例の事について聞いてみました。
共産党の元幹部が、「米の核抑止に頼らず、通常兵力による抑止に努め、安保条約堅持」と言っていることについて、聞いてみました。
友人曰く、「彼は10年何年か前からおかしいんだ」と。
私は、武装中立論が正しいと思っているんで、安保条約廃棄を目指すべきと思っています。そのため、共産党には、安保廃棄の旗は立てておいてほしいなあと思っています。まあ、実現性は、現状では0ですけどね。
一方、この共産党元幹部のように「安保条約をそのままで、通常兵力での抑止に努める」というのも、成立する考えだと思います。(武装同盟方式)
分からないのは、毎日新聞特別編集委員 山田孝男の「国防リアリズム元年」と題するコラムです。(1月23日)
彼(特別編集委員)は、この共産党元幹部の意見(米の核抑止に頼らず、通常兵器で抑止)という意見に「非武装中立よりリアルだけど、非現実的」と評価します。
一方、彼は、同じコラムで、共産元幹部の「米国が核で反撃する可能性は低い」という事には賛成しているのです。
分からない。米国が核で反撃する可能性は低い、というのは核抑止力がない、という事じゃないのか?核の傘はないという事なんじゃないの?
さらに、この編集委員は言います。共産党元幹部の「核と通常兵器を切り分ける」ことには、日米防衛実務者が同意するわけはない。故に非現実的であると。
これは、もっと、分からない。「防衛実務者が同意するかどうか」から考えるのはおかしい。今は安全な方策はどれかを考えている。君(編集委員)は、防衛実務者(官僚)が認めるか認めないか、で安全保障を決めるのかい?この人はダメだと思います。
私は、安全保障方式には、「非武装中立」もあるし「武装中立」もあるし、「武装同盟」もあると思っています。それぞれの方式にもまた、具体的にいろいろあります。
例えば私が、「非武装中立」が非現実的という場合、それを担う政党が微弱で、かつ国民の支持が微弱という事からです。
理屈的に「非武装中立」が安全保障方式としてダメと思っていません。考え方、やり方によって成立すると思ってます。(例えば、拙ブログ2022年3月25日、日本の安全保障(2)、小林直樹「憲法第9条」(岩波新書1982年))。私は、日米外務防衛官僚が認めないから、非現実的と言っているわけではありません。
さて、今日も小学一年生が通りかかりました。また、プラカードや看板をよみ始めます。
漢字も読めるようです。国、大、人、止める、平和、など読める子がいました。
私は分からなかったのですが、今日は手を振ってくれる人が結構いるな、と言ってた人がいました。「皆わかってきたんじゃないの」という人がいました。
そうかなあ、今日の毎日には、世論調査があって、日米同盟強化を評価するが60%
評価しないが23%とあります。日米同盟強化って、敵基地攻撃のためのミサイルを買うとか、ミサイルを改良するとかなんで、よりお金を使います。ところが軍拡増税には反対が68%、賛成が22%。という事は、「借金で軍拡せよ」という事かな。「社会保障とか教育費を削れ」という事かな。
この辺、国民も深く考えてないと思うので、国会審議で追及してほしい。マスコミもね。少しまじめに考えよう。いくら忙しくとも。