お雛様は、厄介者か/これからの人は大変だ

昨晩は、「ひな祭り」という事で、家族5人でちらし寿司を食べた。

+ポテサラ+潮汁+鳥唐揚げ。

ところがここまで来るまで大変だった。

 

このお雛様は、亡くなった義父が孫(私の娘たち)に買ってくれたものである。もう、40年近く前の事である。

ご覧の通り大きい。娘は家を新築するにあたり、処分したいと言ったが、妻は、絶対嫌だという事で喧嘩となった。しまいには、私が大きなものを選んだと言って、こちらに火の粉が降りかかってきた。結局物置において、一週間だけ飾る、ということになった。今度は、飾る場所でもめた。ダイニングに置くこととなり、食事はリビングで、となった。5人の夕食はさすがにきついが、1週間だ。やむなしである。

 

お雛様たちも厄介者扱いされて可哀そうである。

 

ほんとは、孫の部屋だといいんだけれど、孫は嫌だという。4歳の孫も自己主張が強くなった。親たちと寝ているんだから、お雛様飾ってもいいんだけれどね。5.5畳あるんだし。俺たち老夫婦は二人で6畳。

 

 

近頃孫は、朝「おはよう」と私がいうと、むっとして返事をしない。隠れたりする。「じいじきらい」などいう。どうも、私を仲間外れにしたいらしい。数か月前には手をつないで一緒に登園してたのに(笑)やがては、「臭い」とか「いつ死ぬの」とか言われるかも(笑)。おーいやだ。厄介者扱いになりそう。じいじ可哀そう(笑)

 

しかしほんとに可哀そうなのは、これから生きていく人たちだ。特に、若者と子供とこれから生まれてくる子たちである。

毎日新聞、3月1日)

でかでかと、出生数80万人割れと出ている。
帯グラフは、出生数の推移である。みずらいが、1949年がピークで、270万を突破している。私は、1950年3月生まれなので、学年では1949年組。多分一番多い。悪くとも2番か3番。えへん(笑、えばってどうすんの)

 

その後出生数は下降線をたどったが、1970年代前半再び多くなった。私達の子供の世代である。私達が多いのだから、子供たちも多いのである。第二次ベビーブームとか言われた。その後1990年代に、第三次ベビーブームが来てもよさそうなのだが、こなかった。2000年前後に少しふくらみがある程度だ。その後はずーっと低落傾向だ。

 

さてその分岐点の1990年代とはどういう時代だったか?

同年代初頭にバブル崩壊があった。それ以降、日本経済は、長期低落傾向だ。失われた20年とか、延長して失われた30年とか言われた。この勢いだと失われた40年。失われた50年となるんだろう。(笑)

 

20年、30年失ったという事は、元々「ない」という事なんじゃないのか(笑)

 

1992年と2022年を比較してみよう。ちょうど30年だ。

一人当たり実質GDP :1992年 357万円   2022年 435万円

平均年収      :1992年 455万円   2022年 445万円 

まあ、伸びてないね。

一人当たり名目GDPの国別ランキングでは、

1990年9位、2000年2位、2010年18位 2020年24位、と順当(笑)に低下しつつある。

これだもの、お金のかかる出産・子育てなんてする気が起きないのは、当たり前だね。

 

ところが、世界に冠たる数値がある。言わずと知れた国の借金だ。

政府純債務(総債務から外貨準備高・年金積立等の金融資産を引いたもの)

1992年 97.7兆円、これが30年後、2022年な、なんと、953.3兆円、10倍だぜ。

GDP比では、1992年19%、2022年172%(以上数値は、世界経済ネタ帳より)

 

毎年どのぐらい増やしてきたのか計算してみよう。953.3兆円ー97.7兆円=855.6兆円増えた。これを30年で割ると、855.6÷30=28.5兆円。

 

毎年政府は、28.5兆円借金して、今の日本を維持してきたわけだ。この借金、だれが払う?勿論これからの人だ。利子しか払わない永久国債という手を使っても、利子は払はなきゃいけない。

 

その払う人が、上のように、どんどん減ってくる。払う人は大変だ。

 

どんどん借金を増やし、払う人をどんどん減らしたのがこの30年の日本政治なのだ

あ、これ、勿論自民党の政治(責任)ですよ。なんか、岸田とかいう人が近頃、民主党政権が「日本の誇り・自信・活力を失わせた」なんて言ったそうだけど、民主党がこの30年政権を担当してしてたんだっけ?(笑)

 

一方で、お金がどんどん増えているところがある。

家計(政府・企業以外)の金融資産である。金融資産は、現金・貯金・保険・株式・投資信託などである。

1991年 1000兆円     2021年 2000兆円

   (負債350兆円)      (負債350兆円)(間違いではない、ほぼ同じ) 

上の数値は、グラフの目分量なんで、正確な数値ではないけれど、1000兆円増えている。家計というと、政府や企業以外なんだから、個人の預金・株式・保険等と考えていいだろう。つまりは、日本国民個々人の金融資産の合計は、この30年で1000兆円増えているということだ。

 

持ってるお金全部つぎ込んでも、政府におよそ950兆円の借金があっても、国民に借金を引いても1650兆円(2000兆-350兆)の預金や保険や株式があるから、心配ないかな。どうなんだろう。

 

 

1000兆円金融資産が増えたという事は、国民が豊かになったという事だ。しかし、豊かになったのにどうして年収増えないんだろう。どうして子どもを育てる余裕がないの。

 

まず考えられるのは、子育てする若い世代の金融資産が小さいという事かな。それから金融資産は、給料以外で増えたということかな。

 

金融資産を年代別中央値・平均値で比較すると」というネットで見ると

 

金融資産の中央値(低い方から高い方に並べた場合の真ん中の数値、平均値だといっぱい持ってる人が平均をずーと大きくしてしまうので、まあ、ない人からある人が一直線に並んでその真ん中)で言うと

(一人当たり)

20代71万  30代240万  40代365万  50代600万 60代650万 70代460

 

当たり前だけど(給料が高い、退職金が入る)50代以上が多い。うーん、なるほど結婚して子育てしようと思う20代から30代は、金融資産少ないな。

 

次に「あなたは何層、金融資産ピラミッド」というネット情報を見てみると(2019年)

超富裕層(5億円以上の金融資産)全人口の0.2%が持つ金融資産97兆(平均4億)

富裕層(1~5億の金融資産)全人口の2.3%が持つ金融資産236兆円

準富裕層(5000万~1億円未満)全人口の6.3%のもつ金融資産255兆円

アッパーマス層(3000万~5000万)全人口の13.2%の持つ金融資産588兆円

マス層(3000万未満)全人口の78%の持つ金融資産656兆円(平均700万≠中央値

    (合計1832兆円、これは2019年の数値、2021年には2000兆円に増えている)

     尚、超富裕層とマス層の単純な平均値を出してみた。中央値は違う。

 

準富裕層以上は、人口で8.8%しかいないけど、588兆円

アッパーマス層以上は、人口で22%しかいないけど、1176兆円、

マス層は、全人口の78%だけど656兆円ということになる。

 

※588と656を大胆にほぼ同じと考えると、人口の上位1割(8.8%)が人口の8割(78%)と同じ金融資産を持つ。

 

君君、そこの,あまり金のない8割の君、君たち皆で、金持ち1割と同じしかお金ないんだよ。君たち何ぼやぼやしてたのかな(笑)

 

 

お金は、中高年の人に多くあり、かつ一部のお金のある人にはいっぱいあるということ。年上の人に多いというのは、年功で給料が高くなるし、退職金が出るので、当然。

 

一部のお金ある人にいっぱいある、かつ増えているというのは、市場の機能の結果のみでなく、政策面もある。例えば所得税の分離課税。例えば所得税の累進税率緩和。例えば、アベノミクスによる株高・円安。

 

日本政府=自民・公明党≒国民多数は、この30年、政府が借金して、約1割の富裕層が。約8割の国民と同じお金を持つという政治を行ってきたと言える。(馬鹿だなあ、8割の国民)

 

さて、

 

 

将来の国民の借金負担(返済)を減らすため、

あるいは国家の借金からくるひどいインフレや国家破産を防ぐため、

さらには出生率を上げるため、

いやいや、何より8割・9割の人の生活向上のため、(例えば給料上昇、例えば教育費無料、例えば医療費・介護費無料)

 

今までの政策を転換し、お金があるところ(高齢者/お金がある人)から、ないところへ回すのが良い。何せお金はあるところにはいっぱいあるんだから。

 

企業部門もあるところには、あるだろう。これは今は省略。

 

 

すぐに思いつくのは、相続税贈与税の強化、所得の総合課税制及び累進税率の強化

 

消費税も、所得の少ない人への給付金付き、あるいは衣食の基礎的部分への軽減税率(0%も含む)附きで、増税(お金のある人はやはり消費が大きいので、重い負担をしてもらう)がいい。

 

そして、その金を、

子育てとか、

研究費や全教育過程無料((将来の発展のため)とか、

失業者・転職希望の社会人の再学習費・期限付き生活費支給(生産性の低い企業の市場からの退場と抱き合わせ=業種別最低賃金制がいいと思っている=給料上昇)とか

全医療費・介護費無料(安心してお金を使う→お金が回る→経済発展)とかに回すのがいい。

 

要するに再分配の強化ですよ。何せあるところにはあるんだから。

 

これ大増税路線なんで、どの政党も言わない。実現はまずないな。(笑)

 

故に結論:これからの人たちはかわいそうだ。特に国民の78%を占めるマス層(金融資産3000万以下)。

 

ちなみに私め、60代後半の一番金融資産が多い時は、アッパーマス層の下層。ただし妻と二人で考えれば、半分なのでマス層に転落。70代の今は、マス層の下層だ。私達は今はお金で言うと、30代初めの夫婦となりました。ひょとすると27・8歳かも、とにかく若返りました。うれしい。(笑、涙)