自公大敗、過半数割れ、国民民主・参政大躍進、立民横ばいの結果で終わった今度の参院選について次のような感想を持ちました。今後有識者や専門家・評論家がいろんな分析・意見が出すでしょうけど、その前に自分の感想を述べておきます。
①マスメディアの事前予測の的確さを再認識した。分析力が進化したのだと思う。アナウンス効果(情報と反対の動き)がないのはどう考えたらいいか。
②福島選挙区では、石原が森雅子に負けたのが残念。共産党が候補を下ろしたけどダメだった。共産党の基礎票の減少が感じられる。田舎の福島でも参政党の勢いは感じられた。
③自公の退潮がなお明確になった。公明党は共産党同様高齢化が効いているのだろう。
もともと、自民党は、賞味期限切れの政党である。
④国民民主の「手取りを増やす」・参政党の「日本人ファースト」という一見わかりやすく、良さそうな宣伝文句が効いた。選挙には、わかりやすい宣伝文句がぜひ必要。それをネットに載せるのが上手な選挙戦術と思った。
⑤国民の「手取りを増やす」は、税と社会保険料で苦しむ現役世代に効いて国民の支持拡大につながったと思う。同党は、「手取りを増やす」ため、所得税の最低課税ラインの引き上げ、ガソリン税減税、消費税減税等を言うけれど、その補填はどうするか、これが問題と思う。どこを増税するか、または支出を削るか、それを言わないとだめ。これは全政党に言える。国債発行増は、結局手取りを増やした現役世代の負担になる。
⑥参政党の「日本人ファースト」も物価高などに苦しむ国民に響いたと思う。しかし、「日本人ファースト」の中身は何か?今日本人ファーストでないとすると、ファーストにするのにはどうするか?そこを明確にしないといけない。
参政党は、今外国人優先になっているから、日本人ファーストにしよう、といいたいんだろうけど、外国人優遇はないのが事実、平均的外国人が平均的日本人に比べて悪いというのも事実でない。参政は、事実でないことで票を獲得したと思われる。嘘つきの政党と思う。人気を得るため嘘もよし、という危険な政党と判断する。
⑦参政党の根本的考え方は、その憲法案にある。
特徴は、人権軽視、社会・国家優先(個人の自由を軽視)、天皇権力強化、民主主義軽視にある。戦前の大日本帝国憲法の満州事変・日中戦争・太平洋戦争時代の解釈に近い移転が多いと思われる。
そしてでたらめな憲法案である。もともと国家に、対外的に主権があるのは当たりまえ。そんなこと憲法に言う必要がない。大きい国家も小さな国も独裁国家も民主国家も、対外的に主権があるのは当然。
ところが、参政党は、それを国内でも使って国家主権という。それは国民主権の否定なのだ。
君民同治なんて全く民主主義でない。民が君をコントロールするのが民主主義。君とはご主人様。
封建時代「君、君たり、臣、臣たり」(ご主人様はあくまでもご主人様、どんなに優秀でも家来は家来)「君、君たらずとも臣、臣たり)(ご主人様がどんなにご主人様らしくなくとも=不出来でも、家来はそのご主人様に服従すべきである)といわれた。
二つの主権を区別しないで使っていて、国民を間違って誘導している。ずるいというか、基本的知識がないというか、そんな政党である。
しかし、参政党を支持するひとは、その憲法案て見ないだろう。新聞・TVも見なくて、ネットの情報ぐらいしか見ない人が多いのではないか。だからその危険性も知らないと思う。
⑧今回投票率が上がった。それはよいことだ。きっと若者たちが多く投票したのだと思う。そして若者たちは、国民民主や参政党に投票したのだと思う。
投票で自公が過半数割れしたのだから、そしておそらく大きく政治が変わるだろうから(良いか悪いかは別)、自分の票が政治を動かすという経験をすることになる。それを大事にし、しっかリ政治の動きを見て、考えてほしいと年寄りは、思う。