11月8日の朝日新聞オピニョン欄に「米国を貫く『暗い流れ』というインタビュー記事がありました。
歴史家・ジャーナリストのアダム・ホックシールドさんの話です。
この話でびっくりしたのは、あのウイルソン大統領時代、愛国的な熱狂と政治的抑圧があったということです。反戦活動家や社会主義者、移民・労働者に対する恐怖政治が広がったというのです。
ウイルソン大統領というと、第一次世界大戦後、国際連盟設立、軍備縮小、関税障壁の撤廃、民族自決などを唱えた民主的な理想主義的な大統領と思っていたからです。
でも、このアダムさんによると、ウイルソンは、検閲とか政治犯投獄とか厳しくやったのだそうです。
そしてウイルソンが大統領になった1917年、スパイ防止法が制定され、社会主義者や反戦活動家が投獄されたのだそうです。報道機関の検閲もこの法律を使ってやったのだそうです。
現代のトランプ大統領に関連して、アダムさん「・・・ホワイトハウスには、自分の政策の正当性に最高の自信を持ち、反対する人々の市民的自由を全く尊重しない大統領がいるということ」といいます。
うーむ、米国にも、市民的自由を弾圧する権力という暗い流れも存在しているんですね。
高市政権が「スパイ防止法」を制定するという動きに対して、アダムさん「先例にならうのにスパイ防止法ほど悪い手本は思いつきません。日本が米国より賢明であることを願ってます」といいます。
私は、米国を人権先進国、民主主義・個人主義の先生と思ってきましたが、どうもそうでもなさそうですね。
世界のリーダーとも思ってきましたが、アメリカファーストも底流にあるという記事もありました。(ウイルソンとWW2中と戦 後の米国は例外、孤立主義が米国の本質)米国を考え直さねばと思いました。
「日米安保が基軸」とか「米国が手本」とか「米国にすり寄ればうまくいく」とか、「最後は日本を守ってくれる」とか、そういう思い込みもやばいと思いますね。
・・・
私は、通常9時前には寝るのですが、この2日間、10時過ぎまで起きてました。面白い小説に当たったからです。
堂場瞬一「壊れる心」
浦賀和弘「彼女のため生まれた」
どちらも文庫本で500ページあります。午後から読み始めて、一気に読みでした。
前者は、警視庁犯罪被害者支援課の警官たちの話です。こんな仕事が警察にもあるんだと初めて知りました。
なるほど、交通事故や犯罪の被害者やその家族のケアは必要です。彼らをマスコミから守るということも必要です。
この小説は、交通事故の裏に隠された犯罪や、被害者たちの怒りから生じた犯罪を扱っており、どんどん話に引き込まれていきました。
後者は、面白い語り口です。母親を殺されたフリーライターの視点(俺)で、事件を物語っていきます。
母親を殺した犯人がすぐに”俺”の母校で飛び降り自殺し、その犯人が、「母親殺害の理由が、”俺”の高校時代の犯罪に起因する」という遺書を残して死にました。
”俺”にはそんな犯罪の記憶がありません。”俺”は必死に真相を追求していきます。
「真相にたどり着いたな、ははあ、なるほど」と私が思ったとき、まだ本の半分ぐらいなんです。あれ、この後まだあるの?・・この繰り返しです。最後の真相は、びっくりでした。少し強引かもなと思いましたけど。
でも今もって、題名「彼女のため生まれた」がわかりません。彼女って誰だ?生まれたのは何だ?誰か?か?
どちらも感動したという感じはありません。でも面白かった。
・・・
「名古屋行き最終列車」という、30分テレビドラマを、面白く見ました。AIに聞きますと、ずいぶん長く続いているようです。私はプライムビデオにあがっている20本くらいの話を見たかな。
深刻なものは全然なく、ドタバタが多いかな。人情噺もありますね。
その中で一番気に入ったのは、ドジな会社員と売れっ子漫画家の話です。ドジな会社員のドジさが面白です。大ドジで上司と社長をノックダウンする場面が面白かったなあ。
二番目に面白いのは、松井玲奈が演ずる吉川一美が出る話で、吉川がブちぎれて、問題が解決、または解決に向かうという話です。AIに聞きますと、松井玲奈は、アイドルグループの一人のようです。