2013-01-01から1年間の記事一覧

今年最後の夜勤が終わった。ブログ友達の皆様ありがとうございました。

今年最後の夜勤が終わりました。大したつらい仕事じゃないんですが、それでも安心しました。テレビでは、安部首相の靖国参拝に対する世界各国の反応がありました。安部さんの行為には否定的な意見でした。孤立の恐怖を感じました。世界の反発は当たり前です…

安倍首相の靖国参拝に反対する、政府は、全国自治体に基地受け入れの募集をすべきであった

夜勤から帰ってきた12月26日、大きな出来事を二つ聞きました。 一つは、安部首相の靖国神社参拝です。首相等の靖国神社参拝がなぜ悪いかについては、拙ブログ10月18日に私の考えを述べていますので述べません。批判的な各政党のコメントですが、社民党・共産…

年末の散歩

昨晩の散歩で見た空は、星星がくっきりと見え翌日の寒さを予想させるものでした。今朝は、やはり寒い朝で霜が降りていました。その割には池の氷は少ない。裏の畑に行きますと、水菜もホウレンソウもチンゲン菜も霜をかぶって縮こまっています。お日様の光は…

近頃読んだ「色彩のない多田つくる・・・」と「千鳥舞う」を読んだ感想

図書館に行ったら今年話題になった「色彩のない・・・」があったので読んだ。まあ面白く読んだという程度かな。村上春樹は、読ませるのがうまいんだと思う。最後まで一気に読んだ。しかし、読後に印象は残らない小説だった。高校生の頃のぴったりした仲間が…

現政権は、わざと安保状況を厳しくしているーグレーゾーンー

グレーゾーンとは、辞書によりますと白黒がつかない、どちらとも言えない状態という意味です。12月17日閣議決定された防衛大綱では、日本をめぐる安保状況を平時でも有事でもないグレーゾーンが多いと言っています。有事とは、戦争のことです。(有事と…

秘密法は廃止すべきー長谷部さんへの反論ー

12月20日、朝日新聞オピニョンに長谷部東大教授の意見が掲載されていました。全体の趣旨は、2つありまして、A「特定秘密保護法(以下秘密法と略す)は必要」とB「同法のもと情報が出る仕組みを作れ」ということです。私は、秘密法は不必要かつ民主主義を…

逃げる若者と迫る国家

安部内閣は、12月17日国家安全保障戦略(NSS)と防衛大綱・中期防衛力整備計画を閣議決定した。NSSの「Ⅲ国家安全保障上の課題」の最後の「6国家安全保障を支える国内基盤の強化と内外における理解の促進」の(3)社会基盤の強化にこうある。>国民一…

賛成派も反対派も読んだ方がいい「原発ホワイトアウト」(2)

(続き) 10章 謎の新聞記事 新崎県伊豆田知事が原子力ムラの策謀に落ち、汚職を追及されるという内容。もちろん福島県知事佐藤栄作の「汚職事件」をモデルにしている。→佐藤栄作の汚職事件について原子力ムラの罠に落ちたのか汚職があったのか私はわから…

「国の芯」と憲法前文

井上ひさしの戯曲「兄おとうと」の中に「国はなにを芯にして一つになるのか」という議論が出てきます。吉野作造は、日本民族説や言葉説やこめの文化説や歴史説、これらを事実に基づいて否定し、最後に、こう言います。 「ここでともに生活しようという意思だ…

人間としての部分でのつながり

この言葉を、12月8日福島県9条の会の憲法学者樋口陽一氏の講演会で知りました。(拙ブログ12月8日)この言葉は、井上ひさしの言葉です。 1986年仙台市東北電力ホールで、原発を推進している東北電力社員を前に、「原発はやらせ。電力は足りている」と、反原…

賛成派も反対派も読んだ方がいい「原発ホワイトアウト」(1)

①若杉冽「原発ホワイトアウト」を読んだ。福島第一原発事故後の原子力ムラの復権を描いている。最後は、テロによって 再稼働した原発がメルトダウンする話で終わる。②小説なのでありそうなウソである。しかし原子力ムラの、官僚・議員・電力会社等が自分たち…

枯れ葉・鮭の死

夜勤から帰って、ブログに2つコメントして、散歩に出た。里山の道を登ってゆく。道端の枯れ葉が10センチは積っている。以前は、軽トラで来て枯れ葉を集めてた。堆肥づくりだ。今は誰もいない。高齢化と放射能のせいだ。枯れ葉にも社会の動きが反映している…

特定秘密保護法が成立した日に(3)

特定秘密法が成立しそうな夜勤の数夜に藤沢周平「海鳴り」を読んだ。藤沢作品は多く読んでいるがこの小説は読んでなかった。簡単なごく簡単なあらすじ紹介で「崩壊する平穏」見たいなのがあったので、かわいそうなのはいやだなと思って読んでなかったのであ…

特定秘密法保護法が成立した日に(2)

福島県9条の会講演会にいって来ました。中心的行事は、元・前町長3名のリレートークと憲法学者樋口陽一氏の講演でした。その要旨を簡単にまとめます。①元霊山町長の話○「国民の利益にならないもの」を「国益」と言っている。○原発関係を隠すのが、「特定秘…

特定秘密保護法が成立した日に(1)

思いついたことを箇条書きに(1)反省点①反対の声を上げるのが遅かった②多くの人に反対の声に共感してもらう言葉を持たなかった。分かりやすいスローガンがなく、生活にかかわる説明が不足していた。③国会議員への圧力に迫力が欠けていた。次の選挙で落選す…

特定秘密保護法が通りそうな前夜・前前夜に

覚えておこうよ、われらの馬鹿さを。景気のために自公を選んだ我らの馬鹿さを。こんな法律出されることを読めなかった我らの馬鹿さを。有効に反撃出来なかった我らの無策を。知識人もマスコミ人も芸術家たちも、覚えておこうよ。遅い反応じゃ、権力に負ける…

「顔に降りかかる雨」を読んで

桐野夏生の「顔に降りかかる雨」を面白く読んだ。最後のどんでん返しに意表を突かれた。なるほど言われてみれば、伏線が張ってあって矛盾はなかったと思う。ところで、桐野夏生という人が女であるとこの本の写真で初めて知りました。

読後感 「ひとたまりもない日本」 「政治無知が日本を滅ぼす」

備忘のために。(1)藤巻健史「ひとたまりもない日本」 基本的経済知識不足のため、内容の80%は分かっていない。そして三日前に読んだものなので良く覚えてもいいない。○多分言っている(と俺が思った)こと ア)日銀を使ったお金をバンバン出回らせる政…

な、な、なんということだ。

あまりのびっくりさに、昨晩書いたものが消えていた。それは、ネットのニュースで知った石破氏のブログのことである。なんと、デモで絶叫するのは、テロと本質が変わらないという発言である。さすがに、今日はマスコミでもおおきく取り上げられていた。石破…

森担当大臣を罷免せよ

森特定秘密保護法担当大臣は、わが福島県出身の法曹資格を持つ国会議員である。森大臣は、法律用語の意味を知らないか、誤魔化している。 その用語とは、「または」である。 特定秘密保護法4党修正案第12条の三の2の一にテロリズムを定義してこういう。 …

「絶望の国の幸福な若者たち」を読んだ感想(古市憲寿著)

①随筆を読んでいるような感じがした。いや、知識と知性がある若者のおしゃべりを聴いているような感じを受けた。「だけど・・・」、「だって、・・・」という話し言葉が結構入っているのがその理由かな。 ②ユーモアというか、諧謔というか、ところどころにあ…

僕の「内なる天皇制」 「にんげん蚤の市」

朝日新聞11月27日に森達也氏の「内なる天皇制」というインタビュー記事が載っていた。若者(森氏が教えている明治大学生)に、天皇が権威として生きているという指摘があった。そして左派にも依存感情が生まれているのではといい、自分にもその心性があると…

「解釈変更による集団的自衛権行使容認」を批判する(1)

(1)「安保状況の激化」は、ためにする議論である。集団的自衛権を行使する背景を、「東アジア安全保障が厳しい状況になった」としているが、これは、集団的自衛権を行使したいがための議論である。「厳しい状況になった」のではなく、日本政府も自ら「東…

鮭の死

今年わが町では、鮭が大量に登ってきました。いや、例年通りの数が登ってきたのでしょうが、下流で梁をかけなかったので数多く登ってきたのです。梁をかけなかったのは、原発事故のせいです。放射能汚染が心配され、風評被害が心配され、鮭をとらなかったの…

埴生の宿・「火垂るの墓」・「二十四の瞳」

夜勤の昨晩、テレビでアニメ映画「火垂の墓」を見ました。20年前、子どもたちと一緒に見ていて、泣けてきて恥ずかしくて席を立ったのが、この挿入歌「埴生の宿」の場面です。 昨晩も涙が出てきました。節子の愛らしさと戦争の過酷さ。 同じ「埴生の宿」が…

とうとう出た!原発付近国有化ー中間貯蔵施設用地に

地元誌「福島民報」のトップニュースは、 事故を起こした福島第一原発の大熊町・双葉町の多くを国有地に買い上げ、中間貯蔵施設を設置するという政府の意向であった。とうとう出たか、というのが俺の感想だ。そして、心がざわついた。不条理という言葉が頭に…

熊谷龍也「調律師」を読んで。

第一に思ったのは、熊谷の豊かな才能についてであった。熊谷は、思いつくだけでマタギもの、動物もの、仙台もの、戦争もの、教師もの、開拓もの、青春ものなど多くのレパートリーがあるが、これは、調律師の話である。あたりまえであるが、良く勉強したと思…

開沼博「フクシマ論」を読んで

この二日をかけて「フクシマ論」を読みました。自分なりのまとめと感想は以下の通りです。①同書は、2011年1月に東大に出された修士論文を中心とする著書であり、原発事故以前の「原子力ムラ」のレポート及び考察としてきわめて価値が高い。 ②「原子力ムラ」…

 「里の秋」に思う

今散歩から帰ってきました。夜の散歩は、町の周囲を歩きます。街灯を頼りに歩くのですが、街灯がだいぶ離れている暗がりがあります。しかし、今晩は満月です。明るくて散歩に困ることはありません。「明るい明るい星の空、なきなき、夜鴨のわたる夜は、・・…

アベノミクスの宴のあと

高い空に誘われて散歩に行ってきました。晩秋の清澄な空気の中です。2,3日前の寒さはどこかへ行って、日差しが暖かい。久しぶりの里山歩き・冬のコースです。1時間半くらいでしょうか。結構高いところまで登ります。海がみえます。ヘビがいやなので、こ…