2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

流灯会ーさよならばあちゃんー

本日は、八月三十一日。お盆の月の終わりの日。新盆を迎えた家族が、お盆で帰って来ていた親しい故人を送る日である。ご詠歌をバックコーラスに市内の菩提寺のお坊さんたちが勢ぞろいで入場した。 読経のあと、お坊さんたちから流し灯ろうをもらって川へ。暗…

凛とした生き方 乙川優三郎「生きる」

家老に殉死を止められて、藩内・家族からも白い目で見られ、ほとんど全てを失っても、 生き続けた男の話。主人公が失ったものは、藩内の信頼・友人、娘の夫(殉死)、娘の信頼、その上息子まで殉死で失った。主人公はもともと殉死したいと思っていたのである…

へえーとびっくり「逆説 エコの常識」

びっくりというか、自分がものを考えなく、マスコミなどを鵜呑みにしていたことをしっかり認識させられた。著者は武田邦彦氏。一番なるほどとおもったのは、地球温暖化で南極・北極の氷が解けてツバルなど海抜の低い島が海没するというウソ。確かに南極の平…

内田樹氏の「いじめ自殺について」への疑問

今日新潮45の5月号で内田樹の「諸悪の根源」と言う評論文を読んだ。 俺の脳みそが悪いせいで、良くわからないことが多かったが、いじめについての彼の意見には異見がある。 全体的論旨は、ある集団が何らかの困難に出会った時、その困難の「諸悪の根源」を…

「老猫」と「木下闇」

久しぶりに荻原浩作品を読んだ。短編集である。「押入れのちよ」と言う短編集である。この中で一番おもしろかったのが、「老猫」であった。 おじから遺産としてもらった古い家に老いた雌猫が居ついていた。新しい環境に主人公家族がなじんでいくが、実はこの…

「自転車がなかった」原作と映画とドラマ・・「二十四の瞳」

本日夏休み最後の日。明日から仕事。また木下映画の「二十四の瞳」を見た。泣けてきた。いったい何回見たろうか。そこで突然原作を読んでみようと思い立ち、図書館で借りてきて読んでみた。 びっくりしたのは、原作には、最後の場面に自転車が登場しないこと…

「風立ちぬ」で腹立ちぬ

上の題は、大げさに言ったものです。 腹が立つほどではありませんが、つまらない映画と思いました。珍しく妻と同意見でした。今日話題の宮崎駿の「風立ちぬ」を妻と二人で見てきました。ゼロ戦の設計者堀越二郎が主人公でした。若き日の堀越に、堀辰夫の小説…

軍事抑止力の限界と日本の安全保障

自民党幹事長の石破さんは、昨晩(7月24日)のNHKの討論番組で、「憲法解釈を集団的自衛権行使可能に変える。その方法は、「安保基本法」という法律でしたい」といった。 法律で行うというのは、勝手に政府解釈変更でやるよりは良い。たとえば「日本政…

デイオバン戦記

例の降圧剤デイオバンを10年以上飲んでいた。問題が露見したころから気にしていたが、7月末のNHK特集で決心した。俺は、あんないい加減なと言うか、ずるい会社の薬は飲まないぞと。製薬会社がデータねつ造で売った薬なんぞ飲まないぞと。8月1日、主治医…

七夕まつり

妻と二人で田町の七夕を見に行った。 いつも思うことだが、さびしい祭りであった。大きな七夕飾りが通りの半分しかない。 片側6、7本ぐらいかなあ。その間に子どもたちの七夕飾りがあった。子どもたちの願いはいつ見ても面白いなあ。 忘れちまったが、「○○…

松下奈緒の二十四の瞳

俺の一番数多く見た映画「二十四の瞳」のテレビドラマを見た。松下奈緒主演。どうも、木下恵介の「二十四」を見すぎたので、ここが違うとか、ここでこうだったな、木下映画ではなんて見て、どうも集中しなかったな。 大きく違うところは、松下の大石先生は、…