韓国国会議員・韓国国民立派、翻って日本国民・議員大丈夫か

いやいや、びっくりだなあ。

 

俺ら寝てるうち(3日夜から4日朝)、韓国では、大統領が「非常戒厳」を発令し、国会議員やソウル市民がこれに反対し、6時間後に大統領が「非常戒厳」を解除したとのことだ。

 

非常戒厳とは、戦時や公共の安寧が侵される時、大統領が政治的自由(集会・デモ・メデイア)を制限できる措置である。戒厳司令部は、この措置を実施するため、軍隊を動員した。

 

戒厳軍が迫る中、市民は国会を取り囲み軍に立ちはだかった。

国会議員が、塀を乗り越えたりして集まり、全会一致で戒厳令の解除を決議した。

(以上朝日新聞の情報)

ネットで、大統領の戒厳布告理由を見ると、
「国会が行政に対して様々な妨害をしており、それは北朝鮮の味方をしていることになり、自由韓国を守るため」という理由だ。

 

確かに、野党の方が多数を占めており、大統領の政治はやりにくかろう。しかし国会も国民の意志の反映である。それを尊重するのは当たり前である。

 

軍を使い、国会の意志を転覆させるとは、クーデターそのものである。大統領のクーデター失敗である。

 

恐ろしいことが起きるものだ。

 

それにしても、韓国の国会議員と国会議員を守ろうとして立ち上がったソウル市民・韓国国民は、偉い。相手は警察・軍隊だからなあ。

 

翻って日本。首相が、多数派国会に対して警察・自衛隊を動員してクーデターを起こそうとした場合、国会議員や東京市民・日本国民は、行動できるのか。

 

絶対できないと俺は思う。

 

日本は韓国のような事態に何故ならないか?

憲法に非常戒厳という規定がないからだ。首相は、緊急事態でも、警察や軍隊を動かすことができない。

 

恐ろしいのは、自民党や維新が憲法を改正して「緊急事態条項」を入れようとしていることだ。

いろいろ言ってもそれは、行政が国会を無視して法律同様の命令を出せるということだ。

 

決して、「緊急事態条項」導入の憲法改正を許してはならぬ。