読書感想ー「春を背負って」/「平和と命こそ」

yonnbaba様紹介の笹本稜平「春を背負って」を読みました。面白かった。

全体の紹介は、yonnbaba様の上手な紹介に譲って(5月8日)、私は、特に面白かった「野晒し」について書きます。

また山に登りたくなる『春を背負って』笹本稜平著

また山に登りたくなる『春を背負って』笹本稜平著 - あとは野となれ山となれ

以下半ネタバレ。

山小屋を営む亨とその助っ人ゴロさんは、野晒しになった白骨死体を発見します。

その4日後のことです。予約のあった84歳の大下恭二郎という人が、なかなか山小屋にやってきません。老齢の彼ですので、気をもんでますと、大下から道に迷ったという連絡が入ります。GPSでその場所を特定すると、野晒しを発見した場所です!二人は大下を無事救助しました。大下は、亨やゴロさんや美由紀(訳アリの山小屋手伝いの若い女性)などと楽しい一晩を過ごします。大下が下山した後、警察が白骨死体の名前が判明したと連絡があります。その名前は「オオシタキョウジロウ」。持ち物の腕時計にその名前があったと。

え、恐怖小説。ざわー。

しかし、これは、さわやかな愛の物語なんです。

笹本稜平、うまいなあ。脅かしておいて、ねえ。素敵な愛だなんて。

印象に残る言葉もありました

「欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲。それを手に入れるため労をいとわないのが夢」(ゴロさん)

ゴロさん、変な人です。冤罪容疑にも逆らわない、脳梗塞で死にそうなときも治療拒否、山小屋の休みの時は東京で路上生活、しかし魅力的です。

 

 

「死にたいと思うのは、結局自分のことしか考えていないからなのよ」(美由紀)

自殺願望から立ち直った美由紀の言葉は、説得力があります。

 

笹本稜平には、警察小説や冒険小説もあるとのことで、そちらも読んでみようと思いました。

・・・・・

「平和と命こそ」(新日本出版、2014年)

副題が「憲法9条は世界の宝だ」とあるように、著名な3名の9条護持の平和論です。印象に残った言葉を紹介します。

 

澤地久枝は、ノンフィクション作家で、ミッドウエー海戦に参加した日米両軍の兵士について詳細なレポート「蒼海よ眠れ」を書いた人です。

自衛隊憲法違反ですから、あれをなくして、それに代わるものとして災害派遣隊を税金でつくったらいいと思います。・・・大きな地震や災害が起こった時、(世界に)丸腰で行って、無償で医療行為や救助をする組織を日本が持つことをどこの国が警戒するでしょうか。」

「私は諸悪の根源は何かと言ったら日米安保条約だと考えます。・・・集団的自衛権は、・・・さんざんお金を取ったけれども、今度は日本人の命を提供せよとアメリカは言っているのです」

 

2000年の誕生日に書いた詩。

・・・

政治に対する私の初心は

難民としての体験から芽生え

それから55年、

変わらず

変わりたくない

かたくなな私がいる

自衛隊憲法に違反し

新世紀に日米安保条約は見直されるべき

このごく常識的な発言をするのに

勇気を試される時代がついに来た

信ずるままに飽くことなくいう

それ以外に

私のような人間には生きていく道はない

投げつけられる非難の言葉が

「バカ」であっても

「アカ」であっても

それにたじろぐまい

無視され疎外されようとも

私は私の道をゆこう

全ては個から始まり

ひとりから始まり

いかなる一人になるか決めるのは

己自身である。

いま

あえて挙げようとする旗はささやかで小さい

小さいけれども

誰にも蹂躙されることを許さない

私の旗であり

掲げることに私の志があり

私の生きる理由がある

 

 

宝田明は、有名な舞台・映画・テレビ俳優です。映画「ゴジラ」でも重要な役を演じました。

「私は役者であり右も左も中庸も皆さまがお客様と思っておりますから、・・ノンポリを通してまいりました。しかしこの年になりますと、もっと自分に正直に、自分の言ったことに責任をもって伝えていく必要があるのではないでしょうか。いま日本には、一機百数十億の戦闘機が数十機。多い少ないは別として海に囲まれ一億三千万もいる日本を、それで守れるわけはないのです。」

 

「日本を守るというなら、武力とは違う方法で守ったらいいのです。どこかの国に加担したり、どこかの国におんぶしてもらう必要など全然ありません。戦争が起きる前に行動するのが外交、政治というものでしょう」

 

「私は、憲法9条は世界の宝だと言ってます。日本は軍事力はいらない、軍隊もいらないと宣言したわけですから、世界のだれに恥じることもなく、もっと堂々としていたらいいじゃないですか。9条を守り抜く、凛とした日本人でなければいけないなと思っております」(2022年3月14日逝去)

 

日野原重明は、内科医、元聖路加病院院長、キリスト者、教育者、文化勲章受章・・・なんて紹介するまでもありませんね。

 

同時多発テロが起きた時に、ほんとにアメリカが正しいなら、今度はやるなよと言って仕返しをしなければ、その後の泥沼のような戦争は起こらなかったのです。仕返しは仕返しを生むのです。エンドレスの戦争になっているのです」

 

「米軍の基地をなくして、最後に空母も日本の近海に入らないようにしたら日本はどこの国から攻撃されますか。武器も持たず軍隊も持たず、アメリカの基地もなくなったら、そんな国を攻撃しようとする国はあり得ないのではないですか。日本が裸になって、憲法通りに武器を持たず、戦争はしないと言っていれば、他国が日本を攻撃する理由は絶対ないのです。もしそんな国を攻撃したら、国連は黙っていないでしょう」

 

「世界に平和をもたらすというのはとてつもない大きな輪です。その一部分を私達は生きている間に担っているのです。・・・その先に子供や孫がその輪を完成してくれるという事を確信しながら行動することが必要であると思います」

 

憲法を変えようという国民投票の時には、勇気をもってノーと言おうではありませんか。日本は軍隊を持たない、そして自衛隊は日本や外国で大きな自然災害が起こったら、すぐに出動できるようなものでなくてはいけないと思います。そういう船や飛行機を日本は持っているという事です。」(2017年7月逝去(満105歳))

 

 

澤地は、1930年生まれ、宝田は、1934年生まれ、日野原は1911年生まれです。敗戦時には、澤地は、14歳、宝田は、11歳、日野原は、34歳です。お三方に共通するのは、

戦争体験者という事です。特に宝田の満州からの引揚体験には胸を打たれます。

 

そしてお三方とも、その戦争体験に基づいて、戦争は絶対悪という観点から、憲法9条を戦争放棄・非武装・交戦権否認と解釈し、自衛隊を国内外の災害救助部隊に改編すべきと考えています。安保条約も廃棄という考えで一致しています。体験に裏打ちされた彼等の言葉は重く力強い。

 

この考えは非武装中立の安全保障方式とまとめられると思います。1950年ころの全面講和論、1960年、1970年の安保闘争の頃、日本国民の間にかなり強い底流としてあった考えです。

 

お三方が、この本の出版された2014年でもこの考え方を堅持していることに敬意を表します。

 

私は、現在、安保法廃棄による厳密な「専守防衛」に戻す→武装中立(安保条約廃棄)→非武装中立・国連軍創出・国際法貫徹という段階的安全保障を考えてます。

 

しかし、彼らの一気の非武装中立の方が正しいのかもしれません。少なくとも国民の死傷者数は、自衛戦争を戦うより少ない可能性が高いと想像します。

 

 

彼等は、非武装中立の場合の安全保障の手段の詳細と日本が侵略された場合どうするかについては答えてません。

 

その答えとして今私が思いつくのは、小林直樹憲法第9条」(岩波新書、1982年)と近頃私が紹介した岡井敏「平和憲法だけで国は守れる」(社会批評社、2020年)です。

 

a0153.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

畑/孫/日本の未来/スタンディング

5月7日早朝、満を持して(霜害に逢わぬように)、夏野菜の移植をしてきました。ナス8本、キウリ10本、ピーマン4本、大玉トマト4本です。他にゴーヤ、カボチャ、中玉トマトを植えるつもりでいます。

 

ところが昼前からかなりの風が出てきました。かなりの強風です。まずい。今年はまだ風よけ(肥料袋を半分に切ったもの)をしてませんでした。

 

その午後、恐らく最後の出来事じゃないかと思うことがありました。

3歳9か月の孫が相馬からやってきました。ところが車で寝てしまってました。抱きかかえて降ろし、そのまま抱いて、ソファに腰かけ寝せました。その重い事重い事。体重16Kなんだそうです。2時間近く寝ていました。

 

いつ以来だろう。抱っこしたまま寝せているのは。もう思い出せません。一年以上前のことなのは間違いありません。これが最後なのも間違いありません。そう思って、重いのは我慢しました。暑いのも我慢しました。(体温高い)妻に手渡すか、と目配せしましたが、「重いからいらない」と言いました。孫の可愛さを独占しました。

 

後で娘に聞くと、今は床に寝せても起きないとのことです。私らは、床に寝せるのに失敗した数多くの経験から(誰かが言ったように「背中に目がある」ようでした。床の布団に置くとすぐ起きる)置いちゃまずいと判断してました。

 

まあ、誤解から幸せな時を刻みました。

 

この子が大きくなるころは、どんな日本なんでしょうか、どんな社会なんでしょうか。

 

私は他国に侵略されるという心配はしてません。現状では、軍事力・経済力ダントツ世界NO1の米国と安保条約を結んでおり、軍事力で世界5位から10位と評価されている自衛隊が侵略に対して戦うことになっています。

米国の戦争に巻き込まれる心配から安保条約をなくしても、少なくとも自衛隊が戦います。専守防衛を徹底していれば、最低でも今回のウクライナくらいの応援はもらえると思います。「紛争は国際裁定にゆだねる」と表明しておけば、猶更応援はもらえます。

裁判係争地域に相手が侵攻してくれば、それは侵略と断定出来ますので、国連や他国に応援をもらえるでしょう。さらに、国連での活動、人権の普及、食糧支援、難民支援、災害支援を十分やっておくべきです。

先の戦争の反省を国際的にいつも表明しておく必要があります。これは世界の認識なのですから。歴史修正主義者には、そこを考えてもらいたいです。

 

 

隣国にプーチンのような狂気の指導者が出たら、という心配をする人がいますが、ほんとに狂気だったらどんな手を使っても無駄です。

 

プーチンのような狂気に備えるため、軍拡(核保有・GDP2%の軍事費、敵中枢・敵基地攻撃能力保有)という事を唱える向きもありますが、それは論理的に矛盾です。

 

軍拡は、敵が「強い自分にかかってこない」という理性を持つことを前提としています。つまり軍拡は、理性を持つ狂気の人という存在を前提にしています。理性を持つ狂気の人って矛盾でしょう。

 

相手に理性があることを前提として平和の維持に知恵を使いましょう。ただ、理性ある人も、理性を失う場合があります。どういう場合、理性を失うかを考えればよいのです。

 

(1)どうしてプーチンは侵略したか、(2)どうして米国はイラクを侵略したか、(3)戦前の日本の侵略の原因などを考えればいいと思います。

(1)は、「思い入れ深い元カノを取り戻す」という行為、(2)は、テロを受けての逆上、「俺のやり方は世界標準」という思い上がり、石油が欲しいという欲望からの行為と考えます。(3)大日本帝国の戦前の侵略は、帝国主義時代のことです。しかも世界大恐慌下、ブロック経済下です。

 

仮想敵国中国、ロシア、北朝鮮にとって日本は「元カノ」ではありませんし、日本はテロはしませんし、石油等魅力的資源はありません。中国・ロシアが「俺が世界標準」と思っているとも思いません。

 

現在は、帝国主義は認められず、民族自立が大原則です。また世界恐慌を緩和する仕組みがあり、今のところブロック経済化していません。

 

この意味で、仮想敵国が日本国を侵略する可能性は低いと考えます。現在中国は日本を蔑視してはいないでしょう。侵略された経験から日本の軍国主義化を恐れてはいると思います。日本人を、チベットウイグルのように中国化しようとかも考えにくいです。もともと中国であった香港を中国化しようとしてだいぶ苦労をしています。日本を中国化するのは大変でしょう。人口が違う。

 

中国とは仲良くすればいいのです。1972年日中共同宣言、それに基づいた1978年日中平和友好条約の精神に戻ればいいのです。そこには、相互に主権・領土の尊重、内政不干渉、紛争の平和的解決、相互協力発展、どちらも覇権を求めないという事、国連憲章の尊重等々が約束されています。これらは日中関係の基本原則です。中国もこれを破棄しようとは言ってません。

 

中国を信用するな、という考えの方もいると思いますが、そういえば相手も信用しません。日本の方はなお信用されません。なんせ、歴史上侵略したのは日本なんですから。満州事変以来の15年の長きにわたる中国侵略です。しかも戦後になっても、政権を持つ自民党の有力者が侵略とはっきり認めたくない傾向があるのですから。かつて日本の教科書に中国侵略と書いて問題視したのが自民党ですからね。自民党に政権を持たせておくと、中国にやられる可能性が高まると言えそうです。

 

中共同宣言には、日本の戦前の行為の反省が書かれています。これを結んだのは、かの自民党田中角栄です。自民党内の歴史修正主義者、これを思い出してほしいです。中国側は周恩来、中国は賠償金を放棄しました。有難いこと思います。日本が経済協力費を出したのだそうだけれど、そんなの中国の物的人的精神的損害に比べたらススメの涙でしょう。15年間ですよ。しかも1937年以降は、中国かなり多くの土地に軍を派遣して侵略したんですよ。現在のロシアの比じゃないです。

 

 

長くなりました。結論中国は、日本を侵略する気はない。万一侵略されても、日米両軍又は自衛隊が戦う。世界はウクライナ以上に日本を応援する、故に安心と思ってます。

 

中共同宣言・平和友好条約に沿って、中国とは仲良くという方針で外交を進めるべきです。今年は、日中共同宣言50周年の記念すべき日です。こういう機会はとらえるべきです。それが外交というものでしょう。「中国に攻められたらなんて騒がず」(研究はしておくべし)、協力・協調・信頼醸成に努めるべきです。

 

他国に侵略される心配より、

首都直下型地震東南海大地震(それに伴う津波・火災・原発事故)の方が、侵略される可能性よりはるかに高いと考えます。限られた経済力は、こちらに備えるべきです。

地震を起こす大鯰には理性はありません。条約という約束もありません。説得は聞きません。世界の監視もありません。国際法もありません。そして間違いなく来ます。こちらに備えておくべきです。

 

 

もっと心配なのは、日本の経済破綻の方です。

特に借金です。国と自治体あわせて総債務(借金)が2022年1462兆円です。国と自治体の持つ財産(年金積立や外貨準備高)をひいた純債務でも2022年958兆円です。貯金を全部はたいても958兆の借金があります。(数値は世界経済のネタ帳より)

 

いろいろ理屈があるでしょうが、借金はいつかは誰かが返さなければいけません。それが債務です。返すのは誰か、将来の日本国民です。どんどん少なくなっていく日本国民です。ひどい負担が彼らの肩にかかるでしょう。国債を日本国民が買っているから大丈夫なんていう人がいますが、国債を持っている人に返さなくていいんですか?返すのでしょう。国債を持っている人に全国民で返すのです。その全国民が、極端に少なくなっていくのです。

 

永久公債という「利子だけ払って元本は返さない、気の向いたとき返す」という手法があるのだそうですが、そんな公債をだれが借りるのでしょう。借り手がいないので利子を高くするしかないのじゃない。それってひどいインフレになりませんか。

 

どういう形で返すか、結局インフレか、課税強化でです。どちらも生活が厳しくなります。

 

今やるべきことは、「借金を増やさない、減らす」、できるだけの経済成長、少子高齢化の緩和です。

 

そのためには、この数十年で激増した個人金融資産への課税強化(累進率強化の総合課税制所得税相続税贈与税の強化)は絶対必要でしょう。一般庶民も、将来の大増税を緩和するため、現在の増税はたえるべきです。(例えば消費税)

子育て費・教育費・研究開発費への投資増も絶対必要でしょう。

コンクリ公共事業の効率的縮小も必要でしょう。ある程度の維持費はかかりますけど。

 

防衛費増などはもってのほかです。防衛費の中味を精査して、効率をはかるべきです。国民、特に護憲反戦を言う人は、防衛手段と防衛費の中味(例えば自衛隊の海空特化)に目を注ぐべきです。

 

このようなことを20年が我慢してやっていれば、団塊以後10年間で生まれた数多い高齢者はほとんど消えるでしょう。つまり高齢化の圧力がなくなります。

 

そうすると、あたらしい展望が日本に開かれる可能性はあります。そこまで、子育て・教育・研究に投資をしておくべきです。やがて花が咲きます。

 

 

わが孫たちも30歳前には、新しい展望を持った日本に生きられるかもしれません。

 

 

こんなことを思いつつ、今日は、二つのスタンディングに参加してきました。午前10時からは南相馬市原町駅前、午後1時30分からは、相馬市塚田交差点です。

原町駅前です。私を含めて5名の参加です。
反応がありました。通りがかりの人が、「頑張って」と声を掛けてくれました。も一人の御婦人は、「募金してないの」と行ってきました。ロシアの侵略反対というプラカーを掲げていたので、ウクライナに募金したいとのことでした。丁重にお断りしました。

そこまで考えてませんでした。

こちらは、午後1時半からの相馬の様子です。

私を含めて7名参加でした。こちらは市民の反応はありませんでしたが、小学校一年生が、20名くらいの集団で通っていきました。「こんちわ」なんて言ってくれるのですよ。

 

この子たちが大人になった時どんな日本なのかなあ。

日本の危険性は、経済破綻→大震災→他国からの侵略の順に大きいと思います。まさか、日本の他国侵略はあるまいな。そのためには9条改正しない方が安全です。安保法は廃止した方が安全です。

 

現在の日本の限られた力は、経済破綻対応→大震災対応→他国からの侵略の優先順位で

使うべきでしょう。

 

 

尚5月7日に植えた苗類は全部無事でした。今年は風よけは作りません。支柱に縛るだけで良しとします。まあ大丈夫でしょう。どうもねえ、年々手抜きになるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鹿島散歩(3)1½政党制は絶妙だった、自民党は賞味期限切れ、野党よ、「おいしくなーれ」

今日は真野川沿いに北の方に散歩しました。

真野川です。遠くの山並みは阿武隈山地です。

真野川の源流は、原発事故の時、ひどい放射能汚染で、全村避難となった飯館村です。汚染地域から流れるこの真野川は、現在でも魚・エビ・蟹・貝類採取自粛なんです。もう11年以上も経つのにです。相馬双葉地区は、山菜類・タケノコ・キノコ類・猪なども出荷ができません。豊かな山川でしたのに。

こんな看板が立っています。

この川のヤマメ・ウグイは、食べたことがありませんが、小鮎は何べんも食べました。

義父が釣ってきたものを唐揚げで食べました。うまかった。

もっとうまかったのは、「モズクガ二」のガニマキなるものです。モズクガ二をつぶしたものに、豆腐やネギやミツバを入れたお汁です。しょうゆ味かな。数度しか食べたことがありません。恐ろしくうまかった。

 

今はこの川で魚やエビやカニを獲る人はいません。

 

も少し北の方に歩いていきますと、古墳群があります。

写真が悪いですねえ。円墳の群です。この写真で5つほど視野に入れたつもりなのですが、木が生えているものをを含めて3つしか見えませんね。

三つ並んでいるのが見えるでしょうか。田植えまじかの田んぼの中の円墳です。このあたり大小8つの円墳が確認できます。

古代のこの地方の豊かさが想像できます。きっと真野川が運んだ土壌がその基盤なんだろうと思います。古墳は、もっといっぱいあったのだと思います。長い年月のうちに田畑にされたのでしょう。

 

この古墳群を見て私は、家族を想像します。一族かな。大きな古墳は一族の長。小さな古墳は若くして死んだ子供のお墓だったような気がします。この中には戦いで死んだ人のお墓があるかもしれません。しかし、大和政権の権力(覇権)が及んでいれば、平和な生活だったと思います。

 

パクス=ヤマトーナ?

 

東西冷戦終結後のパクス=アメリカーナがうまく機能して、その中で国連の強化で来ていたらなあ。無念です。アメリカが、アメリカ流を押し付けたのが悪かった。パクス=ユナイテッドネーション(国連の覇権による世界の平和)が欲しい。

しかし現実の国連の体たらくを見ますと、「日暮れて道遠し」ですね。冷戦終結時の米国と日本と欧州が国連を強化してたならなあ。ロシアは弱ってて、中国はまだ低姿勢だったのに。長蛇を逸す。

遠くに見えるブルーシートは、3月の震度6でやられた家屋の屋根です。被害は甚大でした。私の相馬市が一番ひどかったと思います。新地(相馬市の北)や南相馬では、旅館がすべて営業再開しているのに、相馬では7割がまだ営業してないという記事が地方紙にありました。

 

町に戻ってきました。

自民党鹿島支部という看板がかかっています。写真は、倉庫の方が大きくなってしまいました。

自民党・・・。

ひどく乱暴な言い方をすれば、名称の変遷や離散集合はありながらも、江戸時代後半にに端を発し、明治以降日本の政治・経済・社会を牛耳った地主・資本家の政党です。昭和には、軍部に同調し世界と戦い、国民に甚大な戦争の惨禍を与えました。しかし戦後は米国に従属して不死鳥のように復活した政党です。良くも悪くも近代日本を運営してきた政党です。

 

戦後は、GHQ草案を原則的に受け入れ、現憲法をつくった中心の政党でもあります。その党は、憲法改正を党是としています。きっと、不本意だったのでしょうね。いま改憲のチャンスとして情熱を燃やしています。

 

 

今日は憲法記念日憲法は75年目です。昨日は相馬でスタンデイングをしてきました。

10名参加でした。掲げたプラカードの一つは、これです。(ほかは、ロシア侵略反対、核共有反対。近頃新しいのを作ってません)

(再掲)

改憲を目指す人は、「憲法は理想主義、現実に合わない」と言います。私は、理想主義を「目標を目指す生き方」と考えています。

人間誰だってある目標を持って生きてるんじゃないですか。

偉くなりたい、お金持ちになりたい、趣味を充実させよう、尊敬される人間になりたい、家族を持ちたい、健康長寿・・・・。

 

憲法だって同じです。日本国家の理想の姿を示して、「現在および将来の皆さん、この理想に向かって頑張りましょう」、と言っているのが憲法です。私は憲法の掲げる理想(目標)は、日本国にとって良い目標と思ってます。「憲法の理想を実現しよう」というプラカードです。

 

憲法は未完のプロジェクト」

恐らく永遠に未完のプロジェクトです。民主主義が永遠のプロジェクトのように、自由や人権が永遠のプロジェクトのように。平和主義が永遠のプロジェクトのように。

 

 

5月3日は、憲法記念日であるだけでなく、義父の命日です。義父は、昭和20年6月から8月、17歳で「震洋」特攻隊(ベニヤボート特攻艇乗組員)として、出撃を待ってました。辛うじて戦争が終わり命拾いをしました。戦後は、農業改良普及員として働き、政治的には、熱心な社会党支持者でした。直ぐ上の兄貴(もと憲兵)が、長く鹿島町議会の社会党議員だった影響もあったかもしれません。

 

自衛隊廃止論者であった高校生の私を、実父(50年前死亡)は、侵略されたらどうすんだと否定し、議論をしたことがありました。その父も「選挙では社会党に入れてんだ」とボソッと言ったことがあります。

 

かつて日本社会党という有力な政党がありました。

 

戦後日本は、自民党長期政権が続きました。それは、2大政党制に対して、1½政党制と言われました。1は、自民党ですが、½は、社会党でした。社会党は、外交安保政策では、非武装中立を標榜していました。これは、戦後の多くの日本国民の「戦争は嫌だ」という素朴な気持ちを代弁するものでもありました。この気持ちは、1950年~51年の全面講和論、1960年・70年の安保闘争等、日本社会の底流にあったものでした。彼等のよりどころは、憲法9条=戦争放棄・軍備放棄・国の交戦権否認でした。それは、日本の自民党政権と米国政権を揺るがすものでもありました。

 

 

それを包摂し、あるいはそれを利用し、自民党政権は、米国と安保条約を結び、軽武装・経済発展中心でやってきました。自衛隊は合憲であると解釈し、充実させてきました。それを国民も認めてきました。

 

かつての自民党は、「専守防衛」「海外派兵禁止」「武器輸出禁止」「防衛費1%以内」「非核三原則」「文民統制」等、軍事には抑制的でした。それを長年守ってきました。

 

自民党軽武装・経済重視政策は、高度成長から安定成長、40余年に及ぶGDP世界2位、世界有数の長寿・安全な社会、平和国家ブランド=信用や信頼をもたらしました。

 

勿論、公害・自然破壊・男女差別・沖縄差別・米国従属・東アジア諸国との軋轢等様々な問題はありましたが、全体としてはうまくやったのだと思います。この意味で1½政党制は絶妙でした。

 

今や社会党は消滅しました。非武装中立の理念を持つ政治勢力は消滅しました。

 

一方自民党は、「専守防衛」を実質放棄(1999年周辺事態法、2015年安保法制)、海外派兵禁止も実質放棄(2001年テロ特措法・2003年イラク特措法等)していきました。

 

2022年現在自民党は、「敵基地及び敵中枢攻撃能力を持ちたい」「防衛費GDP2%使いたい」なんて言ってます。

 

 

敵基地や敵中枢攻撃能力を持つと、先制攻撃も可能になります。敵に何らかの動きがあった場合、「やられる前にやれ」となる可能性があります。それは侵略です。国連憲章違反です。憲章は、侵略された場合のみ、かつ国連安保理が動く前に限って、自衛権行使(個別的・集団的)を認めています。勿論軍事力以外で解決が大原則です。「やられる前にやれ」は、国連憲章違反です。

 

またすべての敵基地なんて攻撃できません。やり返されます。戦争の惨禍が起きます。

さらに相手も同じ能力を拡充します。軍拡競争です。相手もやられる前にやれと思うでしょう。極めて不安定な恐怖の軍事抑止力です。

 

 

危険この上ありません。

 

 

 

かつての軍事に抑制的な自民党は消えました。

現在自民党は、軍事に前のめりになっています。軍事費で現在世界の9位、評価は分かれますが、自衛隊の軍事力は、世界の5位から10位です。軍事大国なのにもっと欲しいなんて、・・・狂い始めました。ロシアや中国やアメリカのようになりたいんですね。軍事力で問題を解決したいんだ。そういうのって軍国主義と言うのではないでしょうか。

 

そういえば、だれか「普通の国」になりたいなんて言ってたな。安倍だっけか?小泉だっけか?石破だっけか。

 

こういう自民党では、日本の軍国主義化に歯止めをかける手段として、9条を守らねならないと思います。安保条約も日本軍国主義防止のため必要かも、とまで思います。

(私は、もともと安保条約廃棄論者です)

 

 

「瓶のフタ論」は、正しいのかもしれません。

 

 

軍事力で劣勢のウクライナは、宣伝力・外交力でロシアと対等に戦ってます。「侵略は悪い」という世界の世論を味方にしました。

 

 

軍事力でしか考えられない、宣伝力とか外交力とか道義力とかを考えることのできない自民党はもはや、「良き日本をつくる」政権担当能力をなくしていると思います。

 

この30年、日本のGDPは大して伸びず、一人当たりGDPでは、世界3位(1995年)から世界19位(2019年)まで落ちてます(ドル換算名目GDP)。2021年には、ドル換算・購買力平価一人当たりGDPで、世界の36位です。(1995年の順位を、ドル換算購買力平価で見たいのですが、会員登録しないと見れません。)これは、米英仏独伊のみならず韓国=30位にも抜かれています。

 

しかも国だけでも1000兆円に上る借金(世界ダントツ)をしても、この体たらくです。この経済力の衰えは、少子高齢化が主因と考えますので、自民党の責任ばかりとは言えません。しかし、自民党にはそれに対処する能力が数十年間なかったと言えます。

 

 

つまり自民党は、政治・外交・経済上、「良き日本をつくる」という政権担当能力がない、賞味期限切れの政党です。自民党には、政権維持という自己目的的政権担当能力はあります。でもそれだけではまったくダメなんです。公明党は選挙の時「安定こそ力」と言ってましたが、「安定して長期低落や軍国主義化」では困るんです。

 

かつて民主党政権という政権がありました。3年強しか持ちませんでした。彼等には、政権維持という政権担当能力もありませんでした。内部分裂していきました。まあ、運も悪かったけど。

 

民主党政権自民党政権の本質的違いは、政権維持という政権担当能力の有無です。自民党は政権維持能力に長けてます。そのためには何でもします。かつて真逆の社会党委員長を首相に据えた政権まで作りました。政権維持に恐ろしいほど貪欲です。

 

しかし、政権維持という政権担当能力は、意味的に中立(プラスでもマイナスでもないなのです(よき日本をつくるという事には無関係)。大胆に、清水の舞台から飛び降りるつもりで、野党に政権を任せてみましょう(笑)ちと論理の飛躍(笑)。どうせ自公政権では長期低落傾向・軍国主義化が破局まで続きますので。(これは本当と思ってます。)

 

野党政権は、勿論不安定でしょう。しかし、与野党白熱の論戦は期待できます。その中から良いものが出てくるかもしれません。もう自民党に任せておいては、日本はダメになる一方です。

 

野党には日本のあるべき姿について、しっかりした旗を立ててほしいものです。

議席を増やしてあげるから、「おいしくなーれ」「おいしくなーれ」(NHK朝ドラの呪文)、今じゃまずいどころか、食えないよ。

 

魅力ある旗を立てようね。「おいしくなーれ」

野党は、少なくともかつての自民党が持っていた(今は捨てた)軽武装・経済重視の旗を拾ったらどうでしょう。そのほかは、自民党政策の逆を行きましょう。自民党の政策でダメだったのですから。少子高齢化対策は、北欧流高福祉・高負担でどうでしょう。少しは安心して子供を産むでしょう。その財源は、資産家・高収入者への高負担政策です。この財源で若者への投資、成長への投資を行うのです。高負担が嫌な資産家が海外に行くのは、「去る者は追わず」です。

 

 

野党政権については様々異論があると思います。しかし、自民党に、もはや良き日本をつくる政権担当能力がない(外交力なき重武装・攻撃力重視の安全保障=軍国主義化、膨大な借金を重ねても一人当たりGDP伸ばせず、少子高齢化を防げず)のは、明白と思います。勿論もともと人権軽視の政党なのは言うまでもありません。

 

 

まあ、最低こうは言えるのではないですか。

与野党の勢力拮抗は望ましいと。

あ、野党でも「維新」はダメ。維新は、自民と維新伝心ですので同じ穴の〇〇〇と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿島散歩(2)・新居建築(追記あり)

さて今日の散歩です。

仮住まいの近くのお墓です。倒れているのが多いでしょう。3月の震度6強地震でやられました。相馬の私のお墓も倒れました。修理を頼むと、「昨年(2月の震度6強)の頼まれたのも、まだ終わってないところがある。修理はいつになるかわからない。見積もりは数か月後となる」という返事でした。

 

真野川を渡って桜平山公園に行きます。

桜並木です。

桜平山公園の遠景です。

この桜並木も桜平山も桜のころにはきれいだったでしょう。今年は、ほとんど見ませんでした。

 

何してたのかなあ。そうだ、地震の跡片付けや雨漏り対策だった。そして、バカプーの

侵略のせいだ。2月22日以来20くらいのブログを書いているが、その大半は、バカプーの侵略に触発されたものだ。こら、俺の桜を返せ(笑)

 

やはりねえ、兼好さん、桜は満開に見るのがいいよ。

花は盛りにこそ見るべきものなれ、何をひねくれものが、たわごとほざく(笑)

桜平山を登っていきますと、公園に出ます。入り口に放射能測定器があります。0.105µ㏜/hとやや高いです。

斎藤茂吉の短歌の碑があります。野馬追は、7月下旬に行われます。この10年

震災やコロナで実施できなかったり、縮小したりしています。

万葉植物園の入り口です。万葉集の歌に歌われた「陸奥の真野の茅原」は、この鹿島の事で、それにちなんで、植物園をつくったとあります。

万葉集に歌われた植物を町民の手で植えた公園です。「どこでもふつうにみられる草木であっても、一木一草は千古の昔から自然を彩り、万葉の作品を支えたもの」という説明があります。

 

植物園の中はこんな感じです。

多分、椎です。古典で習った「家にあればけに盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る」(有馬皇子)の歌です。これを椎とすると、葉は小さいのでお皿になるのか疑問を持ちました。

(追記・28日)

何故「椎の葉に盛る」のか、について考えました。

意味は、け(漢字が出ないが、何らかの食器)の代わりに旅の途中なので椎の葉にご飯を盛る、というのですが、椎の葉は小さいです。三つ四つ敷けばお皿にはなりますが食べにくい。罪人だからとてごく少量というのも変です。いやしくも皇子です。

「朴(ほお)の葉に盛る」とか「柏葉(かしわば)に盛る」なら、どちらも大きいので、自然です。なぜ椎の葉か。考えているうちに恐ろしいことに気づきました。椎→弑(しい、殺す)を思いつきました。これは謀反人として護送される旅の歌です。つまりは、自分が処刑されることを暗示した歌ではないかと思ったのです。

以上、新説いや珍説でした。(笑)(追記終わり)

杉です。

カエデの幼木です。(若かへるで)

多分ゆずり葉です。
今はブログを書いていらっしゃらないmiebabaさんがこの公園を見たら喜ぶだろうなと思いました。万葉集の専門家でいらっしゃいました。どうしていらっしゃるか。

さて今日は相馬の新居建築現場に行ってきました。

今日の様子です。

昨日はこうでした。

3日で格好がつきました。クレーンで吊って出来合いの部屋をポンポンおいていきますから早いです。

 

5人で41坪です。狭い家です。ものを片付けることができるか。妻とのバトルが予想されます。池のそばなので耐水害住宅としました。出水の時は、通風孔が自動的に閉まるという方式です。屋根はほぼ全面太陽光パネル(最大13KWH出力)です。高気密高断熱の家で、省エネ・半自給エネ住宅です。蓄電池方式採用。一条工務店です。

 

私ら夫婦の貯蓄と若夫婦の貯蓄+借金で建てます(総額5500万円)同居は、問題もいっぱいあります。別な道もありましたが、これが選んだ道です。うまくやるほかありません。

 

鹿島ともあと数か月でお別れです(長すぎるなあ、飽きた。昨年11月からです)も少し散歩して、鹿島を堪能しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿島散歩(1)

鹿島とは、南相馬市鹿島区のことでして、私が今仮住まいしている町です。

 

早朝散歩に出ました。

 

まず目についたのは、すぐ近くにある漬物工場の看板です。

普段は、まったく目にとめない看板ですが、興味をひかれました。iireiさんのブログ(4

月21日、糞尿を上手に処理してこそ環境問題は解決する)のおかげです。このフローシートの最後は、放流となってます。真野川に流すのでしょうか。そんなことも気になりました。

この漬物工場の「キウリ漬け」は美味しく、かなり売れているのですが、果たして環境汚染してないかどうか、少し心配になりました。

さらに歩いていきますと、こんなものがあります。

薪小屋です。

これは、燃料に使っているのでしょうか。自宅の燃料?まさかね。電気・ガス・灯油という便利な燃料があるので、まさかです。

 

さらに歩いていきますと、真野川の河川敷に出ます。この河川敷を歩くのは、いい気持ちです。そちらこちらで雉のなく声が聞こえます。雉は見えますが写真には遠すぎました。先日は足元からひょっこり出てきたんです。彼、堤防を歩いて100m弱、逃げていきました。どうして飛ばないんだろう。俺をなめてるかな。

 

さて近頃気に入った場所に出ました。

河川敷内の菜の花の道路です。まだ朝早いので人はいません。大震災後植えられたものでしょう。多分。それとも自生したものでしょうか。

 

私の町(相馬市)の宇多川の変遷を考えますと、ここもかつては農耕地だったのかもしれません。宇多川河川敷は、かつて農耕地でした。今は荒地が多くなってます。友人(故人、農業改良普及員)にきいたところ、河川敷というのは、地味(土地の栄養分)が豊かなんだそうです。「エジプトはナイルの賜物」ですかね。

 

かつての田畑は、現在多く荒廃地になっています。農業(第一次産業)と工業・商業・知識産業(第二次第三次産業)の生産性の違いがあるのでしょうけど、農地を荒らしたことは、豊かになったことをしめすのでしょうか。

 

その豊かさも、私には、膨大な借金(国だけでも1000兆円)による見せかけの豊かさのように見えます。

 

ウクライナの農業は戦争の影響を受けてないでしょうか。戦争の情報はあるのですが、農業の情報は聞きません。

 

町中にも戻ってきました。

鹿島駅付近のJR線路に珍しい車両がありました。

自宅に帰ってPCで調べますと、ユニオン建設というのは、JR東日本の会社だそうです。

この車両は保線のために使う車両のようです。真夜中に手早く作業をするための高度な技術を持っているのだそうです。

 

JRすごい!

 

と思ったら、この車両の上部に「Swiss   Made」とありました。

 

日本は大丈夫なのでしょうか。

 

仮住まい家近くに戻ってきました。

 

妻が60年前に通った幼稚園の跡地です。いつまで幼稚園だったんだろう。近頃珍しく、シーソーが残されていました。

 

鹿島区役所付近にこんな看板がありました。

鹿島町は、平成の町村合併で、南相馬市鹿島区となりました。

 

非核平和宣言都市。

 

ネットで見ますと、非核平和宣言都市とは、自治体の議会が、核兵器廃絶を目指して

出す宣言のようです。現在この宣言を出しているのは、1788の自治体のうち、1657市町村、92.9%になるのだそうです。

 

こんなにも多くの自治体が核兵器廃絶を宣言しているのに、日本政府は、核兵器禁止条約に見向きもしないです。おかしいですね。どういうものでしょうね。この較差。この深い溝。この矛盾。

 

 

ウクライナマリウポリの製鉄所の地下には、民間人もいるらしい。プーチンは「ハエ一匹も出すな」と言っている。民間人だけでも脱出できないのか。

 

そのことのみでロシア・ウクライナ政府は合意できないのか。それはすべきだろう。

そのことだけでいい。できるだろう。水食糧の不足も言われている。民間人脱出ぐらい

出来るだろう。

 

 

ウクライナは民間人を盾にしているのか?ロシアは、民間人を人質に取ってウクライナに降伏を迫っているのか。両政府とも民間人を見殺しにするのか。

 

 

このまま民間人を見殺しにしたら、戦争犯罪を裁く法廷での、厳正な処罰をのぞみます。

 

やがて真相は明らかになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鯉のぼりに思う

春風の中を歩いてきました。

 

遠くに鯉のぼりが見えました。風を受けて元気に泳いでいました。近頃はごく珍しい光景です。娘たちが小さかった30年前に比べると鯉のぼりは激減しました。室内で武者人形を飾るようになったと聞きます。室内で、ちいさな鯉のぼりを飾っているとも聞きました。

 

子どもの数の減少もあるのかな。

 

厚労省の出生数統計で見ますと、こんな具合です。

 

1950年(私の生まれた年)230万人→1981年(長女の誕生した年)150万人→2019年(長女の子供=孫の誕生年)86万人

 

これでは、鯉のぼりも減ります。日本の衰退もわかります。

 

ところがねえ、一昨日朝のワイドショウに出ていた榊原英輔さんは、日本の経済成長が低いことに対して、「日本は、成熟国家となっているので低いのは当然、将来とも経的に日本は問題ない」と言ってました。

 

玉川徹氏が、一人当たりGDPについて、「2000年ころに比べて現在、(同じ成熟国家の)英仏独のGDPが1.5倍になったのに、日本はほどんど伸びていない、大丈夫ですかね」と問いました。対して、榊原氏、「大丈夫です。日本は、豊かな国ですよ」

玉川徹氏が「北欧も伸びてますよ」に対して、榊原氏「北欧は特殊な事情があります」

 

榊原氏が何を根拠に日本は豊かな国、将来も大丈夫と言うのは、分かりませんが、

1995年には一人当たりGDPが世界3位だったのに、2019年には、世界19位に落ちている(世界経済のネタ帳)のを見ると、榊原氏、大丈夫かと言いたくなります。

 

榊原氏は、まともに日本を見ようとしてないんじゃないかと疑ってしまいます。

 

まともに見ようとしないのは、自民党もそうかな、と思います。

 

ロシアの侵略という危機を使って、今後5年で防衛費をGDPの2%にしたいと言っています。

 

今現在の日本の防衛費は、世界9位・500億米ドルです。ロシアは世界4位・600億米ドルです。あんなに広い国でですよ。ロシアに遜色ないです。

 

日本の軍事力を見ますと、世界5位から10位です。分析の仕方で違うようですけど。

 

日本は、立派な軍事大国です。

 

ウクライナ戦争を見ますと、軍事力のみならず、知恵(情報・宣伝・戦略等)が大事なことが分かります。

 

すぐ、お金欲しいというのは、自民党に知恵がない証拠です。

 

あそうか、知恵があるはずありませんよね、この30年、日本を衰退させてきた張本人ですからね。

 

日本が超大国なのは、国の借金面です。世界ダントツ一位です。GDPの2.5倍、2位のイタリアの1.5倍を大きく引き離して独走!

 

 

こんな借金があって、成長しない国で、しかも世界有数の軍事大国です。これ以上軍事費は不要でしょう。

 

 

そうか、自民党の皆さんも有名大学出て政治で飯食っているんだから、こんなこと分かり切って言っているんですね。この際だから、軍事費をがっぽり手に入れよう、ですね。

 

国民こそ、しっかり見ないといけませんね。

 

 

選挙で自民党に入れてはいけません。馬鹿な野党も数が増えれば、少しは賢くなるでしょう(笑)

 

野党には、政権を任せられない心配がある?

 

 

心配いりませんて。今度の参院選の結果、自公が大敗しても、自公政権は続きます。

軍事費は、5年で2倍弱増えます。

 

 

あーあ、無駄金だな。代わりに借金増(後世代負担増)と社会保障費・教育費・経済成長支援費が減るのかな。

 

 

ますます衰退ですね。

 

 

おっと、日本の場合、軍事費と言ってはいけなかったのですね。防衛費と言わないと。

 

ねえ、こういうのって、もうやめた方がいいと思いませんか。

 

日本が攻められた場合、米軍と自衛隊が協力して戦うという事は、60年前から決まってます。(1960年安保条約)戦うんですから軍事費ですよ。

 

軍事費を防衛費と言い替えたって同じですよ。本質は変わりません。

 

昨日のニュースで変なことを言ってましたね。自民党は、今欲しがっている「敵基地攻撃能力」を「反撃力」と呼ぶことにしたんだそうです。

 

反撃力と言い換えても欲しいものは同じでしょう。敵基地を攻撃する能力が欲しいんでしょう。敵政治中枢を攻撃する能力が欲しいんでしょう。(無理だし無駄、隠されればおしまい)

 

本質は変わりません。ごまかしは止しましょう。

 

 

気分転換に「そよ風に乗って」を聞こう。私が若かったころ。日本が元気だったころの歌です。多分、パリです。マクロンが勝つといいな。


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核共有?馬鹿言うな

今日4月19日、南相馬市原町区のスタンデイングに行ってきました。

原町区では、毎月9の付く日に行われます。相馬では毎週月曜日に実施されます。

私を含めて5名の参加でした。風が冷たい日でした。一番右の男性のプラカードは、

 NO  WAR     IN     UKRAINA  とあります。

彼との話の一部を紹介します。

私「なんか少ないですね」

彼「うん、病気の人が多くて」「若い人でも参加してくれるといいんだけど」

私「ウクライナ困りました」

彼「この戦争で、安倍とか維新とか憲法改正しろ、とか軍拡しろとか言っている」

私「中国と軍拡競争して勝てるわけがない。まだGDP4%も成長する国だから」

彼「んだでば(そうですね)、日本なんて原発やらっちゃら、おしまいだ」

私「しかも、エネルギー、食糧なんて自給率ねーべ。戦争出来っこね。」

彼「そんでも、やられるのに備えないと、無防備はダメ、なんていう人が多い」

私「日本は、ロシアと同じくらい軍事費使っている。」

彼「いや、維新や安倍は、核兵器で備えよと言いたいんだろう」

 

通りかかる車は、結構興味深そうに見ていきます。興味があるのは大いにいいんですが、彼が言う通り、「ロシア怖い、中国怖い、よーし軍事力を強化すべきだ」と国民がならないといいんですが。

 

私の新作プラカードはこれ。

日本初の軍事アナリストと言う小川和久氏は言います(拙ブログ3月23日)彼は「日米同盟強化こそ日本の安全保障に最適」という考えの人です。

「核共有というのは、小型の戦術核のことで、核抑止力(攻撃されない力)につながる戦略核は、米国が共有を認めない。核を持つためにはNPT(核拡散防止条約)から脱退しなければならない。安保条約も破棄しないと持てない。さらに核兵器を守るための通常兵器も大量に必要となる。」

 

日本国内で共有という形でも、核を保有するなんて議論が政治有力者から出るなんて、

想像もできませんでした。

 

かつては核兵器なんてもってのほかという共通認識が国民にも政治家にもありました。

それが、60年も過ぎますと、風化してしまいます。忘れちゃいけないことなのに。

 

このことは、拙ブログ「原爆を許すまじ―長崎にて」という紀行文で取り上げたことがあります。(2016年12月23日)

 

1954年(昭和29年)第五福竜丸事件(米国の水爆実験でマグロ漁船が被爆して死者も出た事件)が起こった時、東京都杉並区の主婦から始まった原水爆禁止運動は、瞬く間に広がり、反原水爆の署名活動は、約半年後には3259万の署名を集めました。(WIKI

 

 

 

私はこのことについて、相馬市9条の会ニュース(第76号)の今年の1月号で取り上げました。

2022年現在でも、長崎では平和公園で毎日、原爆投下の11時2分「原爆を許すまじ」の歌を流しているそうです。(電話で確認)


www.youtube.com

私の昔の紀行文のコメントに、canngael さんが、「この歌の最後は「三度ゆるまじ原爆世界の上に」とあります」、と指摘してくださったことを覚えています。

ロシアが、ウクライナに戦術核を使うかもなんて言われている現在、ほんと「原爆を許すまじ」と心から祈ります。