2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

酸っぱく甘く苦い愛などー志水辰夫の短編「いまひとたびの」ー

志水辰夫の短編小説集「いまひとたびの」を読んだ。 昨年「行きずりの街」「背いて故郷」という長編小説を読んで面白かった作者の短編集である。いいなあ。実にいい。9編のうち、1編を除いて全ていい。以下ネタばれ。(1)酸っぱく甘く苦い愛 「忘れ水の…

参院選の争点は、国民的いじめを継続するか止めるかです

いじめは誰も悪いと知っています。しかし、日本国民は、ずっとずっとずっと、いじめがあるのに、それを見て見ぬふりをしています。勿論、それは、沖縄のことです。いじめているのは、日本政府です。見て見ぬふりをしているのは、日本国民です。米軍基地が、…

参院選の争点は、安倍政治です。

参院選が半年後あります。 野党が政策上の対抗策をなかなか出せません。選挙対策でも小選挙区制でどう対抗するか 、道筋が見えません。野党第一党の民主党は右往左往です。となれば、世論調査でも明らかなように、野党への期待はしぼむばかりです。野党批判…

参院選争点は「憲法改正」です

安倍首相は、先日のNHKの番組で、参院選で「憲法改正」を訴えると言いました。その後、公明党代表、谷垣自民党幹事長、高村自民党副総裁、二階自民党総務会長 が、参院選の「憲法改正」を争点にすることに否定的見解を言っています。「憲法改正」を争点に…

護憲勢力は「責任感が弱い」

1月11日朝日新聞1面を見てびっくりした。改憲勢力「3分の2に」という記事のリード文に 「安倍首相は、NHKの報道番組で、夏の参院選について『自公だけではなく、改憲を考えている責任感の強い人たちと、3分の2を構成していきたいと』と述べた。」とあ…

今年もいい年になりそうだ

昨日でようやく、帚木蓬生の「閉鎖病棟」を読了しました。私の不得意な、多くの主人公がある小説で、誰が誰だったか分からなくなり、読むのに時間がかりました。 しかしいい小説でした。精神病を病んでいる人たちが主人公です。読んだ感想の第一は、精神病入…

樹木希林のオフィーリア・死

いやーびっくりした。今朝の新聞の巨大な広告にである。樹木希林がオフィーリアになって小川に浮かんでいるのである。コメントに「死ぬときぐらい好きにさせてよ」とある。シェークスピアの「ハムレット」も、ミレーの「オフィーリア」の絵も、名前を知って…

年末から年始にかけて思ったこと

酒を飲める幸せ 僕が酒を飲めるのは、今、生活に余裕があるから、健康だからなのだと思う。僕の生活の余裕は40年弱真面目に働いて、無駄遣いをしなかったからである、それは自分の努力の結果だとは思う。しかし、運もある。健康であったから働けたのである…

「政治なんぞ分からぬ」という人は、与野党拮抗状態になるよう投票すべき

新年恒例の主要中央紙社説の読み比べをしよう。 (1)読売新聞 (まとめ) パリ無差別テロ、ロシアによるクリミヤ併合、中国の南シナ海進出等、自由・平等・法の支配等価値観が揺らぎ、世界は分断へ向かっているようだ。そんな中今年サミットを主催する日本の…