2012-01-01から1年間の記事一覧

母の死

母は8月22日午前5時36分逝去した。食べなくなって37日目である。2日前から血の流れの滞りが見られた。3、4日前から、たんが多く出始めていた。それで横向きにしかできなくなった。 8月22日午前1時頃、喉に痰が詰まる状況が起き、訪問看護センターに連絡。…

領土問題におもう

今日本をめぐる領土問題が噴出している。その原因とその対策について考える。 (1)原因 評論家や野党は、首相が毎年変わる政権の不安定さや民主党政権の外交の拙劣さを言うが、それが根本原因ではない。自民党長期政権時代に、韓国による竹島 の、ソ連・ロ…

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イヨンヒ「天武と持統」

記紀万葉の難読歌は、古代朝鮮語で書かれているという仮説で読み解いた本。古代朝鮮語で読むと歴史の秘密がわかるというのだ。 この本では、天武が朝鮮の軍人で、子どもに殺されるということになる。持統天皇と文武天皇は、恋人同士ということになっている。…

用心棒日月抄

この小説は、藤沢周平の傑作であると思う。傑作と言っても娯楽という面でである。藤沢周平には、シリアスな短編が数多くある。それは本当に人生の重みを表現していて鋭い。しかしこれらは、読んでなるほどと納得させられるものの、重たいものである。気合を…

涼しい風が吹く

8月9日夏の真っ最中というのに涼しい風が吹く。 三日前の8月6日から暑さはどこかへ雲隠れ。昨日は、結構激しい雨が降り湿度も高かった。今日は、気温26度で湿度も58%と快適な空気である。 午前中2回、裏の畑の農作業をした。3年ぶりに備中鍬(4本…

母は食べなくなって22日だ

母は、まともに食べなくなってもはや22日になる。まったく食べなくなってからは、12日になる。一日500㏄の点滴でのみ命を維持している。薬ももちろん飲んでいないので、心不全を抑えることができない。そのためだろうか、このところ100近い脈拍数を示すこと…

「忘却の河」再読

40年弱ぶりに再読した。久しぶりに文学を読んだ感じがした。感想を述べる。20代の中ごろ読んだ感想がこの本には書いてある。貴重なものだ。それと今現在の感想をくらべてみるのも面白いと思うから。(1)この本は、愛の本だ。(あ)親子の愛。 娘二人は、…

7・31 もう食べないのか

今午前11時30分。 今日は朝から何回食べさせようとしたろうか。起きてニコニコ。朝5時40分には、お早うと言ったら、お早うと言おうと口を動かした。今日は起きてる日だ。4日ぶりのチャンスだ。そう思って、ベッドを起こすと眠るということを繰り返した…

近頃読んだ本(夏樹・和久・宮沢)

一応備忘録のつもりで、近時初めて読んだ本の印象を書いておく。 まずは、夏樹静子の「Мの悲劇」。まあ面白かった。夏樹静子を読んだのは、初めてではないか。特に日記の特性ー他人に見られることにより、他人に影響を与えるという機能ーを使ったストーリー…

7・30 今日も目覚めない

今正午過ぎ。母は今日も目覚めない。朝6時過ぎは、目をあいていたがうつろで反応なし。8時過ぎには、どうやら覚醒した様子。目に力あり、ニコニコ。ただし、おはように対して、何も言わず。ちょっと前には、お早うと返したり、言おうとしたりしたのになあ…

とうとう食べなくなったのか。

母はこれで何日食べてないのだろうか。昨日何回挑戦したか、はっきりしない。起きてると思ってギャチアップすると寝てしまう。正面を向けると寝てしまう。先おとといの夜11時、水を飲ませたのが最後か。その時、スプーンを口に当てると口を伸ばして飲んだ。…

友情と愛と幽霊と青春と京都ー活動写真の女

浅田次郎の青春もの。何といっても俺と同じ時代の青春故=浅田次郎も同じ=面白い。 昭和44年京都大学に入学した人が主人公=語り手だ。おれもその同じ年東北大学に入学した。学生運動が激化し、東京大学が入試中止をした年である。東大入試があれば、主人…

いじめの構造について

いじめをする側の心理について考えてみよう。 いじめは、他人の何らかの抵抗を抑えて自分の意思に従わせる喜び=支配欲の充足を求めることから起きると思う。人間に支配欲は必ずあるものだろうか。 そうは言えないと思う。出世をして上に立つというのは、支…

7.18

今朝もまた母は起きない。このまま起きないのだろうか。妻の話だと、朝ニコニコしていたので、娘を起こして食事をしようかというところに、おれが畑から帰ってきたのだそうだ。しかし、真正面に向きを変えるとまた寝てしまった。9時看護師の高橋さんが来訪…

いじめについて

大津でいじめによる(と言われている)自殺があり、大きな問題となっている。これについて、この事件を防げなかった担任・学校・教育委員会・警察・加害側保護者の対応が問題となっている。 確かに対応がまずかったのは間違いがない。その根本にあるのは、責…

7.17

今日は、朝から眠ってばかりだ。昨日久しぶりに300㏄とすべての薬を飲んだが、今日は今のところ、9時からのウイダインゼリーの一口とポカリの2さじのみ。しかも途中でねむりはじめたので、あわてて口腔用テイシュで口の中から出した。その時の顔。クシャク…

映画「二十四の瞳」・・一番見た映画

寅さんの映画について書いていて、ふと書きたくなったので、書く。映画「二十四の瞳」は、おれが一番多く見た映画だ。もちろんビデオに撮って見ている。最初から最後まで通してというのは、3回くらいしかないが。ある場面ということでは、あるいは途中から…

ジャガイモ豊作・玉ねぎ不作

いやーことしの玉ねぎは不作だね。何せ約半分がピンポン玉に毛の生えたくらいの大きさだもの。去年より株数を多くしたのに採れた量は、約3分の1だ。玉ねぎの不作の原因はなにかなあ。考えられることを列挙すると、(1)肥料が足りない (2)日当たりが悪…

浅見光彦が一番愛した女性ー平家伝説殺人事件

内田康夫の推理小説の主人公浅見光彦が一番愛したのは、「平家伝説・・・」の佐和でしょうね。浅見が積極的に好きという気持ちを表したのは、おれの知る限り、佐和に対してだけだ。キスをしたのも彼女だけと思う。ただし、すべてを読んだわけではないので確…

甘い甘い幸せな恋愛=「若き日の思い出」

武者小路実篤の「若き日の思い出」を約40年ぶりに読みました。20代前半何かで落ち込んでいた時、元気づけられた一書です。若かったあの頃、話がうますぎる、そんなことあるはずないと思いながら、それでも癒された小説でした。 40年後の今日読んでみて…

柴又より愛をこめてー日常と非日常

(2)柴又より愛をこめて 燃えるような恋愛と日常生活の結婚というテーマなのだろうね。この映画の主題は。 栗原小巻が演ずる島の先生が「情熱の恋愛がなくて結婚していいのか」と悩みを寅に 告白する。タコ社長の娘あけみが日常の結婚生活の平凡さに飽いて…

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初登場

娘に勧められてブログの世界に登場しました。60代の男性です。使い方がわからないので なかなか書けないかもしれません。よろしく。

二つの恋の決着ートラ・リリーと満男・泉

(1)最後の巻 山田監督は、これが最後の「男はつらいよ」となると思って作っていたと私は, 想像します。というは、長い長い寅とリリーの恋愛に一応の決着をつけていると思うから。 また、長い満男と泉の恋愛にも決着をつけていると思うから。 しかし、泉が…